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今日は日射しが強く夏日になるとか。明日日曜はあまり芳しくないようです。じゃあ今日の土曜日の内に。 目当ては三ツ口左股奥の石楠花と日陰尾根のシロヤシオ、ピンクヤシオ。 と言う事で久しぶりの鎌ヶ岳。 6:20 a.m. 小屋着。 Iさんもう来ています。早っ。 6:30 a.m. でっぱつ。 スカイラインから三ツ口谷へ。と言う事で先ずは上の駐車場へ。 この時刻でこちら側は3台しか空いていません。スカイライン側は既に満車。皆さん早起きですねえ。 駐車場を抜けてスカイラインに出た所で気付きます。「あっ、帽子忘れた。」 今日はカンカン照りとの事なので皆さんと別れひとり車に戻ります。ところが車の中には帽子なし。自宅を出る時に車に入れたつもりがどうやら忘れたようです。車庫の壁にはチェックリストが貼ってありそれでチェックした筈なのに! このおお呆け、年相応ですねえ。 急ぎ皆を追います。ヒーコラヒーコラ。 スカイラインから登山道に入って暫くしてやっと追い付きました。朝からとんだアルバイト。ガスで朝日が遮られちょっと冷んやりしています。おかげでオーバーヒート気味の身体が冷却され返って有難いです。 久しぶりの三ツ口谷、ガスが切れると新緑が陽光に輝き眩しいです。足元には延々とイワカガミ。艶々の葉っぱとピンクの花が可愛いです。ここってこんなにイワカガミ有ったっけ? いや近年植生が変わったのかも? 三ツ口大滝の巻道は大きく荒れているようなので滝の直ぐ手前から上がります。先ずは大滝へ。 7:30 a.m. 三ツ口大滝着。 ほんと久しぶりです。今日は水量もそこそこあり勇壮です。 手前の巻道にはイワカガミ。ずっと上まで続いています。 滝上から滝上部を見下ろします。左岸側の滑り台岩に枯葉がいっぱい積もっています。昔はあそこを降りた事もあったなあ。 その上には三ツ口の螺旋滝。あそこは右岸側を辿るんだったなあ。 登山道までの登りが急で長いです。樫の木の硬い枯葉が足場を覆い滑り易いです。昔はいつもこの急な道を降っていたんですねえ。 木漏れ日の中登山道を行きます。日が当たると若干暑いですがまだ夏の炎天下って訳でも無くいたって爽やか。 沢沿いから右岸側を辿るようになるともうすぐ最奥の滝。今日は右岸側山の中の枝道を辿らず、こちら旧道の恐いところから行きます。 恐い巻道を過ぎると日陰尾根から崩れたガレを横切ります。 沢を飛び石伝いに行くと尾根コース分岐。 8:05 a.m. 分岐で大休止。行動食を摂っているとIさんから生八つ橋のお裾分け。糖分が身体に染みます。 三ツ口谷谷コースはこの先源頭部の崩壊が激しく通行止めの筈。じゃあ分岐も何もないのでは? なんて思いながら尾根コースへ。明るい疎林帯の中を行きます。 8:25 a.m. 日本庭園着。 山頂付近はまだガスが流れています。新緑が日に輝いています。 ガレを暫く登ると背面の視界が広がり御在所がデーン。 そこからまた疎林帯に入るとチラホラとシロヤシオ。今年は全くの裏年。本当にチラホラとしか花が付いていません。 その代わり草付きにはタテリンがいっぱい。それに混じってイワカガミも。 左股の遥か向こうに雨乞岳。後ろには御在所。 それにしてもタテリン、イワカガミが多いです。 ただシャクナゲがあまり咲いてないんですよね。これも裏年? チラホラと咲いている石楠花を見つけるとここぞとばかりにパチパチ。でも花数少なっ! 左股の最奥部までやって来ましたが全くと言ってよいほど咲いていません。ほんの少し咲いているのを上から。 例年ここの石楠花は凄い花付きで、この辺り一帯が赤く染まっているのが御在所から見えるくらいなんですが、今年は無理ですね。 8:50 a.m. 鎌山頂の肩着。 山頂のガスもすっかり消えて良い天気。 9:00 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。 ほんとご無沙汰でした。祠に参拝。 狭い山頂、人がいっぱい。まず南側へ。岳峠の上をガスが流れて行きます。東から西へ。東風(こち)ですね。天気が崩れる前兆です。 東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主無しとて 春な忘れそ なんちゃって。 北側に戻って日陰を探し休憩。コンビニオニギリを頂きます。またまたIさんから揚げ寿司と抹茶のお菓子を振舞われます。ごっそさん〜。 9:20 a.m. でっぱつ。 日陰尾根に向かいます。山頂から日陰尾根、ここを降るのもほんと久しぶり。振り返る景色も懐かしいです。 展望岩の下から日陰尾根へ。真新しい看板が立てられておりそこには三ツ口尾根の表記。ふ〜ん初めて聞いた。 そしていよいよピンクヤシオ自生地。 あれ? 花が無い! いや、花数は驚くほど少ないですがほんのちょっぴり付いています。それを狙って〜。 そしてピンクヤシオも。 取り敢えずシロもピンクも一応見られたのでOKと言う事に。それにしても花が少ない。 そして降って行くと花数がそこそこあるシロヤシオを発見。この辺りから見る鎌ヶ岳も形が違い面白いのでパチリ。 この尾根筋もジネグが進み笹が殆どありません。踏み跡が不明瞭になり返って道迷いし易そう。いやテープやペンキ印が新たに加えられ道迷いは無さそうです。 途中露岩の上で小休止。爽やかな初夏の日射しと薫風を身に受け気分は最高。そして最後の激降り。降り過ぎて地下まで潜ってしまうんじゃないかと思うほど。 下の方に三ツ口ダムの白い砂場が見えてきたところで一安心。やっと着いた。 後は平坦な登山道を降るだけ。あ〜、しんどかった。もう膝がガクガク。 ダムを降りいつもの渕。清冽な小滝、深い渕の緑、その上の鮮やかな新緑。ほんと綺麗ですね。 スカイラインに出ると路駐車が延々と続いています。この人出、きっとロープウェイも大盛況。今日はかもしか大橋へは周れませんね。 11:05 a.m. 小屋着。 Iさん達はHMB摂取の効果を実感しているそうです。プラセボ効果かもしれませんがそれで体力が付いたのなら大いに結構。私も続けてみようかな? これがきっかけで山歩きが楽しく続けられるならそれに越した事はありません。我々年寄りは体力を維持する事が最大の課題ですから。 と言う事で、皆様お疲れさまでした。また宜しく〜。 |
2024年05月11日21時05分00秒 記
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