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いよいよ12月、Iお父さんも復帰されます。T尾さんはお仕事が佳境との事で今日もパス。 日の出も遅くなりあまり早いとラテの厄介になることになります。電池の節約の為、出発も遅らせます。 自宅を出る時はまずまずの天気。予報も晴れですからてっきりポカポカ陽気の日溜まりHikeと思い込んでいたのですが・・・。 菰野の道の駅でトイレから出ると車の窓に水滴が。走り始めるとポツポツと雨。まだ暗い山を見上げるとロープウェイ駅舎の灯りが少し煙って見えます。あれだけ見えるって事はほんのお湿り程度でしょう。 6:25 a.m. 中道駐車場着。 Iさんの車がもう停まっています。早っ! スカイライン側は5割も停まっていないくらい。まあ12月に入ったのだから車も減ってあたりまえ。でも未だ閉鎖してないんですね。雪が降らないと閉鎖しないんでしょうか。 Iさんの動きが無いので寝ているのかも。じゃあ私も明るくなるまで一眠り。 その前にラテが灯るかどうかチェックしておきましょ。お〜、バッチリ。これって昨年末か年初に替えた電池です。さすがアルカリ電池、自然放電も少ないのでしょうか? 現役の頃にこんな電池があったならさぞかし軽量化出来ただろうに。ホント科学の発展には驚かされます。 一眠りしようとシートを倒したら直ぐにコンコン。外にはIお父さん。なにやら早着の常連さん達と話し込んでいたそうです。 それよりも雪が舞っているとの事。ドアを開けると風花が舞い込んで来ます。こりゃ寒い筈です。 意寒いので目一杯着込んで外に出ます。暑くなったら脱げば良いさ。はい、靴も車内で履き換えてあります。 6:45 a.m. でっぱつ。 結構雪が舞っていますがロープウェイ駅舎の灯りはわりかしはっきりと見えています。 車の中で待機中の常連さん達と挨拶を交わし出かけます。う〜、風も強い! Iお父さんは先週日曜日に一人で中道を登ったそうです。体力回復のトレーニング山行だったんですね。それで今日はまた本谷。ロートル二人でのんびり行きましょう。 先週の霧氷と言い今日の風花と言いすっかり冬になっちゃいました。蛭の心配が無いって本当に気が楽ですね。 薄暗い疎林帯を抜け谷に出ます。時刻は丁度7時。丁度身体も暖まった事だし、ダウンベストを脱ぎます。 出発時より強く降っているのでジャケットは着込んだまま。 まだ薄暗い沢を行きます。降りが強いのでIお父さんは途中でカッパを羽織ります。手も濡れ出したので防寒テムレスに交換。 相変わらず降り続いています。明るくなったのでそれがよく解ります。周りの木の葉もだんだん白くなって行くのが解ります。 私の手袋も既にビチャビチャ。じゃあ私も替えますかねえ、防寒テムレス。いや、持って来ておいて良かったです。今日はてっきり快晴のつもりでいたものですから。 7:25 a.m. 不動滝着。 巻道を行きます。相変わらずきつい登りです。リズムを取りながら息を吐き切って〜、はい吸気。 しんどいですが冬場ってバテないから好きです。夏は暑さで死にそうなくらいしんどいですからね。 足を互い違いに出している内に、はい大岩。雪も小降りになった事だし小休止。写真を撮ってないので時刻は不明。 リッツを齧りながら世間話に花が咲きます。話し込んでいるとついつい時間が過ぎて行きます。それもまた喜ばしからずや。 もう雪も殆ど降っていません。小滝連続帯を樹林帯から巻き大黒谷へ。右岸バンドも岩は濡れていますが軽快に乗越します。そのまま大黒滝下へ。 8:00 a.m. 大黒滝着。 気温はまだ高いようで氷は付いていません。上の方に貧相なツララが少し付いています。 そのまま巻道を行きます。 縦樋滝の巻きで笹に被った雪が現れます。身体が当たると雪が降る〜、首筋に入らないようフードを被って〜、もう真冬と変わらない登り方ですね。 再び谷に戻って潜り岩の左岸クラックを登ったら休憩。