最近あるTV番組にはまっている。
火曜日のたぶん10時からの1時間番組だと思う。たまたま眠る前にTVをつけたところ、つい引き込まれてしまった。
高校女子ボート部の創設とそれからの活動を題材にした番組ですが、若者のひたむきさとその情熱が中年オヤジの小さな胸をキュンとさせてくれる。
何事も諦めるしか選択肢の無かった身としては、羨ましくもありつい応援したくなる。
いや、本当に諦めるしか無かったのか? 本当はそれを理由にして逃げていたのではないか? と、自身の青春時代を振り返らせてくれる。…たぶん逃げていたのだろう。「あの葡萄はまだ酸っぱい。」と自分に言い聞かせている内、それが習性になってしまったのだろう。
一所懸命何かにうちこんでいる姿は美しい。つい家の子の中学時代を思い出してしまう。
転倒で旗門不通過、ガチガチに絞めていてもビンディングが外れ、板を抱えて必死に旗門まで駆け上がる。悔しさに唇を噛締め、今にも泣きそうな形相である。コーチから何があっても完走しろと言われていたのだろうが、年端もいかない我が子のあんな顔は可哀想で直視できなかった。と同時にとても愛しくて抱きしめてやりたい衝動に駆られた。
こんな番組を見ていると、それと同じような衝動が湧き上がってくる。
そして漕艇はなんとなく身近な存在でもある。我家からA池は歩いて15分くらいの距離にあり、そこはレガッタの競技がよく開催されている。
また家のかみさんも【マダムの部】でよく参加していた。私自身もカヌーで遊んでいた事があり、ボートとはなにかしら親近感がある。
そして、「がんばって、いきまっしょい。」という掛け声。四国松山の方言らしいのですが、この言い回しが耳に心地良いのですね。
そして昨日の火曜日。雑務を早々に片付け、10時にはスイッチオン。
「あれれれれ〜。」先週の続きではなく今までのダイジェスト版兼ロケの裏話特集でした。
でも、途中からしか見ていなかったので最初の方の話が解り、これもまあ良かったかな。
来週からも欠かさず、がんばって見ましょい。
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