紅葉狩りHikeU


特等席に並び大休止。お湯も沸かさずティータイム。
北アから乗鞍、御嶽、中ア、南ア、そして富士山。
いつになく鮮明に見えています。
名古屋のビル群も水晶の結晶がニョキニョキ立っているように見えます。



20221106

6時20分、小屋着。Iさん達は既に到着しています。T尾さんの話では昨日土曜日は凄い人出だったとか。本日もかなりの混雑が予想されます。
まだ少し薄暗いですが小屋周辺も結構な色付き。


6:35 a.m. でっぱつ。
先週同様この時刻で駐車場はほぼ満杯。大変な人出です。
正面の御在所が朝日に輝き聳えています。紅葉も山頂部はほぼ終わり中腹辺りが最盛期です。

本日も中道は敬遠、必然的に本谷へ。
木の葉が落ち明るくなった樹林帯の中を進みます。日に輝く紅葉を横目に。そして樹間から覗く青空に黄葉が鮮やかです。

谷に出るとその艶やかさは一層華やかになります。秋色の中の散歩道、やはり紅葉狩りには青空がお似合いです。

不動滝巻道から大岩へ。乾いた岩のフリクションを楽しみながら、紅葉の光のシャワーを浴びながら。

7:30 a.m. 大岩で小休止。

日向が恋しい季節になりました。かと言って冷んやりとした岩肌も心地良いです。
休憩もそこそこにでっぱつ。崩壊地の小滝連続帯を巻きその上の右岸バンドへ。

大黒滝の巻道辺りは黄葉がかなり落ちてしまい先週程の明るさはありません。それでも見上げればシロモジと楓の競演。

潜り岩辺りも紅葉が散ってしまい先週程の華やかさはありません。それでも乾いた岩を楽しみながら攀じります。
その上で燃料補給の小休止。そしてまた乾いた岩を楽しみながら攀じ攀じ。
振り返れば伊勢平野の街並みが鮮明に見えます。空気が澄んでいる証拠。この季節ならではの景色ですね。

なんと富士山も見えています。どこへ行っても富士山が見えただけで喜んでいる我々ってやはり日本人ですね。富士は日本一の山〜♪
本谷上部はやはり紅葉は終わりかけ。遅くまで散り残っているドウダン系の赤が疎らに見えるだけ。


8:35 a.m. 大黒岩展望台着。
特等席に並び大休止。お湯も沸かさずティータイム。北アから乗鞍、御嶽、中ア、南ア、そして富士山。いつになく鮮明に見えています。名古屋のビル群も水晶の結晶がニョキニョキ立っているように見えます。
今日は先週より風が穏やかで日射しが温かいです。日溜まりが恋しい季節になっちゃいました。
山岳同定もそこそこ山上公園に向けてでっぱつです。

自然学校前でトイレ休憩の後、望湖台へ。
三角点への登りから人人人。過密状態の三角点手前から望湖台へ。

9:20 a.m. 望湖台着。

こちらも過密状態。突端に立った後はそそくさと記念碑広場へ。

そのまま峠道へ。
峠道も行き交う人が多いです。大所帯の団体さんなどもいて擦れ違いに時間がかかります。しかし武平から登って来る人が多くなりましたね。下の駐車場がいっぱいで駐車地を求めて峠まで上がってきたって事でしょうか。


10:00 a.m. 武平峠通過。
降りからいきなりの登り、いつもの事ながらしんどいです。とは言え何週も続けていると身体も慣れてきます。一月前とは大違い、精神的にもしんどさに負けずにすむようになりました。
爽やかな秋の風情を楽しみながらの登行、良いものです。


10:25 a.m. 展望岩着。
三ツ口谷を見下ろすと艶やかな錦絵。近年稀に見る彩りです。

そして頂上直下まで来ると雨乞岳の奥に綿向山が望めます。もう山頂は目と鼻の先。


11:00 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
どこもかしこも人だらけ。祠の横も占拠されており、それを横目に二礼二拝一礼。
南側に移ると丁度場所が空きそこに陣取ります。

そしてお昼ご飯。周りでは大勢が煮炊きしておりカップ麺の良い香りが漂ってきます。その香りをおかずに賞味期限切れ(当日午前0時)のオニギリを頂きます。涼しくなった今日この頃、多少時間が過ぎたところで味が変わる訳も無し。美味しく頂きます。あ〜、しゃ〜わせ。

11:15 a.m. でっぱつ。降りは久しぶりに馬の背から。
鎌尾根P1経由との事。あそこから尾根乗越への降りは滑り台みたいで嫌な所なんですよね。
山頂から岳峠への降りも崩壊が進み嫌な所です。慎重に慎重に。

乗越から宮妻側に出ると辺り一面華やいだ世界に変わります。こちら尾根の南面は今が紅葉の真っ盛りです。

サンノダケから白ハゲに出ると正面下が錦の世界。

白ハゲ上部は風化した花崗岩の砂が雨で流されてしまい、脆い花崗岩が露出しています。制動が効きにくく滑り易いので慎重に。
やっと下まで降りてきて樹林帯に入ります。

ラピュータの木の草原に出ると様子が一変。松の木が大きく育ち以前の面影がありません。風情が無くなったなと思いながら振り向くと背後の鎌ヶ岳の紅葉が綺麗です。

錦に彩られた尾根を行きます。

途中の分岐を犬星滝へ折れ長石谷へ向かいます。犬星手前のなだらかな木場、ここも見上げると綺麗です。

長石谷沿いに降ります。もう蛭の心配も無いし安心して歩けます。こうやって夏の間は敬遠しているので本当に久しぶりの長石谷です。様子が変わっていて当たり前ですね。

そして第一堰堤に出ます。陽光に輝く紅葉が綺麗です。


13:10 a.m. 小屋に帰着。
今朝あまり綺麗に見えなかった小屋周りの紅葉もこの時間は綺麗です。

来週は宮妻峡。入道新道からイワクラ通って奥の沢の紅葉狩り。さて天気はどうかな?


2022年11月08日13時40分00秒 記



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