軟弱中道Hike


荷物を片付けていて気付きました。今日は何も口にしていなかったんですね。お茶の一口も。
ここでお茶を一口。あれっ、ペットボトルのキャップが開かない。
握力弱くなったなあ。これじゃあ体重も支えられませんわ。
それも踏まえてジジ山歩に徹します。


20260131
また先週もサボタージュ。数年に一度の最強最長の寒波と言う事で、帰りが遅くなると思い止めておきました。
道中が本当に大変だったかどうか解りませんが、T尾さんとIお父さん二人で藤内沢へ行かれたとか。ずっと雪が降り続ける中、飲まず食わずで休みも無く大変だったそうです。行かんで良かった〜。
その後の平日にT尾さんは元職場の人と鎌の三ツ口谷へ。これも大変だったようですが左股下降を楽しんできたとか。
それじゃあ今日はそのトレースを辿らせて頂きましょうかねえ。
Iお父さんの車の修理がまだ完了していないようです。途中でピックアップする旨伝えると、湯の山温泉駅の前で待っているとの事。

6:30 a.m. 湯の山温泉駅着。
駐車場には車は停まっていません。まだかな?と思いながら駐車場に入ろうとすると道路反対側に人影。Iお父さんでした。
駅向かい側の立派なお屋敷の前に車を停めています。知人の方のお家だそうでその許可を取り停めさせていただいたそうです。
その後は順調に割谷駐車場へ。湯の山駅辺りから上は道路も真っ白。除雪車をチェーン装着スペースでパスし雪道を行きます。ノーマルタイヤの二駆ではチェーンでないと無理ですね。こちらもESP(横滑り防止)をオフにして登ります。最近の四駆は大抵ESPが組込まれています。常時ESPオンになっており雪道などではオフにして走ります。これの機能は滑って空転している側のタイヤをブレーキで無理矢理回転しないようにする事です。それにより横滑りしないようにしているのですが、雪道、泥濘地などの滑り易い所ではブレーキにより駆動力も無くなってしまいます。横滑りしながらでも駆動力を落とさないようにする為にESPをオフにするのです。しかしこの事を知らない人って案外多いのです。少しは車の事勉強してよ。
因みにESPとは、Electronic Stability control Program の略でメルセデスの依頼を受けてボッシュが開発したシステムです。その後車メーカー各社も類似製品を搭載するようになり、メーカー毎に呼び名も違っています。
私の場合前の車のA4から着いており、ボッシュの名称であるESPで呼ばれていました。次のA5では名称がESCに変わっていたように思いますが、ESPの方が言い慣れているので相変わらずESPと呼んでいます。

6:50 a.m. 割谷駐車場着。
ESPオフのおかげで難無く登って来れました。滑った場合は当然カウンターが必要ですが。
先週の雪無しとは打って変わって一面の雪景色。
車の中で靴を履き、スパッツも着けて〜。またまたIお父さんをお待たせしてしまいました。
三ツ口谷のつもりでしたがこの雪ではT尾さんのトレースは残って無いでしょう。じゃあロートル二人無難に中道にしておきましょうか。

7:00 a.m. でっぱつ。
先行者の足跡が中道に着いています。たとえ一人の足跡でもあるとないとでは全く違います。足跡の様子でどこに足を置けばよいか推測できます。
駐車場ではずっと降り続いていた小雪、樹林帯に入ると止んでしまったような。着込み過ぎて暑い事もあり羽毛ベストと一緒にジャケットも脱いでしまいました。あ〜、涼しい!東の空には雲は無く真横から早朝の朝日が樹林越しに薄く射しています。

止んだと思っていたらいきなり雪煙に巻かれます似非ウールのシャツもズボンも雪で真っ白。どうやら樹枝の雪が風で飛ばされて降って来るようです。しまった、ジャケットだけ着ておけば良かった。

7:45 a.m. ロープウェイ下着。
ジャケットを着込みます。伊勢湾が朝日に輝いています。

ん? ちょっとスローペース。まあ雪も有るしね。
ジャケットを着ると降って来る雪もへっちゃら。ズボンはモノホンのウールなので着いた雪はその内ガラス玉のシャンデリアとなり昇華して行きます。
オバレ岩手前はロープで塞いであります。左手に新たな巻道が出来ていますが新雪を楽しみたいIお父さんはロープを潜りそのまま直進。結構深い雪ですが降りたての超軽い雪、それを掻き分けながら進みます。ワーイワーイ新雪大好き! バージンスノーを犯しまくり。
すぐに目の前にオバレ岩。デケー!

