昨日冬季競技のリスクフルさについて書いたばかりなのに、早速その恐ろしさが衆目を集める事になってしまった。
スルツカヤ、コーエンともにまさかの転倒である。そして勝利の女神は荒川静香さんに微笑んだ。
本番で脆さを露呈するのは日本選手の特許か?と思っていたが、たいしたものである。下手に考えるより無我の境地で向かえば身体は練習通りに動いてくれる。
若干24歳でこの落ち着きぶり。本当にたいしたものである。
そして国内での選手選考会では封印していたイナバウアーを本番では披露。選考会向けプログラムと本大会向けプログラムを使い分けるところもたいした戦略家である。こういった演技系種目では観客を魅了するエンターティナーとしてのサービス精神がやはり重要である。審査員も結局は観客の一人なのだ。新基準の採点方法に捕らわれ過ぎの選考会には、それ向けプログラムで出場権を勝ち取ったのも、国内審査員達の限界を知り尽くしていた結果なのだろう。 ほんとうにたいしたものだ。
そして本番では全世界の観客に楽しんでもらう事を目的とした演技である。
これがこの競技本来の姿なのだろう。観客への心遣いと計算し尽くされた戦略。根性論なぞを振りかざすバカ者共にはこんな快挙なぞ望むべくもない。(あっ、これ他の選手の事じゃあないですから。昨日書いた某都知事の根性論を言ってるだけです。)
勝利の女神に微笑まれなかった選手達も素晴らしい。4年間この日の為に切磋琢磨してきた人達である。悔いは残るに決まっている。また4年後を狙える人もいるが諦めるしかない人もいる。そんな人達にどうして「根性が足りない。」なんて言えるのか。きっと人を思いやる事のできない哀れな人間なんだろう。そんな欠陥人間に都知事を任せておいて良いのですか?どう思われます都民のみなさん。
また脱線しちゃった。
メダルを手にした人も届かなかった人もみんな素晴らしかったですよ。輝いてましたよ。
悔いが残っても残らなくっても一生で一番の思い出ができたのですよ。これからも自信をもって生きてください。
気懸かりなのは荒川選手。腐ったマスコミ連中に汚されなきゃ良いが…。多英ちゃんのようにバッシングに合う事は無いかな?
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