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今日の御在所通勤はお休みだったのですが、予定が変わり急遽参加。年寄りは一週でも抜けると後が大変なので、抜けずに済んで良かった良かった。 天気は曇りとの事ですが家を出る時には星空。右側が少しぼやけた月が煌々と輝いています。そうそう一昨日は満月、その前日は中秋の名月だったんですね。お月見団子も頂いたのでした。 そして明日はもうお彼岸の中日。「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉とは裏腹に一向に涼しくなりませんね。お山に秋風が吹くのは一体いつの事やら。 6:15 a.m. 小屋着。 相変わらずIさんは早いです。今日はおニューの靴は止めてまたボロ靴で。小屋の中で仕度にかかります。 6:25 a.m. でっぱつ。 今日の駐車場はこちら側ににもそこそこ停まっています。先週より天気は好さそうだからかな? スカイライン側もチラホラと空いている程度。 空は曇りがちですが薄っすらと青空も覗いています。あら、朝日も射してるじゃん。 スカイラインから疎林帯の中へ。気温も低めだし枯葉も乾いているし蛭クンもまだお寝んねかな? お二方のペースが速いです。出だしくらいもう少しゆっくりペースで行けば良いのに。 沢に出た所の蛭チェックスペース、ここまで来るだけでもう全身汗みどろ。湿気も少なく気温も低めなのにこの大汗は明らかにオーバーペースの所為ですね。 さすがに蛭は付いていないだろうと思っていたら、T尾さんの靴に一匹。鈴鹿の蛭もしつこいですね〜。 無事であることを確認してから行きます。沢沿いのおかげか尾根道よりは涼し気です。 おニューの靴とは違いこのボロ靴、ソールのフリクションのよく効く事!このネチッとした感触、歩くだけで楽しいですね。 雪無しシーズンはこのボロ靴で、そしておニューの靴は冬専用ですな。当然雪無しシーズンの方がずっと長いので大事に使わなくっちゃ。 6:55 a.m. 不動滝着。 巻道のしんどい事!でもやはり先週までよりはずっと楽になりました。風はあまりありませんがやはり気温はかなり低くなったようです。なんたってお彼岸ですもんね〜。 谷に戻り大岩の下右岸側壁のダイモンジソウ、まだまだです。蕾着いてんのかな〜? ボロ靴のフリクションを楽しみながら大岩の上へ。 7:10 a.m. 大岩の上で休憩。 曇っているおかげで日射しが無く凌ぎ易いです。時折吹く風がヒンヤリ。あ〜、この風、秋の気配を感じますね〜。 そしてその風、明らかに谷の下から吹き上げています。南東の風ですね。明日は雨予報、この風向き、さもありなん。 そこでT尾さん曰く、漁師さんの間では南風を「まぜ」と呼ぶそうです。まぜが吹いたら絶対に船は出さないのだとか。「はえ」はよく聞くのですがねえ。帰宅後調べたら関西では「まぜ」だそうです。そうか三重県は言葉の上では関西ですからね。 そんな話に花を咲かせていたらしっかりクールダウンできました。さあ先へ進みましょ。 大黒谷に入り右岸バンドを越えると大黒滝。最近雨も降っていないのにいつも大黒滝に水が流れています。すわ、天変地異の前触れか? 巻道から再度谷に戻り潜り岩の下。先行するT尾さんの大声。咲いてるのかな?と近付くと、ジャジャ〜ン! 小さな株ですがしっかり咲いています。こりゃ上の方も期待出来そうです。 左岸クラックを登って潜り岩の上へ。 7:50 a.m. 潜り岩の上で休憩。 良い風が吹いています。紛れもない秋風。やっとこの季節がやってきました。やっぱりお彼岸、暑さ寒さも・・・。 そして伊藤園の【お〜いお茶、濃い茶】の渋みが五臓六腑に染み渡ります。「このお茶、旨め〜な。」 8:00 a.m. ウメバチ地帯を目指してでっぱつ。 8:05 a.m. ウメバチ地帯着。 先々週の大物、その隣の子もまだ咲いています。その前に下の咲きたてを。 あれま、この子六弁じゃないですか。珍しいので証拠写真? そして他の子も開花が進んでいます。その周りに新たに沢山の蕾が見つけられます。