奥の沢紅葉狩り


安定しているとは言え多少は流れも変わっています。
いつも通りに通れなくてちょっと手古摺ったり。
それはそれで楽しいです。
滝を右岸側から巻き、左岸側に移ったらいよいよ終わり。
この頃になると日射しが戻り紅葉が輝きだします。



20241123
先週もサボってしまったし、またメタボ復活か? 幸い天気も好さそうなのでメタボ予防に出かけましょ。
好天なら御在所はまだ大混雑でしょう。じゃあ混雑を避けて宮妻でも。
体力トレーニングなら宮妻一周、入道から鎌まで。と行きたいところですが自信ないですね。せめて水沢峠までは足を延ばしたいですね。
いつもの時刻に家を出ます。すっかり日の出が遅くなり星が煌々と輝いています。うん、天気好さそう。冷えるそうなので冬用カッターシャツを羽織って。
そうそう、ミルクロードから水沢への分岐点にあったコンビニが無くなっていたんですね。じゃあ早めにエサを調達しておきますか。
水沢が近付く頃、空が白み始めました。ところが行く手の鈴鹿の山並みには雲がかかっています。予報では晴れだったし、その内晴れるでしょう。

6:20 a.m. 宮妻峡駐車場着。
小雨が降っていますがこれくらいなら大丈夫でしょう。
外は寒そう。なかなか下のトイレまで行く気力が出ません。朝飯代わりのアミノゼリーを頂きながら、暫しスマホでポイ活。
便意と寒さ忌避の相克が続きますがいよいよ我慢しきれずにトイレへ。ススススッキリ、今日も快便。トイレから出ると雨が本降り。濡れながら小走りに駐車場へ登ります。「あ〜、寒かった。」
結構降っていますが空は明るそうです。でも寒そう。こんな天気じゃ今日も奥の谷でお終いかな?
うつらうつらしていたらだんだん明るくなってきました。朝日も射し出し天気は回復傾向。でも風も強そうだし寒そうです。

重い腰を上げ車の中で仕度にかかります。だって外はまだ少し降ってるし寒いんだもん。しっかり着込んで〜。

7:15 a.m. でっぱつ。えっ、一時間近くグズグズしてたんかい。
いつの間にか車が増えています。皆さんお出かけですが車道を登って行きます。カズラ谷からかな?
このカズラ谷の固有名詞が出てこないんですね。長い事来ていないのもありますが、最近殊に固有名詞が直ぐに出て来なくなりました。それがずっと後でふと出て来ます。認知症、目下進行中。
先程のトイレまで降り、キャンプ場の中を通って入道新道へ。
渡渉してからいきなりの急登。相変わらずしんどいです。宮妻一周で左回りするとこの急な降りが最後に来ます。体力の低下と共にこれが辛くていつの間にか右回りばかりになりました。それが今では鎌尾根まで辿り着けず水沢峠からエスケープするかもっと軟弱に奥の沢からエスケープが普通になってしまいました。体力、精神力の軟弱化は留まるところを知りません。
崩れやすい斜面を登ります。枝道が増えその内事故でも起こるのでは?と思われるほどです。
やっと尾根に出る所まで登って来ました。身体も暖まってきた事だしジャケットもカッターも脱ぎシャツ一枚に。風が当たると少し寒いですが大汗かくよりマシです。
この尾根道、笹が全く見当たりません。入道というとどこもかしこも笹原。というのが当たり前でしたが植生もかなり変わっているようです。
尾根の途中に在ったトリカブト地帯にはトリカブトが全く見られなくなっていました。蕨地帯のシダも随分貧相になっています。ここ、今は通報ポイント5の看板が立っています

ここを越え一登りで尾根も狭まり同時に背後に雲母峰が顔を出します。同時に主稜線の鎌尾根、御在所が望めるようになります。

左側の紅葉も綺麗なのですが如何せん曇り空で光線が悪いです。

立木が消えいよいよ笹原かという所。笹が見当たりません。代わりに枯れ果てたシダ類とこれも枯れかけの野菊。
人の踏み跡の横になにやら地面を掘り起こしたような跡が並行して続いています。人の踏み跡では無さそうだし、猪のミミズ取りの跡かな?

