ササユリ見納め


いよいよドンツキ。下から見上げると先週の双子が咲いています。急げや急げ。
近付いてみると、ジャジャ〜ン、ちょっと薹が立ってますね。年の頃なら30代か40代の年増美魔女?
T尾さん、吉永小百合なんて言ってます。そんな事、小百合ストの方々に聞かれたらタダじゃ済みませんぞ。
いやしかしあのお年でも綺麗な方ですなあ。



20250628
昨日は西日本各地で梅雨明け。なんでも驚異的な早さなんだとか。こちらも朝からドッピーカン。今日辺り梅雨明けか?
こんな時期に梅雨明けなんて言ってもどうせ7月半ば過ぎには各地で狂ったみたいに大雨が降るんでしょうね。毎年間違いなく大雨に見舞われていますから。
先週未だ蕾だった本谷ドンツキの双子の百合ちゃんと、富士見岩尾根下の朝日百合ちゃんの様子を見届けなくてはなりません。と言う事で本日は本谷から。
気温もかなり上がりそうだし谷に抜けるまでが要注意。蛭クン手ぐすね引いて待ち伏せしている事でしょう。

6:15 a.m. 小屋着。
朝から話は蛭の事。どうか無事通過できますように。ナンマイダブナンマイダブ。

6:25 a.m. でっぱつ。
今日も割谷駐車場は車が少ないですが、徐々に戻って来ているようです。だって中道外したらコース取りが難しくなります。
スカイラインに出ると正面に御在所の雄姿。この姿何度見ても見飽きませんね。圧倒的な量感で眼前に聳え立つ姿。昔の人はこんな姿に畏れを抱き神を信仰するようになったのでしょう。無神論者のこの私でさえこういったものには畏れを感じます。

先ずは山の家の夏椿まで。蛭リスク最小化の為走って階段まで、そして山の家へ。
蕾が大きく膨らんでします。ここまで膨らんでおきながらまだ咲きません。ほんと焦らしてくれますね。私少女Aになっちゃいそう。「焦れった〜い、焦れったい〜♪」

意を決して蛭の巣窟に突撃。二番手の方が危険ですが、T尾さん敢えて私を先行させてくれます。感謝!
暫く行くと後ろから悲鳴! 早速狙い撃ちされているようです。先行者が積もった枯葉を穿ってゆくとその後に起き出した蛭が直立して蛭ダンスを踊っているのをよく見ますね。
その後も悲鳴の連続。
何とか沢に出た所で蛭チェック。私の靴にも中くらいのが一匹、小さいのが一匹の計二匹が着いていました。石に擦り付けて引き剥がします。
悪戦苦闘しながらやって来たT尾さん、地べたで蠢いていたのが7匹、靴に着かれたのが10匹の大収穫だったとか。要らん収穫でしたね。
ここから先は沢筋。岩の上を辿る分にはもう大丈夫でしょう。
早速イワギボウシ。初物ゲット。

気温はまだ高くなく、日陰の沢筋はそれなりに風も通り爽やかです。とは言うものの季節なりに既に全身汗みどろ。
滝を見ながらそぞろ歩きで進みます。


6:55 a.m. 不動滝着。

一昨日までの雨のおかげかそこそこの水量です。日は当たっていますが水滴が大き過ぎるのか虹は見えません。いや光線の角度が悪いのかな?
巻道を行きます。ここも枯葉が積り要注意。蛭注意報発令中!
巻道から谷に戻ったところでまたT尾さんの靴に蛭クン。余程好かれているのか、それとも二番手の所為か。
そのまま大岩まで。
大岩への登り、傾斜の緩いスラブですが、このワークマンシューズは要注意。意外にフリクションが効いているようですが限界が低いと言うか、ビブラムのつもりでいると予期せぬ所でズルッと行きます。今日も沢に入ってすぐ滑っちゃいました。そのリスクがある事を念頭に履く分にはコスパは最高です。
それとやはりソールが柔らかいので爪先は使えません。細かなスタンスに爪先立ちは最初から諦めた方が良いでしょう。なんたってソールが曲がってしまい爪先がスタンスから逃げてしまいます。それとこのソール、土踏まずが無くフラットです。まあこんな靴でアブミに乗る事は無いでしょうが。
以上ワークマンシューズ定価4,500円のインプレッションでした。

7:15 a.m. 大岩上にて小休止。
木の枝が張り出し大岩の上は木陰。店を広げ行動食を摂りながら世間話に花が咲きます。涼しい風が流れ汗を拭って行きます。
ムラサキシキブの木も小さな蕾が着いています。蕾の先は微かに紫色に色付いています。

