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本谷ドンツキの双子ササユリはどうなったかな? カキランはあの蕾の大きさからしてもう咲いているでしょう。 シモツケソウもぼちぼち、キンコウカは咲き乱れている事でしょう。 と言う事で今日は初夏のお花見。小雨覚悟でいたものの終日晴れか曇り。どうするの?こんな事で悪運を使い果たしてしまって・・・。 6:40 a.m. 小屋着。 皆さん既に準備万端揃っています。急いで仕度。毎度毎度お待たせして済みません。 6:50 a.m. でっぱつ。 今日もスカイライン側駐車場はほぼ満車。若干空いているようです。そして珍しい事にこちら側には2台しか停まっていません。 週半ばまで土曜日の天気予報は芳しくなかったので、皆さん出控えたのでしょうか。 今日も暑くなりそうです。風が吹けば涼しいのですが、果たして谷の中は風が通っているでしょうか? 本谷に向けて先ずは山の家の夏椿を。うん、いっぱい咲いています。つい先日まで固く締まっていた蕾がボコンボコンと咲いています。まだ固い蕾も多くもう暫くは楽しませてくれそうです。 意を決して疎林帯の中へ。ん?意外な事に落葉も乾燥しており蛭の気配がありません。暫く降っていないしなあ。気温もまだそんなに上がっていないので蛭クン達は活動がおとなしめ? 沢に出た所で蛭チェック。うん大丈夫。なんて言っていたら地面で蠢いているヤツを発見。あれっ、そのすぐ傍にもう一匹。 早速塩をまぶしていたぶります。この辺り、皆さん蛭チェックか休憩でよく立止まるので、蛭クン達からしたら格好の食餌場なのかもしれません。そうと解れば早々に退散します。 沢沿いに行くとそこかしこにギボウシの花。淡い青紫が涼やかです。 水量は思ったより多いです。暫く降って無かったと思うのですが。でも水量が多い方がやはり涼し気で気持ち良いですね。 7:25 a.m. 不動滝着。 この滝が水を落としているって事はやはり水量が多いです。うん、滝らしくて恰好よろしい。 もうここまでで全身汗でずぶ濡れ。不動滝の巻道に入るとまたもや大汗が噴き出します。おまけに風無し。「暑っち〜!」 今日はIお母さんも良いペースです。着いて行くのがいっぱいいっぱい。おかげで休憩も無くもう大岩の下。 大岩の隙間に根を張ったヤマアジサイが健気に花を着けています。その手前には花の終わったコアジサイ。 7:45 a.m. 大岩の上で小休止。 少しでも涼しいようにと日陰を探して場所を取ります。 傍の木に目を遣ると細かな蕾がいっぱい着いています。なんだここにもムラサキシキブがあったのか。 休憩もそこそこにまた登り始めます。小滝連続帯の巻道がまた暑いです。日陰ではあるのですが風が全く通りません。「ヒ〜、死にそう。」 なんとかそこを抜け岩塔の上に立ちます。「ハ〜、爽やか〜。」 右岸バンドを乗越し暫く行くと大黒滝。ここも水が滴っています。 その巻道、丁度日が当たり暑いです。「前の人、早く行って〜、こんな所に居たら暑くて堪らん。」なんちゃって。 暑さに追い立てられそこそこのペース。返って息が切れそう。いや、路傍に咲くシモツケソウを愛でるくらいの余裕は持ちましょうよ。 いや〜、フワフワが綺麗〜! 潜り岩の左岸クラックを攀じって、上で大休止。ここでも日陰を探してウロウロ。なんとか日陰に潜り込み朝ご飯タイム。いや〜、賞味期限が迫ったディスカウントコンビニオニギリが旨い。 のんびりしてたら皆さんはもうおでかけ。置いてきぼりのtanuoさんも慌てて後を追います。 ウメバチ地帯で追いついて〜。 岩小屋の中のシモツケソウに目を取られていたら、また置いてきぼり。 この辺りキンコウカもいっぱい咲き乱れています。いや〜、綺麗綺麗。 その先でT尾さんが右の方へ回るように言います。指示に従い回り込んで行くと、正面にシモツケの大きな株。綺麗にフワフワが咲いています。 写し終えると上からT尾さんにスマホを渡されます。なになに?上がり過ぎて降りるのが面倒だからこのシモツケの写真を撮ってくれって事だったんかい。 その上のモウセンゴケ地帯もすっかりミズゴケに侵食されてしまいましたが、その中にキンコウカがニョキニョキ。 