雨中散歩


そのまま朝陽台へ。
喫茶ひめつつじ跡の石造りの床が解体中。
その下が倉庫になっていたのですが全て潰しています。
その昔、相棒と二人藤内から抜け出してここでコーヒータイム。
冬場なんて店内はポッカポカで天国でしたなあ。
思い出がまたひとつ姿を消して行きます。


20260523
後一月で夏至。日の出も早くなりましたが生憎本日は曇天。日は既に出ている筈ですが分厚い雲に隠れて姿は無し。
菰野の道の駅を出て近鉄湯の山線沿いには悪名高きオオキンケイギクが延々と咲き誇っています。繁殖力が強く在来種を駆逐してしまうそうですが、こうやって目を楽しませてくれる訳で痛し痒しってところですか。
昨年も一斉に刈り取った筈ですが宿根草ですから根はしつこく生き永らえています。どう見ても鼬ごっこ?
湯の山駅を過ぎ湯の山への登り、左側斜面からは卯の花が大きく花穂を伸ばし道路側に覆い被さっています。雨に煙る卯の花、この季節の風物詩ですね。
って、今日は曇りじゃなかったんかい。この降りよう、霧雨と言うには少しばかり強い降りです。まああがる事を期待して行くだけ行ってみましょう。

6:10 a.m. 小屋前を通過中、Iお父さんの車発見。T尾さんの車も停まっています。挨拶がてら寄ります。
ついでに小屋の中で靴を履きます。中では二人で蜂談議。巣箱の材料が所狭しと並べられ、こりゃ既に養蜂家ですな。
その後割谷駐車場まで移動し仕度にかかります。ちょっと寒いし合羽着て行くか。合羽を着るのって何年振り? 10年以上着ていませんね。合羽って暑くて蒸さるので極力着ないようにしていますが、今日は暖かくて丁度良い具合。

6:25 a.m. でっぱつ。
雨も降っている事だし、雨のお陰で人も少ないし、久しぶりに中道。丁度小屋で一葉蘭の話も出ていたのであわよくば一葉蘭詣で。
歩き始めてIお父さんの姿で気付きます。あっ、ザックカバー着けてなかった。
言い訳がましく、昔はザックカバーなんて着けなかった事を話します。大体学生さんは綿かテトロンのキスリング。あの手の生地は濡れると繊維が膨らみ雨水が浸透しなくなるので中がぐっしょりと濡れる事はありません。多少湿っぽくはなりますが。濡れて困るものはポリ袋に入れていましたし。化繊のアタックザックは最初から強力な防水処理がしてあり防水が悪くならないようにザックは洗濯しないというのが当時の常識でした。ですからザックカバーなんて商品自体当時は存在していませんでした。サックカバー着け忘れの言い訳が随分大袈裟な事になっちゃいました。

中道に入ります。キッツ〜! いきなりの急坂、中道ってこんなにしんどかったっけ?
ヒーハーと大汗をかきながら行きます。寒かった筈がチョット急になったらもう合羽は要らないくらい暑いです。でも外からの濡れ防止の為に着続けます。この際中からの濡れには目を瞑ります。
それにしてもIお父さんはハイペース。着いて行くのがやっとです。ヒーハー! 裏道分岐手前でヤマツツジ。デカイ、鮮やか〜。

ロープウェイ下の樹林が切れた所で小休止。雨は霧雨様なので合羽を脱ぎます。うん、この方が涼しくて良い。
再び樹林帯の中を行きます。樹枝の傘の下は雨もある程度防げますが時折吹く強風が樹枝に溜まっていた雨水を降らしてくれます。直撃を受けると直の雨より濡れます。
オバレ岩の様子は? 全く変化なし。完全に落ち着いているようです。もう名前も変えてズッコケ岩にしてみては?


7:20 a.m. 岩棚着。
ロープウェイ下で休憩中に追い抜いて行った若者軍団が休んでいます。我々も小休止。ついでに薄手のジャケットを羽織ります。これならある程度の雨は防げるし内から蒸れで濡れる事はありませんし。
周りには雨に濡れた緑が鮮やかです。コアブラツツジが咲いています。リョウブの新葉が眼に染みます。赤い縁取りのあるシロヤシオの新葉が綺麗です。

地蔵岩を過ぎ尾根上の岩場には栂の新芽。昨年の葉っぱの先から新しいのが噴き出しています。


7:35 a.m. キレットへの降り。

前回来たのがまだ雪があった頃。あの時も絶えず雪が降り続いていたのでした。
我々年寄りは注意して降らないといけません。ズッコケないように〜。
キレットからの登り返し、先ずは満開のサラサドウダンが迎えてくれます。

