20031206
番外編

今時の女子高生


地下鉄通勤に切り替えてもうすぐ3年。
世事に疎く周りの事に無関心なのか、一年ほど前になってやっと気付いた事。それは綺麗な女子高生がやたら多くなった事。
そしてその後判った事。・・・なんだ、みんな化粧しているのか!
職場の若い女子社員いわく、「今の高校生のお母さんたちの若い頃はバブルのピーク時で、本人も着飾る事に慣れてたし、その子供も幼い頃から着飾っていたそうですよ。お化粧も小学生頃からごくあたりまえにしているみたいですよ!」

??? 石器時代の脳ミソでは納得できないジェネレーション・ギャップ。
周りに化粧する人種がいないせいか凄く違和感を感じる。
最も近くにいる【かみさん】も滅多にしないし。というか化粧のしかたを知らないので苦手のようだ。
【かみさん】は高校の頃から家計を預かり、家計費を使い込んで山行費用を捻出していたので、自分を綺麗に見せるなんて事には全く興味がなかったようだ。
結婚式の時【かみさん】の化粧姿を初めて見たが、あまりに美人すぎて誰だか判らなかった。でもそれが最初で最後だったが。
綺麗なのも良いが、日焼けの中に真っ白な歯が覗く、こぼれるような明るい笑顔の方が私は好きだ。
冬場の入山中などビタミン不足のせいか、よく唇が割れボロボロと鱗状に剥れてくる。そんな事気にも留めず山を見つめていた、きらきら輝く瞳が好きだ。

僕の趣味は別にして、冷静に考えてみると綺麗になる事は悪い事ではない。
自分自身の商品価値を高めるため日々努力しているのだろう。
勉学に励み自分の強みを伸ばすのが他人との差別化を計る方法であるように、容姿に磨きをかけそれに特化するのもひとつの差別化の方法だろう。
テスト時期になるとバーのホステスまがいの【おねえさん】達もみんな電車の中で勉強をしています。学校卒業も商品価値を高める為のひとつのアイテムなのでしょう。
頑張れ! おねえさんたち。
何の目的も持たず、だらだら無駄に生きてきた僕なんかより余程しっかりしている。(と思う)
人前で化粧する事を誹謗中傷するオバタリアンなんかに負けるな!
「自分の価値観を他人に押し付けるな!」と言ってやれ。
電車の中の化粧より中年オヤジのガムの方がよほど気になる。クッチャクッチャと耳障りだ。
と言いながら最近私も電車の中でキシリトールガムを噛み始めました。
歯茎が弱っているのはトレーニングが足りないからではないか?と思い、かと言って仕事中に噛む訳にはいかず、しかたが無いので通勤時に。
周りを気遣いながらコソコソと噛んでいます。【おねえさん】達のように堂々とできないのはこの世代の卑屈さゆえでしょうか。


2003年12月06日16時25分00秒



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