いよいよ冬到来


霧氷林を通り抜けて武平峠に向かいます。
しかしこの風、台風並みですね。
峠道は常に右側から冷たい風が。
フードをすっぽりと被っているのでなんとか凌いでいます。



20241130
先週は奥の沢からエスケープ。ちょっとトレーニングが足りまへんな。
じゃあ小岐須半周? いやいやまた途中でエスケープしそう。やっぱり通い慣れた御在所-鎌。馬の背ももう長い事歩いていないので久しぶりに。
とか言いながらまた武平からエスケープしちゃったりして・・・。
グループLINEでは出かけるという話はなし。じゃあまた抜け駆けで。

6:25 a.m. 中道駐車場着。
いつもより遅いのは一度家に戻った為。はい、入歯を忘れちゃいまして。これが無いとな〜んも食べれないんですね。まあ年相応といえばその通りです。
家を出る時は星が輝いていたのにこちらは曇天。風が強く寒そうです。あ〜、早速気が萎えてしまいました。また武平からエスケープか? 本当にガッツが無くなってしまいました。これも年相応?
今日もなかなか仕度にかかれません。ほんとグータラなんだから。出掛ける人を横目に暖房の効いた車内でポイ活。えっ、皆さん完全な冬装束。羽毛服着ている人も。いくらなんでもそりゃ無いんじゃ?暑くてバテますよ〜。
さてそろそろ仕度でも。と言っても靴を履くのも車内で。寒くて外には出られません。
意を決して外へ。寒っ! 冬物シャツに長袖カッター、ダウンベストの上にジャケット、それでもこの寒さ、すっかり冬ですわ。

6:55 a.m. でっぱつ。
スカイライン側の駐車場は相変わらず車が多いです。それでもさすがに7-8割程度の駐車率。こちらは私以外に2台のみ。
そしてゾロゾロと人波が中道へ吸い込まれて行きます。やっぱり本谷にしとこうかな?なんて思いましたが初志貫徹。偶には行かないと道の様子を忘れてしまいます。

中道に入ると急坂、あれっ、ここってこんなに急だったっけ? 早速認知症が顔を覗かせます。
小尾根に乗ると傾斜が緩み楽に。樹林帯の中でもあり風も治まりやっと身体が暖まってきました。
何組かに追い越されたり追い越したり。若い人達は早いですね。と言うより私のペースが年と共に遅くなっているのは否めません。まっ、今日は若干長丁場、焦らず慌てずゆっくりと。
ロープウェイ下で小休止、汗で濡れる前にジャケット、ベストを脱ぎます。忘れずに水分補給も。最近よく足が攣るようになりました。意識して水分補給に努めます。そうそう切れていた芍薬甘草湯も補給してあります。

7:35 a.m. 岩棚着。

鎌も御在所も頭は雲の中。回復は昼からかな? この風で降られたらさぞかし冷たい事でしょう。
中腹の紅葉も鮮やかさに欠けます。今年はこんなもんかな?
地蔵岩の手前、道が大きく崩れています。これだけ人が通っていればさもありなん。オーバーユースってやつですね。でも新しい発見に心ウキウキ。
偶には地蔵岩の上に? なんて思いもこの寒さではパスパス。


7:45 a.m. キレット通過。

登り返しは風の陰、急に静かになり身体も暖かくなります。

8:00 a.m. 北谷テラス着。

富士見岩尾根の岩塔もガスの中。
風が強く寒いので長居は無用、そそくさと掘割の中へ。
掘割道の中、段差の大きかった所には手が加えられ段差がなくなっています。こりゃ楽ちん。
ドンツキ正面にはエルガーフェイス、光線が悪く精彩を欠いています。

