奥の沢紅葉狩り


谷全体としては紅葉は既にピーク過ぎ。
やはり今年は終わりも早かったようです。
それでも下の方はそこそこ楽しめます。



20251122
今年の紅葉は今一歩、猛暑の所為で色付くのも遅ければ散るのも早かったです。
奥の沢も見逃したかと思っていましたが、過去ログを見ると毎年11月末に行っていました。じゃあ今週辺り行っておくかと言う事で本日は奥の沢。道、解るかなあ?
あれだけ通っていたにも拘わらず、最近はどうも記憶が朧気です。いや新しく工事が入ったりで昔通りじゃなくなっているのも一因か。
宮妻まで行くのに北勢バイパス経由だとどう行くのが最短か? なんてすぐに考えてしまいますが、面倒だから適当に行っちゃえ行っちゃえ。

6:20 a.m. 宮妻峡駐車場到着。
日の出が遅くなりました。やっと日が上り始め周りも明るくなり始めました。先ずは階段を降り下のトイレで朝のお勤め。
車の中で靴を履いているとT尾さんも到着。真っ黒の新車でやって来ました。早速車を見回します。ジロジロ。
おいおいそんな事やってる場合か。仕度仕度。結局後から来たT尾さんをお待たせする事に。ホント何かにつけてtanuoさんはグズなんだから。
コース取りは入道新道から入道、イワクラ経由で奥の沢。鎌から鎌尾根-水沢経由で奥の沢なんてとてもとても。昔はぐるりと一周していたのにねえ。もうそんな体力はありませんから手短コースの美味しい所取りで。

6:50 a.m. でっぱつ。
キャンプ場から内部川を渡り入道新道へ。いきなりの急登、いきなり素敵(ステーキ)最近食って無いなあ。まだ潰れてないんだったっけ?
途中で踏み跡がルンゼ状の所を直登しています。てっきり道を外していると思い巻道らしき薄い踏み跡に入ると、ドンピシャの不正解!
滑り易いちびりそうな所を直上しなんとか登山道に戻ります。ルンゼ直登で良かったんかい。
朝一番で緊張を強いられ、おかげで寝ぼけまなこもスッキリ覚めました。でも体力はかなり消耗。ヒーハー!
ヒーヒー言いながらやっと尾根上に。ハ〜、助かったやっと傾斜が落ちました。尾根上は東側からの風がかなり吹いており火照った身体を冷やしてくれます。ハ〜、気持ちいい。
入道特有の笹が全くありません。まあこの辺りは疎林帯の中なので入道らしい笹原の海って訳ではありませんが。
それでも植生は確実に変わって来ています。笹は全く見当たりません。トリカブトの自生地も全滅。代わりにマムシグサの結実したのが一本。

痩せ尾根地帯も足元に笹は見当たりません。東側から射す朝の陽光が透過光となって、紅葉が輝いています。

痩せ尾根から昔の笹原の上に出ます。視界も利くようになり鎌、御在所、釈迦が望めます。が、足元は笹無しでブタクサのような枯れた雑草の中にちらほらとススキが穂を揺らしています。なんじゃいこりゃ! 昨年はまだ足首くらいまで笹があったのに。

本来ならば大波小波の笹の海の中に馬酔木の浮島が点在しるような景観だった筈が、今は枯れたブタクサの斜面が波打つように広がっているだけ。

突然T尾さんが「有った。」竜胆が咲いていたようです。竜胆はまだ駆逐されずにいたのかな?

8:25 a.m. 山頂大鳥居着。

鳥居前は薄の原。鳥居奥は枯れ芝生。平頂峰の山頂一帯も笹が姿を消し芝が表面を覆っています。表土流出防止の為に芝でも植えたのでしょうか?


8:45 a.m. 奥宮着。

二礼二拝一礼の後は祠の前で朝ご飯。T尾さんからバナナを頂ます。それと定番のリッツじゃなくて山崎のルヴァン。はい、リッツより20円安くて中味は同じ。
小春日和の暖かな日射しが心地良いです。のんびりし過ぎると眠ってしまいそうなのでそろそろでっぱつ。
イワクラへの降りは相変わらず恐い所ですね。右側に落ちないように気を付けて〜。
この辺りの紅葉はもうお終い。なんとか残っている紅葉黄葉を見つけては、はいパチリ。

最低鞍部を過ぎると今度は登り。キッツ〜。こんな所でキツイと言ってたらもう宮妻一周は出来ませんね。主稜線への登り、水沢岳への登り、鎌尾根のアップダウン。鎌への登り、そして果てしないカズラ谷の降り・・・。もう10年前とは違うんですね。
ヒーヒー言いながらやっと重ね岩。イワクラはもう目と鼻の先。

9:25 a.m. イワクラ着。

仏様の膝元へ。途中でT尾さんが撮ってくれた写真をアップしておきます。

膝元まで行って奥の沢を見下ろします。う〜ん、やはりもう遅かったかな。

雲が多く日射しがありません。オニギリを食べていたら冷えて来ました。向こうの斜面に雲の切れ間からのスポットライトが当たり、それが流れて行きます。
う〜、寒くて堪らん。もうでっぱつ。

9:50 a.m. 奥の沢分岐着。

「やっと着いた、さて。」まで言うとT尾さんが「おしっこ?」
以心伝心、思う事は皆同じ。身体が要求するのも皆同じ。ちょっと離れた位置でツレション。
すっきりしたところで下降開始。落ち葉が分厚く降り積もりまるで雪の降り。踵を効かせてザクザクザク。滑り易い斜面もこれだけ落葉が積もっていると楽ちんです。

陽が射し込まない所為か紅葉の発色が悪いです。「お日様、出て来〜い!
降るにつれて日も当たるようになり紅葉黄葉が輝き始めます。

気が付けばもうムラサキシキブの前。実の付き具合はイマイチですが撮っておきましょ。

谷全体としては紅葉は既にピーク過ぎ。やはり今年は終わりも早かったようです。それでも下の方はそこそこ楽しめます。

あっという間にもう滝。

そしてその下の右側から合流する沢の渡渉点が近付くと・・・、あれ〜、何これ?

えらいデカイ堰堤が出来てました。冠山云々と書いてあります。その下の沢も河床を削ってくれたようで大石がなくなり平らになっています。それが林道が跨ぐ所まで続いています。大がかりな工事です。おかげで林道まで随分歩き易くなりました。
奥の沢の紅葉狩りももうお終いですがまだまだ林道沿いの紅葉も楽しめます。

ガタガタだった林道も表面を均してくれてあります。あの大嫌いな林道歩きが好きになっちゃうほど? いやそれはないでしょう。


11:00 a.m. 駐車場着。

小春日和の穏やかな一日。奥の沢の紅葉狩りが楽しめました。また来年も来れるかなあ。
帰りはどのルート? やはり来た時と同じコースで。


2025年11月22日18時40分00秒 記



大きなサイズの写真はtanuo's fotolifeでご覧下さい。

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