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年の瀬が押し迫っています。来週はもう新年。とは言え今回はお正月の用意もなにもしていません。老夫婦二人だけなら何もしなくても年は過ぎて行きます。それでも長男一家が来た時の為にステーキ肉は買ってたかな? 毎度お馴染み草鞋ステーキ、シェフは相変わらずこの私、だんだん面倒臭くなってきました。これも年の所為? 今回はIお父さんはお休み。何かとお正月の準備にお忙しいようです。いやそうやって細々とした仕事をこなしているからいつまでもお若いのかも? 前日T尾さんからの道路情報。なになに、結構降ったようです。それで軽太郎でなくレボーグで来るようにとのお言葉。こうやって情報を貰えるのも有難い事です。日の出も遅くなった事だし7時くらいに着く旨を返します。 湯の山温泉駅辺りから道路脇に雪。うんうん、ええぞええぞ。 マロニエ前からの直進の上り坂、前方に車の灯り。なんだか嫌な予感。的中です。三峰園前で車が道路を塞いでいます。運転者が近付いて来てチェーンを巻いているから待って欲しいとの事。まあ仕方ありませんわなあ。でもマロニエか大石旅館前の広い所で巻けば良かったのに。 暫く待ちます。布っ切れのような白い袋状のものを取付けています。へ〜、あんなチェーンがあるんだ。 取付け後もFF車の前輪がよく滑り何度も前進後退を繰り返しています。やっぱり金属チェーンには敵いませんな。時代と共に目新しい物も出て来ますが金属チェーンに適うものはありません。4輪スタッドレスの4駆でもフカフカ雪では金属チェーンを巻く事がありますから。 なんとか動き出し水道塔の下の坂で登らなくなっちゃいました。バックで右側に寄ってくれたのでやっと追い越せます。少々時間ロスでしたが珍しい布製チェーンを見せて頂き有難うございました。時間的にはまだまだ余裕ですし。 6:45 a.m. 割谷駐車場着。 辺りはすっかり雪景色。除雪は一部のみですが早朝からこうやって除雪してくれるって本当に有難いです。大体がここに駐車する人って地元には全くお金を落とさないですから、その人達の為に地元の予算での除雪、申し訳なさ過ぎで涙チョチョ切れ。 何度か切替しながら雪の中におケツを押し込んでからT尾さんに到着LINE。 車の中で靴を履いていたら正面が明るくなってきました。見るとお山がモルゲンロート。山頂はガスに覆われていますが中腹がピンクに染まっています。やっとこの季節になったんですね〜。感無量。 仕度をしているとT尾さんがやってきました。まだスパッツも着けてないし、やっぱりtanuoさんはグズですね。数年前に買ってまだ筆下ろしも済ませていない安物アイゼンをザックに入れて、ツルハシ付けて〜。冬道具が増えるとずっしり重くなります。 7:10 a.m. でっぱつ。 中道には足跡無し。本谷への登路には先行者の足跡。冬の方が賑やかになるってどう言う事? 有難くトレースを辿らせて頂きます。 2週空けて3週間ぶりの山行、身体が重いです。年食うと1週抜けても直ぐに体力が落ちるのに、2週抜けとなればそのしんどさ推して知るべし。 トレースは直ぐに沢に降りずに中道キレット分岐まで巻いています。一旦沢に向かっていたので我々は巻道へ。それがまた途中でこちらに戻ってきたようです。そうでしょそうでしょ、スカスカ雪が着いた沢沿いなんてかなりのアルバイトです。 沢に出た所(中道キレット分岐)で先行者に追い付きました。「ラッセルありがとさん。」と言ったら、その前にもトレースが着いていたとか。見るとひとり分の踏み跡。こりゃ大変だ。 着込んでいたものを脱ぎ、ああスッキリ。その後も先行者のトレースを辿ります。沢に出ず右岸沿いにトレースは続いています。 7:40 a.m. 不動滝着。 巻道を行きます。雪が着くと普段とは景色が違って見えます。この杉の木、こんなに格好良かったかな? 大岩までは木の枝を潜ったり流れの中を通ったり、這いずりながら行きます。大岩の上は半分ベルグラ状になっておりもう少し上がった所で休憩。 その上の樹林帯の下は木の傘のおかげで積雪は少な目、そして右岸バンドへ。 半端に雪が着いているのでスタンスに乗れません。防寒テムレスが滑りホールドもあてになりません。最後の手段、防寒テムレスを脱いでなんとか誤魔化しながら這い上がります。ヒ〜、しんどかった。 8:35 a.m. 大黒滝着。 う〜ん、綺麗なんだけど色目が欲しいな〜。青空が欲しい、陽の光が欲しい〜。 上へ上がると縦樋滝も雪の中。半端な積もり具合で直登はまだ無理。 