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また一週抜けて今週日曜日も雨予報。ところが週末が近付くと晴れ予報に。じゃあ行っとく? Iお父さんも復活、修理中だった車も復活。ピックアップは必要ないそうです。 久々の三ツ口谷左股へ。気温が高いそうなので雪質が心配。でも取り敢えず行ってみる事に。 6:30 a.m. 小屋着。 小屋の中で靴を履きます。車はあるのにIお父さんの姿が見えません。訊くともう出発したとか。凄っ!モチベ満々ですなあ。じゃあIお父さんのトレースを辿らせて頂きましょうか。楽が出来ますね。 6:45 a.m. でっぱつ。 割谷Pに向かおうとしたら、T尾さんがショートカットして旧登山道の階段から行こうと言います。普通ならこちらから行くのですが夏の間は蛭を避け割谷P経由が常態化していました。この季節なら蛭クンも居ないし、じゃあそうしましょ。 民家の横を通り抜けスカイラインに出ようとすると、左の橋を渡ろうと言います。まあ正規の登山道はこの橋を渡って三滝川沿いについているのですが、この道最後に通ったのっていつだったっけ? 少なくとも10年以上前のような気がします。 少ないとは言え雪を被ったこの道、なかなか大変です。真新しい踏み跡は無いのでIお父さんはスカイライン経由で三ツ口谷第一堰堤から入ったと思われます。 風もなく気温もかなり高め。早朝から雪は柔らかく全くの春の雪。これだけグサグサだと左股で難儀しそう。 7時過ぎ頃やっとの思いで第一堰堤。スカイラインには雪は無く、やはりスカイライン経由の方が楽だったような。スカイラインからは新たな踏み跡、Iお父さんのものですね。楽させて頂きます。 広い砂州上のトレースを辿ります。登りに入る手前の滝で写真休憩。 ここから第二堰堤までが急斜面のトラバース。左岸沿いを行きます。第二堰堤手前辺りから新しい踏み跡に前爪の跡。Iお父さんがこんな所からアイゼンを着けるとは思えず、別人のものか? でも踏み跡は一人。 右岸に移り第二堰堤を越えます。 その後暫く行くとやっと追い付きました。「ラッセルお疲れ様。」と声をかけトップを変わります。 この頃には日も射し始めます。空は雲は多いものの青空も。こりゃ暑くなりそう。 樹陰が長く伸びた雪原、これも早朝の風物詩。いやもう早朝ではありませんね。 楽なルートを探しながら谷沿いを行きます。大滝手前で思案。巻道を行くか滝横から行くか? 滝横へ向かおうとするとT尾さんが「巻道から。」 「巻道も結構大変なんだけどなあ。」と思いながらシンガリでついて行きます。沢芯は雪が融け浅い流れになっています。ルートを水路に取り水面から出ている小石を拾いながら進みます。まあこの方がラッセルより楽です。 屈曲点からの登りが急。雪の下は脆い岩。ツルハシを出しスタンスを拾いながら乗り越えます。この先平らな登山道に出るまでが急斜面のトラバース。ラッセルが大変ですがシンガリは楽です。 登りきったところでトップを促されます。まあこの先はほぼ平坦路。しんどい所を有難うさん。 その先でまたトップ交代。最後の滝の側壁、綺麗な氷が着いています。「写真撮りたい。」とは思うもののそこまでが大変そう。トップのT尾さんは巻道の方へどんどん行っちゃうし。 巻道から滝上へ。この先は雪原のラッセルが続きます。T尾さんは足場の悪い谷筋を避け丁度インゼルになっている丘にルートを採ります。シンガリは楽ちんです。 尾根道分岐で小休止。燃料補給にアンパンを齧ります。糖分が身体中に染み渡り元気が蘇ってきます。 ここから左股出合はもう目と鼻の先。ズボズボと雪を踏み抜きながら進みます。 9:00 a.m. 三ツ口左股出合。 今日こそはアイゼンの筆下ろしと思っていたのですが雪は相変わらず柔らかめ。締まっている部分もありますが腐りかけの春の雪。アイゼン無しで行っちゃいましょ。 谷芯は空洞になっているのでなるべく左岸寄りに。足を蹴り込みながら高度を稼ぎます。延々と格好良い雪壁が続きます。見てるだけでも気持ちが良いです。 前面には地べたから見上げる雪壁がそそり立ち。