湿気ムンムン霧雨Hike


スカイラインに出る度に蛭チェックをしていたのですが、ある所で靴に蛭が付いているのに気付きます。
慌てて指で弾き飛ばしもう一方を見るとこちらにも。
注意しながら進むと今度はズボンの裾に特大のものが。
スカイラインに出た所で再度蛭チェック。あそこはもう通れませんね。



20230805
雨音で目覚める。窓を閉めもう一眠り、いやもう起きちゃいましょ。後10分少々寝てもあまり変わりませんから。
仕度をして家を出ると空には煌々とお月さま。雲も切れ暗い空が広がっています。「なんだ好い天気じゃん。」
四日市で道を折れ菰野に向かうと鈴鹿の山は雲隠れ。その内晴れるでしょう。
菰野の市街地に入ると道路が濡れています。道の駅で朝のお勤めを終えトイレから出ると朝日が眩しいです。「うん、天気も良さそう。」
市街地から外れアクイグの前辺り、道路端の雑草が綺麗に刈られています。かの悪名高きオオキンケイギク、公費を使って刈り取ったようですが種はとうに飛んでいる筈。来年も又壮観な金色の道が堪能できそうです。
そんな事を思いながら湯の山駅まで来ると小雨が降り始めました。登るにつれて雨は本降りに。「小屋でお茶会してそのまま帰るか?」

6:20 a.m. 小屋着。
雨の中Iお父さんが仕度をしています。もう靴も履き終え合羽も身に纏っています。「早っ。」
雨はもう小降りになっています。車を停めさせてもらって、小屋の中で身支度を整えます。「やっぱり行くんかい。」
外に出るとかなり雲が薄くなり霧雨が流れています。急に明るくなり薄日も射し始めました。悪運の強い人達です事!
槿の花も満開で明るくなった空に映えます。

風が吹くとひんやり爽やかなのですが湿気は100%。Iお父さん、折角身に付けた合羽を脱いでからでっぱつです。合羽なんて着ていたら雨じゃなく自分の汗で濡れネズミになってしまいます。

6:40 a.m. でっぱつ。

・・・・・今日はイントロがクドクドと長くなってしまいました。生憎の天気で写真も少ないので後は軽く流します。・・・・・

さすがに駐車場はガラガラです。これなら中道も人が少なく往復しても良さそうです。
そう、今日は中道です。こんな日に本谷行くバカはいません。いや、中には蛭に献血するのを趣味にしている人もいるかもしれませんが。
しかし蛭が増えましたねえ。半世紀前は御在所・鎌などの花崗岩質の山には蛭なんていないと言われていたのですがねえ。
と言っても増えてしまったものは仕方ありません。今日もしっかり蛭ファイターを吹き付けて来ましたがな。
久しぶりの雨の中道、風が吹くと爽やかですが風が無いと蒸し風呂。直ぐに雨と汗で全身ベチョベチョです。
それでも道幅が広く下草が当たらないので蛭が着く事はありません。中道サイコー!
空気もメチャクチャモイスチャー。口呼吸でも喉が乾燥する事はありません。しっかりお肌にも保湿が効き美人になること間違い無し。
岩に着いた苔も生き返ったように鮮やかです。

そこら中でリョウブが満開です。雨で流されてしまったのか仄かに甘い香りは今日は無し。

もうコモノギクが咲いています。

霧雨に濡れたソヨゴが初々しいです。あっ、もう実が大きくなっています。秋にはこの実が赤く色付きます。


8:10 a.m. キレット通過。
ガスの中に白く浮かんで見えるのは皆リョウブ。

北谷テラスで休憩がてら朝ご飯。コンビニオニギリの旨いこと。
その上には季節外れのタツナミソウ。その隣にはシュロソウ。雨に濡れて綺麗です。

9:35 a.m. 富士見岩着。
周りは五里霧中。眼下にコモノギクの群落。

朝陽台はパスして下の道から遊歩道へ。そのまま自然学校前へ。トイレ休憩ついでに燃料補給。
当初中道往復と言ってましたが、ここまで来たのなら望湖台経由で峠道から。スカイラインを降れば途中で三ツ口谷入口のイワタバコも観れるかも。
望湖台手前には雨に濡れたオトギリソウ。


10:20 a.m. 望湖台着。
薄っすらとガスに覆われた山肌にリョウブの白い花だけが浮かんで見えます。
後は降るだけ。草叢の蛭を気にしながら記念碑広場へ。そのまま峠道へ。
馬酔木には来年の花芽が大きく伸びています。あちこちにコモノギクが咲いています。

どんどん降ります。もう雲の下まで降りて来ました。

相変わらずリョウブの花が綺麗です。


11:05 a.m. 武平峠着。
トイレ休憩の後スカイラインへ。
前回蛭を嫌ってスカイラインを辿りましたが距離が長く靴のソールにもかなりのダメージ。それで今日はソールの節約の為危険を冒して登山道へ。
スカイラインに出る度に蛭チェックをしていたのですが、ある所で靴に蛭が付いているのに気付きます。慌てて指で弾き飛ばしもう一方を見るとこちらにも。
注意しながら進むと今度はズボンの裾に特大のものが。
スカイラインに出た所で再度蛭チェック。あそこはもう通れませんね。
普通ならもっと活発に動く筈ですが動きが鈍重でなにやら襲うのを躊躇しているような動きでした。これが蛭ファイター効果なのでしょう。

修行場跡から再度登山道へ。この辺りはもう道が明るく開けているので蛭の心配はありません。
三ツ口ダムから堰堤上へ。流れの両側に結構沢山咲いています。
今日は曇天ながらそれをおしてやって来て良かったです。これが本日のご褒美。


12:25 a.m. 小屋に帰着。
皆さんお疲れ様でした。水辺の女王様(イワタバコの花)にも謁見出来ましたし本当に好い一日でした。
後は温泉で汗を流し、帰宅後はよく冷えた琥珀色の麦ジュースを頂きます。あ〜、しゃーわせ。


2023年08月06日09時30分00秒 記



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