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一週抜けて今日はもう22日。10月も後半、後10日ほどで11月、もうすぐ冬です。 今日はIお父さんと二人です。先週はIお父さんとT尾さんで鎌まで行ったとか。久しぶりの二山です。私もここらで活を入れなければ。そんな訳で今日は二山狙いです。思えば軟弱になったものだ〜♪ 湯の山に入ると道路が濡れています。夕べ降ったのでしょうか。こんなに好い天気なのに。つい先日まで暑い暑いと言っていたのに、先々週に続き今日もヒーターを入れて来ました。そして湯の山も秋の行楽シーズンとの事で交通規制が入るそうです。季節が巡るのは早いです。いやそんな事より帰りにかもしか大橋渡れるでしょか? 朝日に輝く御在所が綺麗だったのでバスセンターのトイレの駐車場から一枚。まだ少し雲が多いですが薄っすらモルゲンロート。 6:10 a.m. 小屋着。 仕度にかかるとIさんご到着。それも上からやって来ました。早く着いたので上の駐車場で常連さん達とおしゃべりしていたそうです。で、仕度はすっかり完了しています。私も仕度を急ぎます。 6:25 a.m. でっぱつ。 駐車場スカイライン側は6時で満車だったそうです。やはり秋の行楽シーズン、おそるべし。 無茶苦茶良い天気。空は真っ青、心晴ればれ。まだ身体が温まっておらず少々寒いですが。 紅葉もそこそこ進んでいます。朝日に輝く紅葉をパチリ。 常連さん達は本谷だそうなので我々も一緒に。大勢で歩いてもこの気温なら蛭の心配なんて皆無です。 谷に出るとそこら中にダイモンジソウ。どこから湧いて出て来たのか疑いたくなるほどです。小さな株しか無かったのにねえ。いやそれだけ気温が下がり開花が進んだと言う事でしょう。 よく観るとかなり薹がたっています。と言う事は前線はもっと下まで進んでいるって事です。 濡れた苔の着いた岩に足を滑らせながら行きます。ツルツル滑ってすったもんだ。 滑滝横の水辺を敬遠し、露を含んだ藪に濡れながら進みます。 7:00 a.m. 不動滝着。 太陽高度が下がり滝の中まで日が射さなくなりました。秋ですねえ。 世間話をしながら巻道を行きます。なんだか騒がしいなと思っていたら大岩手前で先行パーティと遭遇。以前お会いした方も居たようで世間話にまた花が咲きます。 7:20 a.m. 大岩上で小休止。 明らかに夏とは違う木の葉の色。この先、日一日とこの色が華やいで行きます。 すぐ傍のムラサキシキブもすっかり良い色に染まり朝日に輝いています。クサギの実もすっかり羽根突きの羽根になっています。 小滝連続帯の上に出てもムラサキシキブのお出迎え。こりゃまた豪勢な。 右岸バンドを越え暫く行くと大黒滝。これが全面氷結するのももうじき。いや三ヶ月先かな? 大黒滝の巻道にかかると周りが明るいです。黄色の光線がシャワーのように降り注いでいます。いやあ、こりゃまた結構な事で。 縦樋滝巻道から再び谷に出ると真っ青の空の下に潜り岩。 軽快に攀じって上に出ます。お決まりの休憩場所で一本立てます。 ついこの前まで大汗塗れで休憩していたのに今日は殆どかいていません。背中が少し湿っている程度です。 日陰だと少し寒いくらいですが、暖かな日射しを浴びながらコンビニオニギリを頂きます。あ〜、しゃ〜わせ! その後ウメバチ地帯ではさすがに花期を終えた残骸が残っていただけ。ダイモンジソウはまだまだ咲いていますがどれもこれも薹がたったものばかり。 いや、Iお父さんが足を止めじっと覗き込んでいた株、珍しくこれってまだ新しいじゃん。こんなのも残っているんですね〜。 しっかしホントに好い天気。周りが輝いています。その錦の回廊をひたすら辿って行きます。 ドンツキからは今日も大黒岩へ。 8:30 a.m. 大黒岩展望台着。 今日の人出に対応する為か試運転から多くのゴンドラがロープに設置されて動いています。