ホント、数えるほどしか見つけられなかったのに、咲き始めると次から次へと新たな蕾が見つかります。ざっと数えて15輪以上ですね。それに混じってイワショウブもずっと咲き続けています。 横の岩小屋の中にダイちゃんもあるのですが、ここの子はまだ蕾。上に期待しましょう。 岩小屋の上にはアキノキリンソウ。そしてそのすぐ上にまたダイちゃん。これは先週イチモンジソウだった子ですね。今日はしっかり開いて大の字になっています。 その先はなかなか咲いていません。というか葉っぱもあまり見られません。株自体が減っている? じゃあ苔の黄葉と薊の蕾でも撮っておきましょ。あれま、濡れて萎れたシモツケソウがまだ咲き残っています。先週も見た子ですね。名残のシモツケ。これもまた一興。 そしていよいよドンツキ。その手前に開きかけのダイちゃん。初々しいですねえ。 8:30 a.m. 大黒岩展望台着。 雲は多いものの青空も覗いています。丁度ここは雲のおかげで日射しは遮られています。まだまだ日射しは強過ぎるので曇っているって有難いです。 適度に涼風が流れています。「まぜ(南風)」の為結構湿気を含んでいますが時期的にはもう秋風。夏と比べりゃ爽やかですね。 展望台に三人並んで朝ご飯。コンビニオニギリが旨いです。そう言えば先週は小雨が降っていて展望台はパスしたんだっけ? 駄弁っていると屏風岩、富士見岩の上に青空が広がっています。尾根の緑が色付き始めるのももう直ぐ。ほんと時の経つのは早いですね。 8:45 a.m. 山頂に向けてでっぱつ。 山頂広場からは久しぶりにゲレンデから山頂へ。ゲレンデの芝の上には至る所に鹿の糞。昔に比べてニホンカモシカを見なくなったと言う話から、鹿に駆逐されたのだろうと。いや、ほんとに見なくなりましたねえ。昔は首を傾げながらこちらを見つめているカモシカとよく遭遇したものですが。 カモシカは牛の仲間。肉もきっと牛肉に近いでしょう。絶滅させるくらいならカモシカセンターを飼育場に替えてジビエとして供給すれば良かったのに。鹿も飼育してどんどんモミジ肉を供給すればどうかな? 食い意地の張ったtanuoさんです。 9:10 a.m. 望湖台着。 高曇りで雲は多いですが視界はよく効いています。琵琶湖もバッチリ。竹生島、対岸の湖西の街並みも。丁度手前の山の陰になっていますがあの辺りがマキノ海岸? 昔子供達とキャンプに行った事が思い出されます。山仲間のK君一家と一緒にカヌーまで持ち込んだなあ。(年寄りは昔話が多いですな。) 西側突端に立つと琵琶湖からの涼風。あ〜、これこそ秋風。下界はまだまだ残暑が厳しいですが、お山の上は確実に秋に移り替わりつつあります。 秋風を漫喫した後は記念碑広場から峠道へ。 9:45 a.m. 武平峠着。 峠でT尾さんの元職場の後輩の方と遭遇。小学3年生の娘さんと一緒に。 世間は狭い、山も狭いです。新たな山ガの誕生に乾杯。 時刻はまだ10時前だと言うのに誰も鎌へ登り返す気配はありません。むしろ当然とばかりにスカイラインへ降り始めます。もう一山が常態化してしまいました。まあその方が有難いですね。持久力もかなり衰えてしまいましたから。 降り始めて直ぐにホトトギスが咲いていた所。今日はもう完全に消えていました。これは花期が短いですね。株も少なかったですし。 後は降り路でのタマゴタケ。久しぶりにスカイラインでなく登山道を辿ります。昔はいつもこちらを通っていたのですがね。久しぶりに通るとちょっと新鮮。しかしながらタマゴタケはボウズ。三週連続ゲットはそりゃ無理でしょ。 最後にスカイラインに出た所でキンミズヒキ。赤いミズヒキを探しますが見当たりません。この辺りミズヒキも有ったのですが駆逐されてしまったかな? 10:45 a.m. 小屋着。 今日も早いご帰還。あちこち寄道したにも拘わらず。 小屋の中で着替えを済ませませおいとまします。時刻は11時。今日も早く帰れるぞ〜。 下界は先週同様良い天気。エアコン効かせて人工秋風を浴びながらの帰宅です。 |
2024年09月22日09時40分00秒 記
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