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未明突然の雨音。寝呆けまなこで開けっ放しの窓を閉めに行きます。閉めていると稲光。暫く後に雷鳴。それが繰り返し続いています。 時刻は3時半、もう直ぐ起きなければ。目覚ましの時刻までもう一眠り。睡魔には勝てません。 やがて無情のアラーム、しゃあない起きるか。 仕度を済ませ外に出ると雷は治まり小雨が降っている程度。それが名古屋市内ではかなりの本降り。ここまで来た事だし取り敢えずは行ってみるか。 木曽三川辺りでは雨も止み道路が乾いています。四日市市内は晴れていましたが市街地を抜けると小雨。行く手の鈴鹿の山並みはガスか雲か? 6:15 a.m. 中道駐車場着。 既にIさんの車が停まっています。スカイライン側には車は無し。そう言えば大雨の為スカイライン閉鎖の看板が出ていました。 こちら側も数台しか停まっていません。日曜の常連さん達の車も見当たりません。まあ未明の大雨もあったし、皆さん今日はお休みでしょうね。 Iお父さんと今朝の雨の話をしながら仕度に掛かります。スカイラインが閉鎖するほど降ったのなら今日は中道ですね。幸い皆さん出控えてくれたおかげで中道もガラ空きでしょう。こんな時しか中道歩けませんもんね。 6:25 a.m. でっぱつ。 曇っていますが東の空には薄日が漏れています。雨も止んでいるし今日はずっとこんな天気かな。 御在所山頂のガスも取れました。ロープウェイ山頂駅舎もはっきり見えています。 久しぶりの中道の登り、ここは下草も無いし道幅が広いので脇の草からの貰い水も無いのでズボンが濡れずに済みます。それくらい辺りはぐっしょり濡れています。地面の枯葉も大雨で流されて来たような跡だらけ。かといってそこに蛭クンが潜んで居る様子もありません。気温もかなり低めのようです。しかし、この湿気、なんとかなりませんかねえ。おまけに全くの無風、たちまち全身汗でずぶ濡れ。クソ暑っつ〜! 7:13 a.m. 岩棚着。 風を求めてあっちへ行ったりこっちへ来り。どこへ行っても無風状態。 でも中道は本谷に比べて蛭の心配が無いのが良いですね。それだけで気が楽です。 地蔵岩の向こうに伊勢平野の広がり。ん?下界は日が当たっています。天気は回復傾向? 7:35 a.m. キレット通過。 雨で砂や埃が綺麗に流され濡れていてもフリクションがよく効きます。今日もボロ靴ですが、こういったトレッキングシューズって爪先が母指球辺りからグニャっと曲がってしまうんですね。ですから小さなスタンスに爪先で立ち込めないんです。それで誤魔化しながら岩に乗っています。しかし先日買った靴はアルパイン仕様らしく爪先で小さなスタンスに乗る事ができるようです。楽しみですね〜、早くあの靴で岩登りしたいですね〜。と言っても冬専用にしちゃうとそう言った所はアイゼンを履くのでビブラムでの岩登りは出来ませんね。う〜ん、偶には冬以外でも履いてみるか。 なんて年甲斐も無くしょうもない事を画策しているtanuoさんです。「あんた、いくつになったん?」って言われそう。 7:50 a.m. 北谷テラス着。 ガスがだんだん下がってきているようですね。国見峠はもうガスに隠れています。釈迦山頂もガスの中。もしかして降られるかな? そう言えば中道ってこの時期めぼしいものがありませんね。上の方へ行けばダイモンジソウの欠片くらい拝めるかも? なんて話していたらやっとアキノキリンソウ。雨に濡れた姿が綺麗です。 掘割下のコモノギクもいつのまにか姿を消してしまったし。本来ならこの時期には咲いているのですが。 殺風景な雨に濡れた中道を行きます。 上のテラスに立っても全くの無風。直下のガレも無風。Iお父さん、こんな雨の中、ガレの直登。お好きですね〜。 8:25 a.m. 富士見岩着。 山肌に纏わりつくガスが幽玄の世界を感じさせています。う〜ん、ええもんですな〜。ん?ガスが全く動いていない→風が無い。蒸し暑い筈です。 朝陽台のベンチは雨で濡れています。座れないので自然学校へ。 