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6:10 a.m. 小屋着。 あれ? もうIお父さんが来ています。お母さんが休みとの事で、一人だと無茶苦茶早いです。 大急ぎで仕度してでっぱつ。 今日は久しぶりに本谷から。雪が消えて久しいです。 ぼちぼち蛭シーズン、気を付けて行きましょう。今日あたりなんとなく出そうな雰囲気です。 スカイライン沿いには卯の花。もう初夏なんですねえ。早っ! そう言えば後一月で夏至ですもんね。 先ずは山の家の夏椿。もう蕾がいっぱい付いています。 樹林帯に入り暫く行くと登山道の真ん中に蛭を発見。直立して頭を振り獲物を狙っています。朝っぱらからエライもんを見てしまいました。 噂をすれば何とやらと言いますが、蛭の話をしながら歩いていたのがいけなかったのでしょうか。もう止めとこ。 谷に出たところで蛭チェック。大丈夫のようです。 谷沿いに行くと早々とタツナミソウ。これも早いですねえ。 6:45 a.m. 不動滝着。 滝を巻き谷に降りた所でまたタツナミソウ。結構群生しています。 波のような花弁の下が白く、波頭が砕けているように見えます。 振り返ると新緑が眩しいです。 7:00 a.m. 大岩着。 岩の上で小休止。行動食を摘まみながらおしゃべり。 暗い陰から浮かび上がるヤマツツジの朱色が鮮やかです。サラサドウダンの花があちこちに落ちています。それを踏みながら進みます。 右岸バンドを乗越えて暫く行くとナルコユリ。結構株を増やしています。 イワカガミがまだ咲いています。花径を伸ばしチョット信じられないくらいの高さ。終盤になるとショウジョウバカマのように伸びるんですかね? 大黒滝巻道のササユリ、無事に蕾を付けています。 そのまま巻道を行きます。要所要所に取り付けられていたトラロープが撤去されています。どこのどなたか存じませんが、「これで登れないなら来るな。」とでも言いたいのでしょうか。こんなことしたからと言って事故が減る訳でもないでしょうに。 まあ私には関係ないので「オラ知らね。」 そして最後の谷へ乗り移る所のトラヒモも撤去されていました。ここ、恐いとこですよね。トランキライザー代わりに付けといても良かったんじゃない? 潜り岩右のクラックの鎖は? これは残してありました。どうやら簡単に切れるロープだけ撤去したみたいです。なんとも片手落ちな! そう言えば昔はこのクラックにも鎖は付いてなかったような。 7:30 a.m. 潜り岩上着。 大汗を拭き小休止。既にハンカチはべたべた、眼鏡の曇りも取れず半分メクラ運転でした。丁寧に眼鏡を拭いて燃料補給。 滑り具合を確認しながら湿った岩を登ります。 所に寄って気温にムラがあるのかまだ蕾のタニウツギがあります。かと思えば気温が低いであろう上の方に満開のタニウツギがあったりします。シロヤシオとタニウツギの競演も見られます。 ドンツキからは点検道を辿って朝陽台へ。露払いお疲れ様です。いつも殿(しんがり)のtanuoさんは楽させて頂きます。でも蛭は二番手三番手を狙って来るんですけどね。 途中ササユリの株と蕾を確認しながら行きます。 この辺りまだまだシロヤシオは最盛期のようです。今年のシロヤシオは本当に花期が長いです。 8:15 a.m. 朝陽台に飛び出します。やっと蛭の恐怖から解放されました。 朝陽台のシロヤシオはまだまだ見頃。先週まだ少し早かったサラサドウダンが今日はやっと満開。 ベンチに腰掛け先ずは蛭チェック。OKです。 大休止してコンビニオニギリを頂きます。あっ、30円引きのタグを見られちゃいました。 早朝のコンビニってまだ仕入品が入荷しておらず、消費期限が近いものにこのシールを貼っているようです。これも食品ロス低減の為でしょう。 私は狙ってこれを選んでいる訳では無く、これしかないので買っているのです。ゆめゆめ疑う事なかれ。(実はこれが嬉しいのは伏せておきましょう。) 薄日が射すと急に暑くなります。曇ると汗でずぶ濡れの身体が冷えます。丁度良い所が無く恨めしい。 寒いのでそろそろでっぱつ。一路望湖台へ。展望は効かないかもしれませんが。 遊歩道はドウダンが満開。ベニ、サラサが綺麗です。そうそうヤマツツジも。三角点への階段はシロヤシオがまだ頑張っています。 9:10 a.m. 望湖台着。 全体的に薄いガスに覆われていますが、思っていたより視界は効きます。濃い雲に隠れているのは雨乞岳のみ。 西端の岩の上から谷を見下ろします。解り難いですが点々と朴ノ木の蕾が視認できます。まだ開花には至っていないようで例年より少なく見えます。 西尾根山腹を染めている白いのはシロヤシオでしょう。やはり今年のシロヤシオは尋常ではありません。 記念碑広場経由で峠道へ。 チロリン村の柵外の広場に凄い人だかり。大所帯の団体さんが休憩しているようです。この広場を埋め尽くすくらいですから何十人いるんでしょ? 狭い登山道で遭遇しないで良かった良かった。 降り始めても擦れ違う人が多いです。何か催しでもあるのでしょうか? 本谷では誰とも会わなかったのに。 あっ、山頂ではやはり人が多かったような。 9:35 a.m. 武平峠着。 先ずはおしっこ休憩。峠に戻ると次から次へと人がやってきます。あっという間に峠も人に埋め尽くされてしまいました。 T尾さんは今日はここで降りるそうです。我々は久しぶりに鎌まで。だって温泉未だやってませんもの。 人混みを掻き分け鎌ヶ岳へ。 定位置の朴ノ木、咲いています。天辺のは未だ蕾。望遠で狙いますがなかなか見つけられません。これだろうと半分メクラ撮り。 10:05 a.m. 展望岩にて小休止。 少し靄っていますが新緑が綺麗です。しかし薄日が射し暑い事と言ったら・・・。 この辺りガマズミやカマツカが多いです。花だけでは見分けがつきませんが。それともタンナサワフタギ? 鎌への最後の登り、キッツー。 そんな時に目に飛び込んでくるタテリンの色鮮やかさは一時の清涼剤。 10:30 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。 ここも人だらけ。凄い混雑に圧倒されます。 祠横に休憩場所を確保してから祠に二礼二拝一礼。 一応南側へも足を運びますが展望は効かずただ人が見えるだけ。祠横に戻り大休止で燃料補給。 丁度祠の前にサラサドウダンが咲いています。なんだか生臭いと思っていましたが犯人はこれでした。 10:45 a.m. でっぱつ。降りは当然三ツ口谷。 こんな日に長石なんて行こうとも思いません。イワタバコの時期になったら危険を冒して行くかもしれませんが。それまで蛭クン待ってて頂戴ね〜♪ どんどん飛ばして降りて行きます。 スカイラインに出た所で撮り忘れていたウツギの撮影。卯の花の匂う垣根に〜♪ カッコウは鳴いていましたがホトトギスは未だでしたね〜。 12:05 小屋着。 T尾さんの車はもうありません。忙しい中お付き合い頂き有難う御座いました。 片付け物を済ませIお父さんと挨拶を交わしでっぱつ。 希望荘まで行くとまたもや駐車場満車。温泉は諦め汗臭いまま帰途に就きます。 帰り路23号線はまたもや渋滞。低燃費の軽太郎クンでの御在所通勤はもう止められないかも。 |
2023年05月28日08時20分00秒 記
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