ササユリHike

来て良かった〜。
ホント坊主かと思っちゃいましたが、
終わり良ければ総て良し。
そしてスカイラインへ降りて法面へ。
ここにも。そしてはち切れんばかりの蕾も3つ。



20240615
いよいよササユリの季節。さて、吉と出るか凶と出るか?
Iさん夫妻は今日は所用でお休み。「抜け駆けでごめんね。」と伝えるか、「行けなくて正解。」と伝えるかは結果次第。はてさてどちらに転ぶのでしょうか?
駐車場が確保されているので急ぐ必要は無し。最近特に早出傾向だったのでもう少し遅めで。と言う事で目覚ましを30分遅らせました。
Ah never the less,never the less! まだ余裕があるなとアラームを止めてからまどろんでいたら、うっかり二度寝してしまいました。慌てて飛び起き大急ぎで仕度。毎度おバカなtanuoさんでやんす。

7:00 a.m. 小屋着。
T尾さん、巌流島の小次郎の心境かな? 急いで仕度をします。

7:10 a.m. でっぱつ。
山頂付近にはまだガスが纏わりついていますが、天気は概ね晴れ。梅雨入り、いつ頃かな?
今日は中道から。前回までの偵察結果から目星をつけてササユリ狙い。咲いてるかな?まだかな?鹿にやられてないかな?
その前にイチヤクソウ、オオバノトンボソウも。
確認済みのイチヤクソウは株ごと発見できず。獣に食われたかそれとも盗掘か? オオバノトンボソウも株はあるが花は無し。以前はあちこちに咲いていたのですが。
まずここでケチが付いてしまいました。

地蔵岩手前のササユリは? まだ蕾固し。日当たり良さそうな所なんですがね。まあ鹿に食べられてないだけ良かったです。でも鹿って蕾が膨らんだところを狙って食い千切るんですね。食べられないように枯枝でガードしておきましょ。
辺りにはコアジサイ。あちこち皆咲いています。ライトブルーの細かな花が綺麗!

背中に追い風を受けながら行きます。天気が崩れる前兆の南風ですね。谷間から山頂へと、南風と共にガスが吹き上がって行きます。
晴れたり曇ったりとめまぐるしい今日の天気。

キレット上にはアジア系外人さん御一行様。普段と違う景色に感動のあまりけたたましい叫び声。まあ微笑ましくもありますが、あまりにも耳障りな大音響につい避難行動を。距離を置くべく急いで先へ。結果休む暇なくゼーハーゼーハー。
今日はペースメーカーのIお母さんが居ないのでついハイペースになりしんどい事この上なし。

北谷テラスから北谷を見下ろします。丁度ピョンの耳と終了点、そしてこの位置が一直線上に繋がっています。フムフムと確認しているとまた燥ぎまわる大声。折角逃避してきたのにここにもアジア系外人さん御一行様。同じ仲間かそれとも全くの別グループか。いやはや御在所もインターナショナルになったものです。

北谷テラスのすぐ上、いつものタツナミソウ自生地にはいつにない大群落。見上げるとずっと上まで続いています。今まで気付かなかったのかな?

そのまま掘割を詰めて行きます。

ドンツキから回り込んで岩稜帯の下、T尾さん謂う所の【朝日陽子さんのササユリ】の確認。
あれ〜、咲いていませんね〜。笹を掻き分け痕跡を探していると、折れ曲がり倒れている軸を発見。丁度花の部分が食い千切られています。
あ〜あ、なんてこったい! ホントもうがっかり。このまま今日の結果は丸坊主なのでは? と不安になります。
でもまあ本谷ドンツキの双子も在るし、スカイラインの蕾もあるし。気を取り直して岩稜帯を攀じます。

8:40 a.m. 岩稜帯上でやっと小休止。

富士見岩尾根末端の岩峰を仰ぎながら燃料補給します。小屋を出てから丁度一時間半。休む間もなくもうヘロヘロ。
とは言え元気な頃は一時間半で朝陽台まで抜けていましたから如何に体力が落ちているかの証左でしょう。
一息入れてからまた進みます。

8:55 a.m. 富士見岩着。

そのまま朝陽台へ。

9:00 a.m. 朝陽台通過。
サラサドウダンがまだ咲いています。ぷっくり膨らんだ花が可愛いです。

本谷へ降ります。ブッシュを支えに急な降りです。緑色のロープウェイ鉄塔の周りを探しますが、前回確認済の蕾が一株だけ。確か二株あったんですが。蕾はまだ小さく全く成長していません。
点検道分岐からも点検道へ少し降りて見ましたが発見できず。
最後の望み、ドンツキの双子の確認に降って行きます。あれま、こちらもまだ蕾。一本の株で双子を育てるのはかなり大変なようで成長が遅いです。

鹿被害が無かったのは善しとしておきましょう。しかしいよいよ不安になってきました。本当に今日は丸坊主?
とりあえず大黒岩まで行き大休止。

9:20 a.m. 大黒岩展望台着。
末端の特等席で大休止。

でっぱつ前に先週のオオバスノキ?の確認。既に花を落とし子房が膨らみかけています。実ったら食べて見ましょ。
その横にはコメツツジ。

自然学校前を経由して望湖台へ。遊歩道にはドウダンの絨毯。でもまだ咲いている物も多数あり。


9:55 a.m. 望湖台着。
下を見下ろすと朴の花が咲いているのが見えます。白い点でしかありませんが。滋賀県側は靄っており琵琶湖は見えませんが概ね晴天のようです。
記念碑広場経由で峠道へ。冬場しか通れなかったこのルート、今はすっかり道が出来ています。笹の丈もすっかり低くなり道が無くても通れるくらい。
一昔前、藪が深かった頃が想像できません。
峠道を降ります。


10:30 a.m. 武平峠着。
トイレ休憩の後スカイラインへ。
スカイラインからまた登山道に入りそのまま進みます。最後の望みを託して。
いよいよ近付いて来ます。さてどうかな〜。咲いていれば遠くからでも観止められる筈です。
はたして・・・、あった〜!!!
急いで傍へ。

来て良かった〜。ホント坊主かと思っちゃいましたが、終わり良ければ総て良し。
そしてスカイラインへ降りて法面へ。
ここにも。そしてはち切れんばかりの蕾も3つ。ついでにその傍の草臥れかけの卯の花も。

しっかり堪能した後は修行場跡手前のクモキリソウの確認。
こちらも咲いていました。
木漏れ日のスポットライトに照らされた姿がなんとも言えません。

そこから点々とクモキリソウの株が続きます。いつの間にやら増えているんですね。
修行場跡を越えて三ツ口ダムの辺りまで自生地を広げています。
修行場傍のヤマボウシも今が満開。


11:25 a.m. 小屋着。
今日も早いご帰還。いや〜、ホント丸坊主かと焦りました。
しかし終わってみれば大収穫。「終わり良ければ総て良し」この一言に尽きますね。


2024年06月15日08時15分00秒 記



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