8:35 a.m. 自然学校前着。 先ずは寒暖計を見ます。指しているのは17℃。2度ほど狂っているそうですが、低めに出るのなら19℃。先程気温が20℃くらいじゃないかと二人で話していたので大正解? 軒下の乾いたベンチに腰掛け大休止。朝ご飯にコンビニオニギリ。あっ、今朝歯磨きした後入歯を着けるのを忘れていました。歯が無いと食べ難いったらありゃしません。は〜、食い難い。毎度爺臭い話で申し訳ございません。 休んでいると寒くなってきました。そりゃ全身汗でずぶ濡れで外気温が20℃じゃあ寒い筈ですわ。Iお父さんは既に着替えを済ませています。要領の悪いtanuoさんには山で着替えると言う文化がございません。基本着乾かしです。乾くまで我慢我慢。我慢できなければジャケットを上に羽織るだけ〜。 なんて痩せ我慢を張っていましたが我慢しきれずジャケットを羽織りました。うん、風を通さないだけでほんのり暖かいです。Good good 9:10 a.m. 望湖台着。 さっきまであんなに寒かったのに、ジャケット羽織って歩いていたらもう暑くなっちゃいました。風を求めて突端へ。あれ、やっぱり風が無い。いやありますあります、後ろから。これって【まぜ】(南風)ですね。T尾さん、今日は海苔の種付けとか言ってましたが大丈夫ですかねえ。 記念碑広場から峠道へ。 ほんとに今日は人が少ないです。登りでも3人ほど。+降ってきた人2人。そして望湖台の先客が1名。富士見岩から見下ろした時に駐車場に車がいっぱい停まってましたが、それはスカイラインが開通してから。皆さんまだ登っている最中でしょう。良かった、中道が渋滞する前に登って来れて。 御在所へは武平からが最短で、天気の良い日は団体さんが大挙して登って来ます。その擦れ違いに時間がかかるのですが、今日は No problem. 9:45 a.m. 武平峠着。 足元にアキノキリンソウ。花軸が一本すっと伸びその節目節目に花が付いているので、一瞬キンミズヒキかと思ってしまいました。しかしよく見ると紛れも無いアキノキリンソウ。普通ブーケの様に束になって咲くのですが、こんな咲き方もするんですね。 時刻はまだ10時前。「天気が良ければそろそろ鎌にも。」と言っていたIお父さん、こんな天気なので今日も早仕舞い。と言う事でスカイラインへエスケープ。 なるべく登山道に入らずスカイラインの舗装路を行きます。だってこんな天気ですからこの時刻の登山道は蛭の天下ですもん。 道路脇にコモノギク。まだ咲いたばかりで初々しいです。 その横にも群がるように。 これもコモノギク? 一つの株から複数咲くのは違うような。ヨメナかノコンギク? 花だけでは全く区別が付きませぬ。 その傍にはもう紅葉した葉っぱが。もう高い所では紅葉が進んでいますもんね。その下にはハギ。花も咲いています。「あっ、今年はおはぎを食べ損ねたな。」 季節は確実に秋へと移ろっています。もう来週には10月に突入。高い山には雪が降ります。鈴鹿だって早ければ11月に雪の便りも。早く来い来い雪の季節。 スカイラインから一旦表道、そして三滝川沿いに降ります。最後にスカイラインに出る手前から樹林帯の中ながらポツポツと雨粒が。 「降り出したな。」と思っていたらスカイラインに出ると既に本降り。急ぎ傘を出し舗装路を漫ろ歩き。最後の最後に秋雨の洗礼を受けてしまいました。 10:45 a.m. 駐車場着。 Iお父さんお疲れさまでした。 軽太郎のリアゲートを開けそこから乗り込みます。車内で靴を脱ぎ、着替えも。 軽太郎君って狭いと思っていましたが意外に広いです。一人なら充分中で着替えができます。こりゃ便利です。室内が濡れても所詮軽太郎、痛くも痒くもありません。A5ではとてもこんな芸当は出来ません。やっぱり便利な軽太郎、ヘビーデューティー軽太郎。 曇った室内はエアコンかけて即乾燥。人工秋風に濡れた髪を靡かせ颯爽と走り去ります。カッケー! |
2024年09月29日17時55分00秒 記
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