岩稜帯から顔を出すといきなりの突風。思わず「寒っ!」と声が漏れます。
この辺りからチラホラと霧氷が。


8:30 a.m. 富士見岩着。周りは五里霧中。
そして久しぶりに見ました、名物の氷漬けのお賽銭。

うっすらとですが霧氷林が続いています。こんな季節になったんですね〜、ついこの前までうだる暑さに閉口していたのに。

あ〜、青空が欲しい、光線が欲しい。折角の霧氷もこの天気ではねえ。

8:40 a.m. 自然学校前着。
小休止してリッツで燃料補給。またベストにジャケットも羽織ります。フードも被ると、ふ〜、暖かい。

寒暖計は−1℃、曇天のおかげで暫くは霧氷も消えずにいるでしょう。
望湖台に向け早々にでっぱつ。


9:00 a.m. 望湖台着。
なんとまあ綺麗じゃないですか。でも風の強いこと、もう飛ばされそうです。

霧氷林を通り抜けて武平峠に向かいます。しかしこの風、台風並みですね。
峠道は常に右側から冷たい風が。フードをすっぽりと被っているのでなんとか凌いでいます。

9:20 a.m. 展望岩通過。

ここから下は掘割の中。急に風音も止み静かになります。同時に暖かい事!
とは言え上着を脱ぐほどではありません。

9:30 a.m. 武平峠着。
先ずはトイレ休憩。そしてどうするか? 気分はエスケープ。ですが流石にこの時間、ちょっと諦めるのが早いんじゃないですかね。
行ける所まで行ってみますか? と言う事で鎌に向けてでっぱつ。
上着はまだ着たまま。なかなか暖かくならないんですよね〜。
最初の登り返しがしんどいんだよな〜。
露岩帯を登り終えるとまたツルアリドウシの赤い実。

暫く行くと急に日が射し出しました。好いですねこの雰囲気。初冬の柔らかな日射しを受けてのんびりハイク。
尾根道の東斜面を降った所で休んでいる人達がいます。尾根筋の風を避けているのでしょう。あそこなら暖かそうです。まさに日溜まり。
ガレを登って展望岩へ。その前に日に輝く街並みでも撮っておきますか。本当に暖かそうです。

そして三ツ口ドンツキのザレへ。

一歩一歩ゆっくりと進みます。ここが踏ん張りどころ。ってこんなにヒーヒー登っているのに上着を脱ぐには至りません。余程冷えているのか代謝が悪くて体温が上がらないのか?
新道は通らず旧道にガレから。う〜ん、霧氷が綺麗。


10:25 a.m. 鎌山頂着。

祠に柏手。ホントご無沙汰です。いや少し前に来たかな?
南側に回り鎌尾根を。おっ、こちらにも霧氷。宮妻峡から水沢を俯瞰。先週のルートを眼で追います。

狭い山頂、風も強いし日射しも無いのでそそくさと降ります。予定通り岳峠からサンノダケ、白ハゲへ。
この降りも所々崩れています。長い事通ってないので以前との違いが新鮮です。

峠まで降りるとまたニゴリ谷から強風。崖下は風が凌げますが岩が降って来ては逃げようがありません。じゃあもう少し降ったところで休憩しますか。
藪を掻き分け宮妻側の斜面に出ると急に日射しが。風は無いし日射しは暖かいし、ホントにここはヌクヌク尾根。
暑くなったら脱ごうと思いながら行くとまた曇り。なかなか上着を脱ぐ機会がありません。そうこうしている内にサンノダケ通過。急な降りで白ハゲへ。
そうだ、ここで大休止。岩の上でコンビニオニギリ。

お腹が膨れたところで下降開始。尾根伝いに進みます。そしてラピュータの木。

この辺りも様子がかなり変わっています。いつの間にか松の幼木が大きくなり踏み跡を隠しています。元からあった立木もかなり大きく育っています。昔の草付きのイメージはもう在りません。
分岐のコルから長石谷へ。ここも踏み跡が消えています。適当に目星を付け降ります。
沢音が聞こえるようになると傾斜も緩み明るく開けた平地に。時折日が射し黄葉が輝き始めます。

沢を渡り登山道へ。長石谷もかなり荒れています。様子が変わってしまいルートファインディング。これがまた楽しいです。
初冬の沢の流れと名残の紅葉。好い雰囲気です。

古い記憶と今の様子を天秤に掛けながらルート決め。いやあワクワクしますね。

漠然と長石から降りようとこちらに来ましたが、すっかり忘れていました。長石谷が長〜い事を。
ああああ〜、長石は〜今日も〜長〜かった〜♪
いいかげん嫌になってきたところで、やっと第二堰堤。ここを越せば三滝川との出合はもう直ぐ。

三滝川渡渉点で小休止。お日様燦々風も無し。小春日和という言葉がピッタリです。
やっとここで上着を脱ぎました。それほどまでに寒い一日でした。
休みがてら水辺に腰を降ろし靴を洗います。水に浸けると底から浸水するので手で表面に水をかけてゴシゴシ。一年間お疲れ様でした。来週からは新調した冬靴の出番かな?

12:40 小屋前を通るとT尾さんの車が停まっています。
と同時に窓から声を掛けられました。仕事を終えてから来たそうです。それもほんの少し前。
もう少し早かったら会えなかったですね。でも抜け駆けハイクがバレちゃいました。 薪ストーブにあたりながら暫し雑談。そんな季節なんですね。

12:55 車に帰着。
すっかり好い天気になっちゃいました。午前中のガスと強風が嘘のよう。山頂の霧氷もすっかり消えていました。
駐車場スカイライン側もかなり車が減っています。さすがにかもしか大橋までの渋滞はもう無いでしょう。
やっと渋滞無しで最短コースで帰れる季節になりました。


2024年12月01日15時50分00秒 記



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