初雪Hike


笹薮から朝陽台へ飛び出します。
と同時に目に飛び込んでくる真っ白の霧氷。
青空を背景に目に染みるほどの美しさ。



20221203

小岐須から早や2週、所用で抜けたり無精で抜けたりWeekly完全復活には程遠い状況です。
12月2週目はBA4/5対応ワクチン接種の為にお休みとなりますので本日は外せません。
と言う訳でやってきましたホームゲレンデ。
本日は早出早仕舞いとの事で遅れないように目覚ましも夏時間にセットして。
小屋前ではIさんが仕度中。手を振り到着を知らせそのまま上の駐車場へ。今日はA5で出勤の為、小屋へは入れません。

御在所は薄化粧、雪の便りを聞くと一気に駐車場は空きます。やっと静かな御在所に戻ります。

仕度をしていると皆さんが上がって来ました。またまたお待たせしてしまいました。

6:35 a.m. でっぱつ。
今日はモルゲンロートは無し。東の空に雲があるようです。
コース取りは、短時間で済ませる為、本谷-朝陽台-中道。スカイラインから本谷へのショートカットも蛭の心配のないこの時期は安心して通れます。
樹林帯の中を歩いていると丁度日が射し始めました。お日様もやっと雲から出たようです。
真横から射す日を浴びながら谷を行きます。


7:10 a.m. 不動滝着。

この時期、太陽の向きが変わり滝の中まで日が射し込みません。水が落ちていても虹が見れなくなりました。
一息入れる事も無くそのまま巻道へ。
谷に戻り明るい谷を行きます。やっとこの辺りから雪が出て来ました。木に乗っていた雪が風で落ちて来ます。風花、風情があって良いですね。
眼の前には大岩。その奥には木の枝に着いた雪が綺麗です。(写真では解らないか。)

大岩で一息入れた後小滝帯巻道へ。大黒滝下のバンドを攀じり大黒滝巻道へ。雪もあまり着いていないので快適に登れます。”触〜れる岩肌の冷たさよ〜♪”

縦樋滝の巻道は相変わらず恐い所。一ヵ所ツルツルに凍っていました。
潜り岩横のクラックは乾いており快適。岩が冷たいのと既にベタベタに濡れている手袋が冷たいのは困ったものです。皆さんは既に防寒テムレスで冬装備、私も次回からは持って来ましょ。

8:00 a.m. 潜り岩上で小休止。
日向と日陰では天国と地獄。いや地獄という程ではありませんが、日向の暖かさはまさに天国。日溜まりが恋しい季節になりました。

さていよいよ最後のルンゼ歩き。少し雪が被っているので滑り易いです。これくらいの雪の付き具合が一番滑り易いですから。

雲一つない青空、空気が澄んでおり遠くの街並みが鮮明に見えます。東にあった大きな雲は消えてしまったようですが、遠くの山沿いに雲があるようで南ア、富士山は見えません。
アイゼンを着けようか迷っていたIお母さんもノーアイゼンでジャミングを駆使してガンガン登って来ます。

いよいよドンツキ。隣の屏風岩が圧巻。

今日は大黒岩はパス。ロープウェイ取付道から朝陽台へ。
雪の付いた草付きが鬱陶しいですが、露払いはT尾さんにお任せ。
振り返ると融け残った霧氷が綺麗。大黒岩も綺麗。


9:05 a.m. 笹薮から朝陽台へ飛び出します。
と同時に目に飛び込んでくる真っ白の霧氷。青空を背景に目に染みるほどの美しさ。

【喫茶ひめつつじ】跡に上がると、冠雪した鈴鹿の山並み。霊山の奥には伊吹山。釈迦ヶ岳の上には広大な白山。藤原の左奥にチョコンと頭を出しているのは能郷白山か。

ここは北面展望台になったようで、北側手摺にパノラマ写真が置いてあります。大昔は喫茶店だった事など若い人達には分らないでしょうなあ。そう言えばあのオヤジ(店主)ご存命なのだろうか。私が20代の頃ですから微妙なところですね。

ベンチに戻りブランチ。少し風がありますが日向に居るとポカポカ暖かいです。頬なぜる風は冷たいですが背中はポカポカ天国天国。ホント日向ぼっこに好い季節になりました。
暫くするとロープウェイが営業しだしたのか大勢の人が歓声を上げながら写真を撮り始めました。御在所名物冬場の喧噪。
それではぼちぼち降りますかね。朝陽台では登山者は見かけませんでしたから中道も空いているでしょう。ゆっくり降っても9時半発の11時着位でしょうか。

9:35 a.m. 富士見岩通過。

この辺りから登って来る人と擦れ違い始めます。駐車場に車はそこそこ在りましたから、皆さん出発が遅かったのでしょうか。
富士見岩でアイゼンを外している人が居ましたから岩稜帯からのトラバースの所が凍っていたのかもしれません。
まあ滑ったら滑ったで、滑ってから考えましょ。第一私、持ってきてないし。
降り始めるとゾロゾロ登って来ます。さすが御在所中道!雪が降っても渋滞ですか?
そんな事より景色を堪能しましょ。直下のガレ場の白い霧氷と背景の緑のコントラストが綺麗です。白山もまだ見えています。ホント雲一つない青空。と言いたいところですが低い水平線上に雲があり北ア、乗鞍が見えません。御嶽の頭が辛うじて雲の上に出ています。

擦れ違いながらスタスタと降って行きます。が、例のトラバース、やはり大渋滞。
商売柄奉公の精神旺盛なT尾さんは擦れ違う人の補助や交通整理をやってくれています。無精者の私は見てるだけ〜。
頃合いを見計らって通させて頂きます。峠道から降りた方が速かったかな?
その後も擦れ違いが続きます。結構可愛い女の子も居ます。皆ヒモ付きですが。可愛い娘が冬山進出しているので野郎も増えたのか? それとも山で見るから可愛く見えるのか? T尾さん曰く「スキー場と同じ。」だそうです。グラサンにフェイスマスク、皆可愛く見えますわなあ。

北谷テラス辺りから下は殆ど雪も消え御在所は真っ黒。雪が無くてもキレットは渋滞。北側フェイスから通過して渋滞はパス。


11:20 a.m. 駐車場着。
温泉に入るには微妙な時刻。帰りは第二名神を使うつもりでA5で来ましたが温泉無しなら下道でも充分間に合います。なんだ、軽でも良かったじゃん。
汗もそうかいていないし、身体を拭いて着替え。このままバイト先へ下道で直行。


2022年12月03日16時25分00秒 記



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