先日入浴の為服を脱いでいるところをT哉が見て、
「えー?シャツをパンツの中に入れてるの?」
「なんだ?おまえは入れんのか。」
親子間でこんな文化の違いが有ったとは?
我々の世代は入れるのがあたりまえ。入れてパンツのゴムで押さえていないと背中がスースーして寒い。この方が理に適っていると思うのはジジババだけか?
昔は暖房もなくレイヤードで保温に勤めていた。当然肌に最も近い所で保温を図る方が効率が良い。
ひきかえ今のガキどもは赤ちゃんの頃から空調の効いた快適環境で過ごしてきた為、そんな事考える必要が無いのだろう。
そんな事で将来やってくるエネルギー危機に立向かえるのか?
ニューヨーク市場の原油先物取引価格がまた1バレル55USDを越えたと言うのに。
もう10年以上前からヨーロッパでは環境へのインパクトの大きな原子力発電を抑えてエネルギー浪費を我慢しようと動いている。
そういえばいまだに日本は核燃料サイクルに拘って【もんじゅ】を動かしているなあ。これだけ安全性や技術的な行き詰まりがはっきりしてきているのに。
半減期が2万年もあるものを誰が管理できると思っているのか?有史以来2000年しかたっていないのにその10倍たってもまだ放射能は半分にしかならないんでっせ。
廃棄物を入れるキャスクにしても一個何千万円もかかるというし、どう考えても採算すらとれない。原子力のエネルギー単価が廉いなんていうのは、汚染を垂れ流しにしてその管理コストを入れてないからじゃ無いのですか。計算出来ないものは全て0円で計上すれば、そりゃ廉く見えるでしょ。
世の親は皆生活を切り詰めてでも子供のために何かを残そうとしています。財産の場合もあるでしょうし教育やいろんな体験の場合もあるでしょう。(教育費には贈与税も相続税もかかりません。財産を残すより教育に使ったほうが節税になります。私は何も残してやれませんでしたが。)
今の世の中、全くこの逆をやっているようです。
自分たちが快適に暮す為、膨大な借金をしたり環境を破壊し尽しておいて、そのツケを子孫に支払わせようとしているのです。
2万年後の子孫なんて全く顔が見えないのでこんな仕打ちが出来るのかなあ。自分の子供の顔を思い浮かべたら、自分の遊興費をその子におっかぶせるなんて出来ないですよねえ。・・・まともな親なら。
児童虐待、ドメスティック・バイオレンスなんて言葉をよく耳にします。そしてそれに憤りを感じる人も多いでしょう。それならなぜ前述の事に憤りを感じないのでしょう。
とかなんとか奇麗事を言いながら、ストーブガンガン、エアコンガンガンの部屋で、言ってる事と全く正反対の生活をしています。
ああ、自己嫌悪。
でもささやかながら、シャツだけはパンツの中に入れてこれからも生きていくぞ〜。
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