寒くて唾液の分泌が悪くリッツが口の中でパサパサしています。デジャブではありませんが遠い昔を思い出します。でも程よい塩味、行動食の定番ですね。 ここから上は岩の上に薄っすらと雪が被っています。これくらいが一番滑り易いです。もう少し沢山積もってくれた方が歩き易いのになあ。無いもの強請りのtanuoさん〜♪ 黙々と登っているとウメバチ地帯。ちょっとした岩場が楽しいです。 その上の岩場も楽しみながら越えて〜、薄っすら着いた雪で滑らないように〜。 楽しんでいる内にもうミズゴケ地帯。ここは以前はモウセンゴケ地帯だった所です。 もうロープウェイも営業運転しているようですが、だ〜れも乗っていません。この天気ではねえ。 8:45 a.m. 本谷ドンツキ着。 真っ白も綺麗ですが、これくらいの斑模様も綺麗です。 それでは大黒岩に行きましょうかね〜。 8:50 a.m. 大黒岩展望台着。 適度にサシが入った霜降り肉じゃなくて霜降りの景色、美味そうです。 日射しが無く寒いのでさっさと山上広場へ。 9:05 a.m. 自然学校前で休憩。 先週は霧氷が綺麗でしたが今日は地面に突いた雪が綺麗です。 寒暖計は−3℃、先週より少し低いようです。しっかり着込んでコンビニオニギリ。食品ロス軽減の為のディスカウント品、今日のシーチキンマヨは50円引き。味に変わりはありません。こうやって貢献できるのも年金生活者ならでは。 さてぼちぼちでっぱつ。ピークハントに三角点、望湖台へ。もう何回ハントしたことやら。この年になってもガールハントの方が好みなんですが、誰も引っかかってくれません。あな侘びし。 9:45 a.m. 望湖台着。 わっ、綺麗!!! 杉峠の向こうに日に照らされた草津、大津の街並みと青い琵琶湖。そして北の方にはこれも日に照らされた彦根の街並みと青い琵琶湖。何十年に亘って訪れていますがここからこんなに青々とした琵琶湖が望めるのは初めての事です。いや〜、今日は本当にラッキーでしたこんなに好いものにお目にかかれるとは。こんな新発見があるから止められないんですね。ガールハントも良いですが、やっぱりピークハントも捨てたものではありません。残念ながら写真には綺麗に映っていませんが。 とは言え先週同様凄い風です。吹き飛ばされそうでじっと立っていられません。早々に退散。 記念碑広場から峠道へ。 峠道に出るとやはり凄い風。望湖台と変わりませんな。顔の右半分が凍傷になってしまいそう。フードを被ってなんとか凌いでいますが。 展望岩まで降りて来て滋賀県側に目を遣ります。うん。紅葉がまだ綺麗です。あれま、いつの間にか青空が出ています。 展望岩から下は掘割の中。いきなり風の音が止み、バタついていたジャケットの音も止みます。と同時にポカポカ。風が無いとこんなに暖かいんですね。 そして峠手前のガレ。すっかり青空が広がり好天になっています。お日様も燦々、あ〜暖かい。 10:15 a.m. 武平峠着。 荷物を降ろし雉場へ直行。冷えると近くていけません。は〜、すっきり。 お父さんもやって来ます。風が強いので風下に向かってしなければいけません。でないと全て自分の身に降り掛かってしまいます。 すっきりしたところで今日もここからエスケープ。はい天気は好くなりましたが鎌までは吹きっ晒しの中を行く事になります。もうあんなに冷たい強風に晒されるのは堪りません。軟弱になったと言うなかれ、年相応に対処しているのです。「年寄りの冷や水」ではなく「年寄りの冷や風」になってしまいますから。 フードも外し降って行きます。スカイラインに出ると風も無くポカポカ陽気の日溜りハイク。 この季節これが楽しめるから止められないんですよね〜。 11:05 a.m. 駐車場着。 山頂もすっかり晴れ渡っています。ええ天気や〜、ポッカポカやで〜。 山頂でのあの冷たさが信じられないくらいです。 |
2024年12月08日17時50分00秒 記
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