貧栄養だった所に食虫植物のモウセンゴケ、そこの土壌が豊かになって来るとミズゴケが侵食、その次にはキンコウカが根を生やして・・・。 こうやって植生は変化して行くのでしょう。 ドンツキが近付いて来るとシモツケの綺麗なのが目立ちます。まだまだ蕾ばかりですが中には綺麗に咲いているのも。また色鮮やかなものもあり目を引かれます。 そしていよいよドンツキ。 先行しているIさん達が何か言っています。ササユリの双子ちゃんはどうかな?「えっ、見ない方が良いって?」 離れていてもしな垂れた姿が目に映ります。そうですよね、先週はち切れそうだったんですから日曜月曜辺りが一番綺麗な姿だったんでしょう。う〜、残念。 それでも手前のカキランは? ああ、綺麗に咲いています。これが観たかったんです〜。 下から上へ蕾がどんどん膨らんでいます。もう暫くは楽しませて貰えそうです。 その下のモウセンゴケ、先週よりは蕾を付けた花軸が伸びていますがまだ固そうです。小さいですがこの花がまた可愛いんですね。来週辺り咲き始めるかな? お花見の後は大黒岩へ。 9:10 a.m. 大黒岩展望台着。 空は晴れたり曇ったり。日本海側から大きな黒雲がどんどん流されて来ているようです。曇って居れば展望台突端に座るのですが、こうも陽が射す時が長いと戸惑ってしまいます。Iお母さんは背もたれ岩の裏の日陰で涼んでいます。「どうせならずっと曇っていてくれればよいのに。」なんて言葉がつい口を突いて出てしまいます。 日射しに耐えながらも時折吹く涼風に身をゆだねながら小休止兼燃料補給。 この後一ノ谷新道から降りるのかと思っていたら、「望湖台で涼風を浴びたい。」なんて意見が。「じゃあそうしましょ。」 山頂広場でのトイレ休憩の後、望湖台へ。Iお母さんは真っ赤な日傘でそぞろ歩き。日傘をさしていない我々はカンカン照りの下、無風の遊歩道を行きます。耐え難きを耐え、忍び難きを忍びながら。 9:55 a.m. 望湖台着。 突端に立ち涼風を全身に浴びます。少しきついくらいの風で身体が押し流されます。シャツの首元を開き風を身体に圧し込んだり、シャツを捲り上げ直接腹を冷やしたり。あ〜、爽やか爽やか。 しっかり身体を冷却したら記念碑広場経由で武平峠へ向かいます。 10:35 a.m. 武平峠着。 いつもはここでトイレ休憩なのですが、今日は汗のかき過ぎでおしっこも出ません。もう山も盛夏ですねえ。 スカイラインに向けて降ります。 ピンクのツルアリドウシを見つけたので撮っておきましょ。 スカイラインからは登山道に出たり入ったり。いやもう登山道は止めときましょ。蛭が恐いですから。 先週は轟々と水を落としていた西多古地の滝、今日はほんのお湿り。 蛭をものともせずそのテリトリーへ踏み入ったT尾さん達と修行場跡で再び合流。後は三滝川沿いに降って行きます。 風はあまりありませんが木漏れ日の下、明るく爽やかな散歩道です。先週荒れ狂う激流と化していた三滝川も、今日はいつも通りの穏やかさに戻っています。 三度スカイラインに出た所で最後の蛭チェック。そうそう先週はここ靴に取付いた蛭を見つけたのでしたが、今日は大丈夫でした。 11:30 a.m. 小屋着。 天気はすっかり良くなってしまいました。昼から降るんじゃなかったっけ? このところずっと土曜日は好天が続いています。宜しき哉宜しき哉。 そうそうIお父さんがスマホデビューしたそうです。てっきりガラケーの他にスマホも持っているものと思っていました。 ガラケーをまだ使っていたと言う事はまだ3G接続サービスが続けられていたって事ですね。とうとうスマホにしたって事はいよいよ3Gが廃止されるのでしょう。Iお父さんもグループLINEに参加。音声通話もLINE電話なら通話料は掛かりません。私の場合通話がなければ月額990円(税込み)。テータ通信容量も3GB/月ありますが自宅Wifiでしか接続しないので毎月1GBも使っていません。ほんと良い世の中になったものです。 さあ来週も晴れるのかな? |
2024年07月7日12時15分00秒 記
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