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温かくなったと思っていたら、週末が近付くと雨とともに急に気温低下。咲きかけた桜には丁度良い花冷えで、散りもせず花期も永らえそうです。 でもそれじゃあ困るんですよねえ。別のサクラが咲くのを躊躇してしまいます。 そうです。先週から今日はその日と予定しちゃってました。しかしまあ、ダメ元で本日決行。はてさて咲いているんでしょうか。 6:25 a.m. 小屋着。 小屋に停めさせて頂く為に、今日は軽太郎クンです。 小屋の中で仕度をしているとIお母さんも到着。Iお父さんは畑仕事でお休みです。 6:40 a.m. でっぱつ。 長石谷へ降って行きます。辺りの山肌にはタムシバがいっぱい咲いています。今年は多いようです。 対岸の山肌にピンク色が無いか目を凝らしますがはっきりとは見えません。タムシバとほぼ同時期ですからどこかには咲いていると思うのですが。 はい、ピンクとはアカヤシオの事です。 道端のタラの木には新芽が出ています。いや既に採られた跡も。辺り一面、噴き出したばかりの新芽の萌黄色が鮮やかです。 早速三滝川を渡ります。雨上がりで水量が若干多いのと飛び石が濡れているのとで滑り易そうです。 渡渉を終えた所にはキブシの玉簾。この緑色も綺麗。 急斜面に着けられた山腹道を行きます。 第一堰堤の上に出るとあちこちの山腹にタムシバの白が目立ちます。 早速T尾さんがイワウチワの蕾を発見。綻びかけの大きく膨らんだ蕾です。 飛び石を繰り返し左岸沿いに道に入ります。イワウチワが多いですがまだ半開きのものばかり。日が射し出すと綺麗に開くんでしょうがねえ。 この時期終わりかけている筈のショウジョウバカマがまだまだ多いです。これって気温がまだ低いって事なんでしょうね。 イワウチワ、ショウジョウバカマともに雨の雫を宿しそれがまた趣き深く見えます。雨上がりの後ってええもんですなあ。 そしてサクラ子第一ラウンド。やはり蕾ばかりですがおめもじ出来ただけでもLucky! この様子だと来週辺り咲きそうですね。 本命を求め次を目指します。沢水の色も春めいてきたように見えます。そして目元足元にはショウジョウバカマ、イワウチワ、そしてバイカオウレンも。 水量が多い所為かそれとも最近歩いていないので様子が変わってしまったのか、いつもと違うコース取りで遡行して行きます。これもまた喜ばしからずや。 ほんとイワウチワが沢山咲いています。だんだん開き切っているものも増えてきました。それが崖の上まで延々と続いています。 そしていよいよ本命地点。 お〜、蕾がいっぱい。来週が楽しみ。 蕾だけで満足していたら、先に着いていたT尾さんがニンマリしながらスマホ画面を見せてくれます。 てっきり昨年の写真でイタズラかと思っていたら、上の方で見つけたとか。私も早速行ってみます。下からではショウジョウバカマばかりが目立ってなかなか見つけられませんが、上がってみるとバッチリ咲いていました。この枝沢の上には以前は大きな株がいくつかありましたがいつの間にかなくなっていました。そんな訳で半分諦めていただけに大きなサプライズ。いやはややはり来て良かった〜。 私は岩を辿って来ましたが、その横の腐葉土の溜まったルンゼを登ってきたIお母さんが蛭を発見。どうやらこの腐葉土の中が生息場所のようです。 他に先駆けて開花していたくらいですからここは日当たりも良く温かいのでしょう。そりゃあ蛭さんも居心地良い事でしょう。陽気に誘われて活動開始ってところのようです。 Iお母さんのサポートに登ってきたT尾さんも一緒に慌てて降ります。沢水で泥を洗い流した靴には、丸まった蛭さんがまだ吸い付いています。それを小石でこそぎ落とし叩き潰します。あ〜、とうとう今年も蛭のシーズン到来か? もう来週は来るのを止めます。サクラ子ちゃんにはおめもじ出来た事だし。 一見すると穏やかなそして風光明媚な谷なんですがね〜。蛭谷長石、献血会場。下の写真は沢水で靴を洗っているT尾さん。 気が殺がれてしまいもう登る気がしません。鎌山頂へは先週挨拶してきたし〜。 と言う事で安全地帯の大きな石の上でコンビニオニギリを頂きます。 帰る前に対岸の白花のショウジョウバカマを愛でて来ます。 わ〜、綺麗綺麗、可愛いです。 来た道を引き返します。時折薄日が射し長閑な水辺の散歩道。 9:20 a.m. 小屋着。 いやはや恐怖の一日でした。まさかもうヤツが蠢いているとは! まだ4月に入ったばかりなのにねえ。 反面今日は実に充実した中身の濃い一日でした。早く帰ってのんびりしましょ。 偶にはこんな日も良いもんです。 |
2024年04月06日16時40分00秒 記
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