う〜ん、ピンがズレてる。雨の日はモニターで確認するのも端折ってしまい結局ピンズレ。でもこのサイズなら解んないかな?
凹角上のコブシ、全く実が着いていません。今年は咲かなかったのでしょう。
そしてその上の一葉蘭、株すら発見出来ず。後で過去ログ見たら一昨年の5月18日がドンピシャでした。一週間程遅かったのかそれとも絶えてしまったのか?
本日のメインイベントが完全な肩透かし。どうしよう?今日の記事アップの一面の写真。さあ困った困った。
気を取り直して北谷テラスへ。(看板ではカモシカ広場となっています。)
う〜ん、やはり五里霧中。下の北谷すら見えません。それならこの少し上のタツナミソウは? 登って行くとこれも未だ。そうですねタツナミソウはもっと後でしたわ。代わりにイワカガミでも撮っておこう。

と思ったらこれもブレブレ。光量の少ない雨の日はこれだから・・・。

霧雨の中黙々と掘割の中を登っているとついにドンツキ。といってもエルガーフェイスはガスの中。手前のシロヤシオの木にまだ花が着いているので撮っておきましょ。

他の木は悉く花を落としています。この辺りは木ではなく地面にシロヤシオの花が咲いています。
上のテラス周辺のシロヤシオも殆ど花を散らしています。この辺りにはベニドウダンも有りますが未だ開花には至っておりません。サラサはそこら中に咲いています。遠目にも木全体が赤くなっているので解りますが、遠すぎてガスに煙って綺麗に写せません。

8:25 a.m. 富士見岩着。
一応岩の上まで行ってみますが、例に漏れず五里霧中。いや、手摺と看板だけはちゃんと見えます。

そのまま朝陽台へ。喫茶ひめつつじ跡の石造りの床が解体中。その下が倉庫になっていたのですが全て潰しています。
その昔、相棒と二人藤内から抜け出してここでコーヒータイム。冬場なんて店内はポッカポカで天国でしたなあ。思い出がまたひとつ姿を消して行きます。
遊歩道を行きます。露を宿したサラサが綺麗。

おっ、ベニも咲いています。チョット離れているだけで花も解らないほどのガスが漂っています。


8:45 a.m. 自然学校前着。
すっかり冷えてしまいました。年寄りは低体温のリスクが高いのでそうなる前にジャケットの上から合羽の上下を着込みます。う〜ん、暖け〜。
合羽さえ着こんでしまえば濡れたベンチでもへっちゃら。座布団代わりにしていたザックを外しベンチに直座り。やっぱおケツがチョッピリ冷たい。そして身体の中からも体温アップ。夕べかみさんが握ってくれた自家製オニギリが旨め〜。梅干のクエン酸が身体中に染み渡って行きます。

9:10 a.m. でっぱつ。
屋根が有ると無いとでは大違い。速足でないとやっぱり寒い。ヒーハーヒーハー言いながら体温アップに励みます。
「山頂、寄ります?」「止めときましょ。」思った通り答えはひとつ。こんな天気じゃな〜んも見えん。おまけに望湖台は強風が吹き荒れているでしょう。
てな訳で峠道へ一直線。途中の東屋横にヤマツツジ。立派なので撮っときます。

足早に峠道を降ります。途中雨が上がりそうだったのが降って来ると相変わらず雨。霧雨でなく小雨が降っています。
おしっこ休憩したかったけど武平峠は素通り。Iお父さんまるで悪天候から逃げ帰るような勢いです。しゃあない雨の中でタチションするより駐車場に着いてから傘さしてやる方が良いか。もう暫く我慢我慢。
あっちゅう間にスカイライン、そして登山道に入ります。そこから再びスカイラインに出る手前、タニウツギがいっぱい。

あちゃー、とうとうレンズまで濡らしちゃいました。濡れた手袋で拭いても水滴は取れません。画面がボケているのは水滴の所為です。
その後また表道に入り修行場跡経由で降ります。あ〜、おしっこがしたい!

10:15 a.m. 駐車場着。
あ〜、おしっこおしっこ! は〜、スッキリ。
軽太郎クンのリアゲートを開けて屋根代わりにして靴を脱ぎます。着替え始めると風と共に雨が降り込みます。うわ〜、冷たい!
堪らずそのまま中へ。そしてリアゲートを閉め中でお着換え。うん、狭いけど濡れなくて良い。
Iお父さんと挨拶を交わしお暇します。
さあ、今日は孫達が来るから早く帰るように言われていたのでした。うん、この時刻なら大丈夫。


2026年05月23日17時45分00秒 記



大きなサイズの写真はtanuo's fotolifeでご覧下さい。

Top Page へ