初冬Hike


三人並んで小休止。コンビニオニギリを頂きます。
強風は西から。その風を背もたれになっている岩が阻み、直撃は避けられますが回り込んでくる風はやっぱり冷たいです。
またたく間に手がかじかんできます。手袋も尾根への登りで若干濡らしてしまいました。
こんな時には防寒テムレス。持ってきて良かった〜。



20231203
とうとう師走に突入。お正月は目前です。また一年が過ぎ去ろうとしています。年食うと時間の流れが年々速くなって行きます。
先週も休んだし、精神が老化した所為か楽な方へ楽な方へと流されてしまいます。そんな気力の衰えを断ち切るかのように、今日も老骨に鞭打ちながらやってきました。
しかしクソ寒くなったなあ。今日もヒーターをフルに効かせながらやってきました。寒さに弱くなったのも年の所為でしょうか。次回からいよいよシートヒータ付きの車にするか?

6:30 a.m. 小屋着。
Iさんはもう到着済み。そう言えばIお母さんは喘息養生の為お休みとか言ってました。Iお父さん一人だと朝が早いです。
靴を履くために小屋の中に入ると早々と薪ストーブが稼働中。ふ〜暖かい。傍から離れられなくなっちゃいます。
夕べ時雨れたそうで山頂部は雪だったそうです。だんだん冬らしくなってきます。今日は防寒テムレスも持ってきたし準備は万全。もうすぐツルハシ、カンジキの季節ですね。

6:40 a.m. でっぱつ。
今日も本谷だそうです。まあ谷間は風の陰、寒くなくて願ったり叶ったり。
駐車場まで行くと常連さん三人組が準備中。彼らも本谷だとか。高齢者は低体温症になり易いので吹きっ晒しの中道を行くより賢明な判断。でもあまり行かなさ過ぎって言うのも中道への行き方を忘れてしまいそう。
雑談していると丁度御在所がモルゲンロートに輝いています。早く真っ白にならないかな〜。

スカイラインに出ると山頂付近の雲が消え真っ青の青空。今日も好い天気〜♪(サザエさんかよ?)

樹林帯の中も木々が葉を落とし空が明るいです。半分濡れた落葉を掻き分けながら進みます。
沢に出た所で休憩。着込んでいたものを脱ぎます。ふ〜すっきり。
今日はハイペースです。ついつい息が上がってしまいます。おかげで後で写真が少ない事に気付き吃驚。

7:15 a.m. 不動滝着。

昨夜の時雨れも大した事がなかったようで水滴が滴っている程度の水量。本来の涸滝の様相です。
休む間もなく巻道へ。皆さん速いなあ。

7:30 a.m. 大岩着。
火照った身体に岩の冷たさが気持ち良いです。なんて言っている内に直ぐに冷え込んできて手がかじかんでしまいます。あかん手袋しとこ。
この時期大岩の上には日が射さないので寒くて当然。休憩も早めに切り上げます。
丁度日が当たっている所にムラサキシキブ。まだ鮮やかな色を保っています。

谷を詰めて行きます。

右岸バンドを越えるともう直ぐ大黒滝。こちらも雫が滴っている程度の水量です。

大黒滝の巻道辺りからチラホラと融け残った雪が。前回と同じですね。

8:05 a.m. 潜り岩の上で小休止。家から持ってきたサンドイッチで燃料補給。
上を見ると雲がどんどん流されて行きます。この雲足の速さ、山頂はさぞかし風が強いことでしょう。
前回はここから上が一瞬にして白い世界に変わったのですが、今日はさほどではありません。しかし気温は低いようでそこかしこに氷が張っています。
ペースメーカーのIお母さんが居ないと皆さんタガが外れたようにどんどん飛ばして行きます。あっという間にウメバチ地帯、周りには目もくれず登って行くので写真も撮れません。
そしてとうとうドンツキに到着。

8:35 a.m. ドンツキ着。

そのまま大黒尾根へ。

8:40 a.m. 大黒岩展望台着。
三人並んで小休止。コンビニオニギリを頂きます。強風は西から。その風を背もたれになっている岩が阻み、直撃は避けられますが回り込んでくる風はやっぱり冷たいです。
またたく間に手がかじかんできます。手袋も尾根への登りで若干濡らしてしまいました。こんな時には防寒テムレス。持ってきて良かった〜。
そうこうしているうちに、皆さん寒さに耐えかねてもうでっぱつです。さっきまで日が照ってたのになあ。
大黒尾根から一ノ谷新道経由で山頂公園へ。最後の笹原から飛び出すといきなり強風。ヒ〜、寒〜!でもお手ては防寒テムレスのおかげでポッカポカ。

9:05 a.m. 自然学校前で小休止。

人が居ない訳ではありませんが閑散としています。まあこの景色ですから人出も減ります。これからが御在所の本当の姿を楽しめる季節となります。
強風に備えジャケットのフードを被りでっぱつです。こうしておけば首筋からの風の侵入も防げます。うん、ポッカポカ。
遊歩道から三角点まで。空は鉛色でどの山も山頂部は雲の中。望湖台へはパスして峠道へ。
峠道は右側からの強風が吹きっ晒し。ジャケットの生地が風に煽られバタバタと音を立てています。今日は時間的にも早いし久しぶりに二山?なんて目論んでいましたが、この強風で気が萎えてしまいました。そうです、高齢者は低体温症になり易いのです。ここは大事を取って武平からエスケープ。決して軟弱者と蔑む事無かれ。勇気ある撤退と言って下され。

峠道展望岩から掘割道に入ると急に風の音が静かになります。そして冷え切っていた身体が暑さに融けて来ます。いや〜、生き返りました。
降って行くうちに今度は暑さに閉口してきます。それでも最早鎌まで登り返そうなんて気は起りません。やっぱり軟弱者?
冷えた所為か先程からおしっこがしたくて仕方ありません。武平峠でトイレの為に荷物を下ろそうとしたらT尾さんが下へ降りようと言います。少し降ったところで全員ツレション。
武平峠はやはり風が通ります。ここなら全くの風の陰。強風でおしっこが身体にかかる事もありません。おっと、下品な話ですんまへん。

そのままスカイラインへ。
武平峠の駐車場も車が少ないです。そうですね、以前は12月に入ればスカイラインは閉鎖でした。今年はいつまで開通しているんでしょ? 次に道路冠雪があればそれ以降閉鎖になるのでしょうね。
スカイライン、やけに明るいなと思っていたら、いつの間にか青空が広がっています。そして日も当たっています。西多古地の滝も日が当たっています。水は? 雫程度ですが。

なんだ、こんなに天気が良いのなら鎌まで行っても良かったかな? いやいやスケベ根性事故の元。
スカイライン沿いの名残の紅葉を堪能しながら降って行きます。秋の日射しを受けて落ち残った紅葉が輝いています。

10:45 a.m. 小屋着
えらい早く帰ってきました。さあ今日はかもしか大橋も問題なく通れる事でしょう。
温泉街の紅葉を愛でながら帰途に就きます。


2023年12月03日17時30分00秒 記



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