お客さんを乗せるのはやはり8時半からなのか空の搬器が登って行きます。 多少靄はあるものの遠望はよく効きます。御嶽、中ア、恵那山、甲斐駒、仙丈、北岳・・・ずっと離れて右側に落ち込んだ所に薄っすらと富士山。 風もなく暖かな日溜まりで、先行者御一行様と暫し歓談。 今日の予定は二山なので休憩もほどほどに山頂へ向かいます。 一ノ谷新道に合流した先で鮮やかな紅葉。目が覚めるほどの艶やかさ。これはサラサドウダンですね。一度垂れ下がった実がV字型に上向きに立ち上がっています。 8:55 a.m. 山頂広場で一休み。 ホントええ天気ですわ。 その後は望湖台経由で峠道へ。二山目指して先を急ぎます。 9:50 a.m. 武平峠でトイレ休憩。涼しい所為かおしっこが近いです。 見上げると青空と白い雲、そして鮮やかな黄葉。秋ですねえ。 さて、いよいよ久しぶりの鎌へ。出だしの急登が堪えます。ヒーハー! ザレバを登りきるとツルアリドオシの赤い実が労をねぎらってくれます。 無口になって黙々と歩を進めます。 日陰尾根への分岐を分け展望岩に飛び出します。「ヒエ〜、良い色付き。」 ここまで25分ほど。まずまず良いペース。小休止で息を整えもう一踏ん張り。 10:45 a.m. 鎌山頂着。 祠に二礼二拝一礼。ホントご無沙汰でした。 祠の横で燃料補給。お日様燦々ポカポカ日溜まり。良い季節になりましたねえ。 Iお父さんの話では三ツ口谷の荒れ様が凄いそうです。そう聞くと敬遠するよりつい好奇心の方が勝ってしまいます。 そんな訳で降りは三ツ口谷。先ず尾根コースから降ります。その前に鎌からの雨乞岳をパチリ。 肩まで降ると、手前の岩場と雲母,馬ノ背尾根の黄葉が綺麗です。 疎林帯を抜け三ツ口左股対岸の黄葉も。 ざれた道を降り日本庭園辺り。 ひたすら降ります。足が筋肉痛で痛くなってきちゃいました。 そして谷コースへ。対岸に渡り滝の巻道へ。滝の上に二名なにかやっています。滝をアップで降りようとしています。藤内でやれば良いのに。 我々は巻道を降り滝の前へ。 「わ〜凄い。」 Iお父さんが言っていた通りダイモンジソウがびっしり。 写真ではチョット解り難いですが壮観です。先程の人達が垂らしたザイルがちょっと目障り? 谷沿いに降り始めるとやはり結構荒れています。それに落ちてきた倒木がバリケードとなっていたり。 大滝手前の左岸沿いの高巻道が枝沢で切断されていました。なるほどね。無理して通れない事は無さそうですが「君子危うきに近寄らず。」沢に降りて右岸沿いに降りそこから左岸へ移ります。 そして大滝の巻道。ここは以前から大きく迂回して下の枝沢に出るのですが、その枝沢への降り口がかなり荒れています。いやその先、枝沢自体がもっと凄いです。深く抉れた谷へ辿り着き一息。いやあ、山歩きってこんなアバンチュールが楽しめるからこそ楽しいんですよね。久しぶりにワクワク感を楽しませて頂きました。 ここを過ぎれば後は歩き慣れた道。それももう直ぐ終わりです。 よく整備された道を通り第二堰堤まで来ると正面に御在所がデーン。天気も良いし心晴々。 第二堰堤を降り、三ツ口ダムから三滝川沿いの道に合流しスカイラインへ。 12:35 a.m. 小屋着。 Iお父さん、お疲れ様でした。片付け物を済ませ温泉へ。 バスセンター前の信号には交通整理の人が。かもしか大橋まで渋滞していないか確認してから左折。 かもしか大橋の手前に数台の車が並んで停まっています。右側ゼブラゾーンを通りかもしか大橋へ。 今日は通れましたが来週は無理かな? あまり汗もかいていないし、早く帰りたいし、今日は温泉はパス。希望荘前を素通りして帰途に就きます。 |
2023年10月23日10時30分00秒 記
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