振り返れば滑り台のような急斜面が落ち込んでいます。そこに我々の足跡が点々と下まで続いています。 本番まで出かけなくても近場で本格的な雪壁登りが楽しめる。ホント鈴鹿は素晴らしい。〇ビ年金生活者には無くてはならない遊び場です。 急な分、どんどん高度を稼ぎます。 トップを交代しながら進みます。締まっている所は良いのですが柔らかい所は直ぐに嵌り込みます。それが体力を奪います。 雪壁の上部に横に大きな割れ目が入っている所もありヒヤヒヤドキドキ。それもまた楽しさに拍車をかけます。 ドンツキが近付くと勇気百倍、あそこを越えればなだらかになる。 やっとドンツキを越えると今までと打って変わってなだらかな雪原。目印の大木が優雅に佇んでいます。そして眼前には逆光に輝く稜線までの雪原。 肩をパスして主峰との稜線へショートカット。のつもりが深雪に足を取られ返って時間と体力ロス。 稜線上に出て鎌への登り。適度に雪が着き夏場より登り易いです。 10:15 a.m. 鎌山頂着。 雪に埋もれた祠に二礼二拝一礼。 ん? これって初詣? 最近はすっかり鎌に来なくなっちゃいました。長のお暇を鎌の神様にお詫びします。 南に周れば鈴鹿南部の山々。雲は多いながらも意外に遠望が効きます。手前水沢の街は霞に閉ざされています。春霞、季語になるくらいですから、あれは紛れない霞でしょう。 そして西側には高曇りの下に大きな雨乞岳。綿向山のケルンまではっきりと見えます。 三人並んで雪面に腰を下ろしランチタイム。 柔らかな薄日を浴びながら寛ぎます。風もなく穏やかな日和です。上着を羽織らなくても寒くない。気温はかなり高いようです。 しっかり休んだ後は皆さん雪滑りの準備。はい、滑り易い化繊の合羽のパンツを履きます。私は・・・合羽を出すと後片付けが面倒なのでパス。着たきり雀のtanuoさんです。 T尾さんに言われちゃいました。「ホント無精やなあ。」って。 さあて、滑降開始。山頂から登山道をいきなり滑り出します。まあ我々が付けたステップだし、もう登って来る人も居ないようだし。 登山道から外れて広い雪原を一滑り。左股下降点はチョット急なので壺足で少し降り・・・、えっお父さんここも滑って降りちゃったの? その下で止まった所を上からパチリ。 私も滑り降りるとT尾さんが下から動画を撮ってくれてます。はいポーズ。 下から見上げるとこんな感じ。コントラストが悪くて雪面のケツの跡がはっきりしませんね。 尻滑りはまだまだ続きます。途中で少し登り返してコース取りを替えたりしながら。 そして出合の斜面を一滑り。 お楽しみはあっちゅうま。ものの20分ほどで降りて来ちゃいました。 後は尾根道分岐から長石尾根を辿り三ツ口谷に降ります。雪の深い三ツ口谷を降るより尾根道の方が歩き易かろうと。 尾根道をどんどん飛ばし分岐の鞍部から三ツ口谷へ。 滝の水が勢いよく流れています。融雪が進んでいる証拠。 第二堰堤横の斜面は最後の雪滑り。ここを過ぎれば後はアンヨしか頼れません。 ケツが冷たかったけどホント楽しかったなあ。雪景色を楽しみながら三滝川沿いに降ります。 いつもの場所からスカイラインに出ます。道路に雪は有りませんが濡れているのでソールもそんなに減らないでしょう。冬靴は雪のお陰でソールが減らないのが嬉しいですね。 12:25 a.m. 小屋着。 楽しかったけど草臥れました。もう一山が限界ですね。これからも年相応の楽しみ方で山を漫喫する事にします。 外で着替えても寒くないほど気温は高いです。もうすっかり春ですね。 小屋内の地図を観ながら行きたくても行けなかった所に想いを馳せます。五色ヶ原、高天原温泉、etc.etc. 心残りと言えばそうなのですが、それでも好い人生だったなあと思います。いや、まだまだ生き続けますがね。 さて、食い残しのコンビニオニギリを齧りながら片手運転で帰るか。 |
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2026年02月16日07時30分00秒 記
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