この辺り、笹原の海に馬酔木の小島が点在しているような景観だったのですが、笹は無し、そして馬酔木のジャングルを潜り抜けるような地形に変わっています。馬酔木ってこんなに成長が速いんですね。
雲母峰や主稜線の紅葉もある程度は進んでいるのでしょうがやはり曇天では発色が悪いです。「お日様、出て来〜い。」

山頂部が近付き傾斜が緩んでくるとごらんの様相。本当に笹の欠片もありません。ここって本当に入道?

東の空は晴れています。伊勢湾が輝いています。こっちも早く晴れてくれよ!


8:45 a.m. 入道ヶ岳山頂鳥居着。

山頂部は風も強く平坦な為発熱量も少なく身体が冷えて来ました。上着を着込みます。
奥の院に向かいます。池が谷道への分岐の窪地が青々としています。近付いてみるとこれ皆杉苔。笹原が消えシダに変わりそれがまた次は杉苔。まあこの方が綺麗ですわなあ。


9:00 a.m. 奥の院着。看板では奥宮となっています。

小休止してリッツで燃料補給。
休んでいると急に青空が。やっと晴れて来ましたか。あ〜、暖かい。

イワクラ尾根に向かいます。雨に濡れた枯葉の下は入道特有の泥濘地、滑らないように気を付けて〜、って早速滑ってしまいました。地面に突いた掌が痛って〜。
注意しながら行きます。右側に落ちたら大事ですから。
この降りの痩せ尾根、かなり荒れています。と言うか崩落が進んでいます。落っこちないように気を付けて〜。
樹間越しに望む紅葉が綺麗です。日が当たった時だけですが。

鞍部を越え、二重山稜になった所を登りきると日が射すことが多くなったのか殊の外綺麗です。

そして重ね岩。ちょっと上まで行って見下ろすと、お〜、綺麗綺麗。松の紅葉(松枯れ)も。

磐座はもう目と鼻の先。重ね岩からも見えています。

9:45 a.m. 磐座着。

曇ってるし、冷たい風がもろに当たるしで下まで行くのは止め。それにしても奥の谷の紅葉もイマイチ。

9:55 a.m. 奥の沢分岐着。

ここではたと考えます。宮妻一周なんてもうとても無理。水沢峠まで足を延ばしても天気は悪いし寒そうだし。まして主稜線の風はここの比ではありません。それにここから主稜線への登りがまたしんどいんですよね〜。ついつい軟弱の芽がニョキニョキ。え〜い面倒だ、降りちゃお。
てなわけでまたもや降りは奥の沢。
滑り易い斜面を降りて行きます。この明るい谷、日が射していれば綺麗なのに。

降って行くと時々青空も出てきたり。一瞬「早まったかな?」なんて思ったり。でももう降り始めてしまったし・・・。

岩に着いた苔が綺麗です。苔が育っていると言う事はそれだけ谷が安定していて荒れていない証拠です。ほんとここは落ち着いた綺麗な谷です。
今シーズンの紅葉はイマイチですがそれでもそこそこ楽しめます。

安定しているとは言え多少は流れも変わっています。いつも通りに通れなくてちょっと手古摺ったり。それはそれで楽しいです。
滝を右岸側から巻き、左岸側に移ったらいよいよ終わり。この頃になると日射しが戻り紅葉が輝きだします。


10:40 a.m. 林道合流点で大休止。
メインディッシュにコンビニオニギリ。相変わらず日射しは晴れたり曇ったり。曇ると一気に寒くなります。もう11月も終盤ですもんね。
お腹が膨れたら嫌な嫌な林道歩き。ん? 簡易舗装路が続いています。未舗装でも砂利が敷き詰められ歩き易いです。この林道、そう言えば前からこうでしたね。ついつい現役の頃の事しか頭に浮かばないので、林道=歩き難くて嫌 となってしまいます。これも認知症? 実際現役の頃はこの林道も大きな砕石だらけで歩き難くて仕方がありませんでしたから。
ふと横を見ると樒の木。花が咲いています。樒の花って春じゃなかったっけ? 狂い咲きですかねえ。


11:20 a.m. 駐車地着。
出る時には疎らだった車がほぼ満車。宮妻でもこの人出ですからやはり御在所は大変な人出だった事でしょう。
さあ早く帰ってのんびりしましょ。


2024年11月23日22時35分00秒 記



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