巻道から降り潜り岩の下へ。左岸クラックは雪がベットリ。先行者は潜り岩を潜ったようです。じゃあ私も久しぶりに。 ここ狭いからザックが引っかかり通り難いんだよな。なんて入って行くと意外に広いです。もう10年から20年通っていませんがその間に通り易いように掘り返してくれたのかも。最後はチムニーの要領で突っ張りながら這い上がりますが雪でよく滑る事。久しぶりの洞穴潜り、堪能させて頂きました。 9:00 a.m. 潜り岩上で小休止。 空は割と明るいのですが一向に晴れる気配は無し。風が吹くと寒いです。 この先はしんどい所も無し。ひたすら歩き続けます。 気温が下がっている所為か鋭い棘のような霧氷が伸びています。 雪はまだまだ少な目でスカスカの為隠れた岩の隙間に足が嵌り歩き難いです。おかげで疲労もうなぎ上り。 ウメバチ地帯の岩も直登はパスし岩小屋の下から登ります。 ミズゴケ地帯の岩もまだ氷に覆われる事も無く露出しています。 ドンツキからは大黒岩へは行かず、点検道経由で朝陽台へ。これがまたしんどい事! 垂れた枝葉の雪と雪を被った笹との大格闘、全身雪塗れで体温もどんどん奪われて行きます。 10:35 a.m. 朝陽台着。 霧氷が綺麗です。でもやっぱり色目が乏しく青空が欲しい〜、陽の光が欲しい〜! T尾さんの提案でロープウェイ駅舎の上の展示室へ。展望も利き日が当たると温室です。が、今日は曇りで日射しも展望も無し。 こんな所があったなんて初めて知りました。常連さん三人組はいつもここで宴会をしているそうです。そりゃ天気が良ければビールも旨いでしょう。 何十年も通っていながら未だロープウェイに乗った事が無い私、こんな場所の存在なんて知る由もありませんでしたわ。 ガスの切れ目を狙って外の景色をパチリ。 でもここって暖房入ってないんですね。冷え切った身体はなかなか回復しません。それに身体中が疲労困憊で軋み音が聞こえそうです。 一瞬、ロープウェイで降りちゃおうか?なんて考えが過ぎります。 でもなあ、ロープウェイの駅から駐車場まで温泉街の雪道を歩いて登らなければなりません。やっぱり歩いて中道を降りるか? 一度朝陽台まで上がり中道を降ります。ガクガクの足を騙し騙し降って行きます。 脚力が無いので飛び跳ねる事が出来ず、一歩一歩確実に足を運びます。こりゃ時間がかかるわ。 上のテラスまで降りて来ると、わー綺麗! モノトーンながらも息を飲む美しさ。やっぱり山はええなあ。 滑り易い半端な積雪の道を辿ります。足に限らず満身創痍、やっぱりロープウェイ使った方が良かったかな? そうすれば未だロープウェイに乗った事が無いという汚名をそそぐ事ができたかもしれません。まっいいか、ロープウェイはまた今度。でも死ぬまでには一度乗ってみたいなあ。 踏ん張りが効かずよく尻餅を搗きます。背中に刺していたツルハシを出し杖替わり。少しは良くなったかな? いや今度はツルハシを持つ右肩が疲れて来ました。ほんと年を実感します。かと言って山歩き止めたらPPKが出来なくなるし。痛し痒しですな。 しっかり時間をかけながら降って行くとやっと地蔵岩。時刻は12時13分過ぎ。 下界は明るいです。伊勢湾辺りは日が当たっています。 岩棚から御在所を見上げると山頂付近は相変わらずガスの中。赤いゴンドラがひっきりなしに動いています。 菰野の街も日が当たっています。 13:00 a.m. やっと駐車場着。 「もう歩かなくて良い。」残念ながらこれが正直な気持ちでした。ホント軟弱になったものです。 着替えるのも面倒で片付け物だけ済ませ車に乗り込みます。暖房を効かせながら行けばその内乾くだろうなんて思って。 暫く降ってもちっとも暖かくなりません。しゃあない着替えるか。路肩に停め車内でお着換え。やいやい車のシートまで湿っちゃったよ。衣類も相当濡れていたようです。着替えてさっぱりして走り出すとやっと暖かくなってきました。最初から着替えておけば良いのに、全くtanuoさんは無精ですね。三つ子の魂百までってか? 翌日(今日)相変わらず筋肉痛。そう言えば現役の頃は土日の疲れを平日中に癒していた事を思い出しました。木曜金曜辺りで疲れが収まってきたらまた土日で身体を酷使。こんな事をずっと続けていたんですね。いくら面白いからってよくもまああんな生活やっててものです。 |
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2025年12月28日12時45分00秒 記
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