オバレ岩の上で先行者の足跡とコンニチワ。
そしてその足跡がすぐに消えてしまいました。えっ、どこに行ったの? どこかに落っこちてないかとふたりで話しながら行きますが、まあ途中で引き返したのでしょう。こんな不思議は山ではよくある事です。御在所の七不思議なんちゃって。
その後はIお父さんとトップを交代して先行します。いや〜、本当に軽い雪。ウキウキしちゃいますね。

8:10 a.m. 岩棚着。

雪はしんしんと降り続けています。景色が見えんじゃん。写真も暗いじゃん。まっいいか。
所々古いトレースらしきものが残っています。風が吹くとそれが埋もれて行きます。こりゃ午後には我々のトレースも消えているかも。
降り続く雪に地蔵岩の向こうの里の景色も朧気です。

雪は膝上までありますが本当に軽い雪、掻き分け掻き分け進みます。風の音以外はゼーハーゼーハー自分の息づかいのみ。ついつい無我の境地に。
キレットへ降りIお父さんの写真でも。とカメラを構えて待ちます。フェイスの真上に姿を現した所でアクシデント。
急いで上り返します。
あれまあ、いつもはメットを被っているのに今日に限って被っていません。代車の軽トラに忘れて来たのだとか。なんと間の悪い事!
頭は打ってないそうですが、今はアドレナリン大放出で痛みも何も感じないでしょう。
今日はこんな天気だし、大事をとってもう引き返しましょう。
と言う事で、本日は超軟弱Hike。いや、勇気ある撤退と言って下さい。う〜ん、現役の頃もよく【勇気ある撤退】ばかりやってたなあ。根が軟弱なんですねきっと。
後は来た道を引き返します。すぐに後続者一名。そして男女二名、地蔵岩の所でまた男女二名、かなり下の樹林帯で一名。
この頃には穴ぽこだったトレースがもう半ば道になっていました。やはり人が続くとトレースもしっかりしますね。先頭の兄ちゃん、キレットの先はトレース無いから頑張ってね。あ、雪軽いから大丈夫か。

半ばステップを崩しながら滑るように降ります。昔はこんな事したら登って来る人に「ステップ崩すな!」って叱られたもんですが、そんな時は「こっちが付けたステップだ。どうしようと勝手だろ。」と言い返す事もしばしば。あっ、こんな昔話する事自体が年食った証拠か?
今は叱られる事はありませんね。皆さん最初からアイゼン履いてます。アスファルトの道路から履いてます。舗装が傷むなんて考えないのかも。スカスカの柔らかい雪なんてアイゼン効きませんがねえ。昔のアイゼンは雪付着防止の樹脂プレートが着いてないので雪が柔かいと直ぐに団子になってしまいました。だからクラストしてない雪ではアイゼンは滅多に付けませんでした。
春先はよくアイゼンに団子が付き、皆が皆ピッケルで叩き落しながら行動していました。ピッケルで靴を叩く音は春山の風物詩でしたねえ。←あ〜年寄り臭っ。

やっとこさ駐車場まで降りて来ました。時刻は9時40分。
Iお父さん、痺れは無いようです。たんこぶも出来てないようなので頭は打ってなかったのでしょう。まあ良かった良かった。
ただ今夜辺りから打ち身で痛い所が出て来るかもしれません。明日は我が身。明日は我が身。私もこれを他山の石としてなお一層気を引き締めて行動する事とします。
荷物を片付けていて気付きました。今日は何も口にしていなかったんですね。お茶の一口も。ここでお茶を一口。あれっ、ペットボトルのキャップが開かない。握力弱くなったなあ。これじゃあ体重も支えられませんわ。それも踏まえてジジ山歩に徹します。

湯の山駅まで降りIお父さんの車の横に停めて車の中で着替えます。雪は相変わらず降り続いていますが時折日が射します。
こりゃ、四日市は晴れてますね。道路の雪の心配も無し。今日は早く帰れるぞ〜。


2026年01月31日16時40分00秒 記



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