ケツから生えた根を断ち切って神輿をあげます。次は潜り岩で休憩かな?
樹林帯の巻道を抜け大黒谷の手前、鎖が垂らしてあった所ですが、ご丁寧に鎖を立木にぐるぐる巻きに巻き付けてあります。簡単に下に垂らせないようにイジワルしたとしか思えません。世の中にはホント底意地の悪い人が居るもんです。「こんなもの無くても自分は登れるんだぞ。」とでも言っているようです。まるで自己顕示欲の塊のような人ですね。不要なら使わなきゃ良いじゃん。必要とする人は来るなとでも言いたいのでしょうか?
その少し上の岩塔に立ち俯瞰します。あ〜爽やか〜。

右岸バンドへもスイスイ。雪が付いてないとホント楽ちん。ワークマンシューズでも登れます。
大黒滝も今日は水を落としています。うん、滝ですね。

巻道を辿っているとエゾハルゼミの鳴き声。これも今年お初です。巻道から谷に降りると眼前には潜り岩。


7:50 a.m. 潜り岩の上で小休止。
日陰を探して潜り込みます。日陰は冷んやりして良い気持ち。
そしてここから先は殆ど日陰無し、炎天下のルンゼ歩き。T尾さんはキイチゴ狩り。と言ってもまだまだですね。キイチゴに似た葉っぱのシモツケソウも葉っぱが出てるだけ。あっ、キンコウカが咲いています。まだ咲き始めのようで花穂の最下段の花が開いているだけ。上の方はまだ小さな蕾。

いよいよドンツキ。下から見上げると先週の双子が咲いています。急げや急げ。
近付いてみると、ジャジャ〜ン、ちょっと薹が立ってますね。年の頃なら30代か40代の年増美魔女? T尾さん、吉永小百合なんて言ってます。そんな事、小百合ストの方々に聞かれたらタダじゃ済みませんぞ。いやしかしあのお年でも綺麗な方ですなあ。
2-3日前に来たかったと言ったら、大雨だったと言われちゃいました。だよね〜。そのかなり上には多数纏まって咲いています。ちょっと行けんなあ。

少し下のカキランも見落としていましたが小さな蕾がでていました。再来週くらいかな?
そしてドンツキのすぐ下の岩陰にシモツケの蕾がいっぱいあったと言います。これも見落としていました。わざわざ下まで降りてはいパチリ。

少しピンクの色が覗いていますが、これも再来週くらいでしょう。

8:30 a.m. 大黒岩展望台着。
今日もここまで2時間ペース。すっかりローペースが板に付きました。日射しは強いですが割と凌ぎ易いのでここに陣取り大休止。

湿度が高く雲が多いのか遠くの山並みは望めませんが、空は青いし良い天気。久々の好天です。小屋に帰り着いたら晴れていたって事が多かったですね。
しっかり寛いだ後は望湖台へ。
遊歩道の卯の花が綺麗です。この辺りエゾハルゼミが姦しいほど鳴いています。もうその季節なのですね。

そして真っ青の空には飛行機雲。リョウブの花の上に、サラサドウダンの花の上に。


9:10 a.m. 望湖台着。
西側からの風は無し。突端に立つと後ろ(東側)からの風が背中の汗を拭って行きます。天気崩れるんじゃないの? でも明日も晴れ予報でしたが。
望湖台からついうっかり記念碑広場へ行こうとしてしまいました。そうか中道から降りるんでした。岩稜帯下の朝日百合子さんに逢って行かなくっちゃ駄目じゃないですか。つい惰性で生きている自分に気付きます。目下認知症進行中? ほんと物忘れが多くなりました。耳も遠くなったし白内障もどんどん進むし・・・・・。
スキー場ゲレンデを突っ切って中道に向かいます。降りは好い好い、登りはしんどい〜♪

9:30 a.m. 富士見岩着。

中道を降ります。岩稜帯を降ったところで、ん?遠目には花が見えません。
近付いてみると、あった〜。笹に隠れん坊してました。でもそのおかげで鹿に食われなかったのかもしれません。
安心はしたものの、これも少し年増美魔女。悲し〜。

今日のイベントは全て終了。後は中道降るだけ。
多少風はあるのですが炎天下で暑い、熱い、あつい。それにこちら側はエゾハルゼミが全く鳴いていません。まっ、良いか。あいつの声は余計暑苦しいし。

最後にオバレ岩の現在の状況。変わってませんね。これってもう落ち着いてんじゃないですかね?

ササユリの見落としは無いかと目を凝らして降りて来ましたがやはり発見できず。これが現況でしょう。

10:50 a.m. 小屋着。
そう言えばお昼のコンビニオニギリ、食べる機会を逸してしまいました。帰り道車の中で頂く事にします。
今日も濡れタオルで身体を拭いて、う〜サッパリ。好天に心も爽やか、身体も爽やか。爽やかドライブいざでっぱつ。


2025年06月28日18時55分00秒 記



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