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前回から既に一月。またまたMonthlyになっちゃいました。 8月は全滅かと思っていましたが常連さん方が本日日曜に変更してくれたおかげで御一緒する事ができました。なんとかMonthlyにセーフ。 6:15 a.m. 中道駐車場着。 予報は晴れでしたが未だ雲が空を覆っています。 仕度を済ませ小屋へ向かいます。 今日はヤマジノホトトギス狙いだとか。いきなり長石谷へ向かうなんて言います。いかに今日は涼しいと言っても昼の巣は御免蒙りたいです。 蛭の居ない尾根筋が良いと言うと、三ツ口谷から途中で長石尾根って事になりました。長石谷は降りに取れば速めに通過できるので、蛭被害も避けられそうです。 蛭を気にしていたらIお父さんが蛭除けスプレーを吹き付けてくれました。よしこれで万全です。 6:30 a.m. でっぱつ。 朝から風が強く寒いくらいです。もうすっかり秋の気配。 スカイラインから三ツ口谷へ。 こんなコース取りって冬しか取っていないので景色が新鮮です。雪が無いとこんな風に見えるのか? 一ヶ月間の無精のおかげで歩き始めて直ぐに全身から汗が吹き出します。しかしずっと強風に晒され意外と爽やかです。山はこうでなくっちゃ。 道の両側の草叢にはママコナが咲いています。秋ですねえ。 三ツ口谷第2堰堤の下、左岸から右岸の巻道に出る手前辺り、ここは嘗てはセンブリが自生していた所です。いつの間にか絶滅してしまい、それからもう何年も経っているのに未だにここを通るとセンブリを思い出します。これって認知症? 第二堰堤を越えて暫く行くと尾根への分岐。尾根へ向かいます。 尾根筋に出ると一層風が強くなり噴出した汗を一瞬にして拭い去って行きます。無茶苦茶爽やか! まるっきり秋の風です。 犬星滝からのヌタバを過ぎ一登りで三ツ口谷の谷コースと尾根コースの分岐。ここで大休止。 ホツツジが咲いていると言いますがちょっと遠いのでパス。 そして歩き出して直ぐ、枯れたミズナラの木の根元に黄色い物が! ナメコです。かなりの数が出ています。まだ新鮮でお汁に入れると笠の表面のゼラチン質がたっぷり感じられそうです。 早速全員で採集にかかります。しかしT尾さん、良い目をしていますね。 収穫の後また一登り。眼前に日本庭園が開けます。 ヤシオ類の葉は一部色付いています。 早い紅葉を愛でた後はまた辛い登り。一ヶ月間の無精が祟ります。ク〜、キッツ〜! 三ツ口谷左股源流部のシャクナゲの大木の気配を感じながら一歩一歩。 出た〜。肩に出ました。下界宮妻や鈴鹿市街はぼんやりとしか望めません。湿気の所為ですね。そして上空にはどんよりと灰色の雲。 でもこの雲のおかげで直射日光に晒される事も無く、涼やかな日陰の散歩が楽しめるのです。 いよいよ最後の登り。溝と化した道を這うように登ります。 上の方でT尾さん達が何か言っています。コシアブラの花? コシアブラの木に花が咲いているそうです。緑色の細かな花の塊が木のそこら中にいっぱい着いています。へ〜、あれが花か。綺麗なものではありませんが、あの花の天ぷらも旨いんだとか。一度食べてみたいですね。 8:35 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。 祠に柏手。えっ、ここって冬以来来てないんじゃ? 最近はめっきり無精になりまして一山しか登っていません。昔のように二山三山はもう無理ですもんね。そりゃ鎌にもご無沙汰してしまいますわ。 その横で皆さん変わった花を見つけ何やら騒いでいます。じゃあ調べて差し上げましょうかね。 スマホで撮って、Google lenz。ヒットしました。ツルニンジンだそうです。 電波さえ届けばこうやってなんでも調べられます。 その後は南側へ回って南部の山並みを愛でます。 祠の横で店を広げてお昼にします。終始涼風が流れ気分的には秋真っ盛り。 眼の前にはオオバコの大群落。「誰や!こんなもんこんなところまで持ってきた奴は。」きっと種が靴の裏に付いて運ばれてきたのでしょう。 そんな風情の無いものとは裏腹にすっかり赤くなったトンボがあちこちで羽根を休めています。風が強過ぎて舞っていられないのでしょう。 9:00 a.m. 長石谷に向けてでっぱつ。 崩落地を横目に急な降りを岳峠へ。「あ〜、恐い恐い。」 あちこちに咲いていたオトギリソウ。ここらで一丁撮っとくか。 岳峠から長石谷へ。最近あまり踏まれていないのか、雨後の為に苔が多いのか、濡れた苔で滑り易い岩の上を騙し騙し降りて行きます。 久しぶりに来た所為か谷の荒れが目立ちます。いつもなら未だ伏流していて流れがない所に、今日は流れが出ています。 注意深く降りて行くと早速発見。その横にも、またその下にも。蕾も未だ多いです。 それからは蕾や出かけの花芽はよく見かけますが、開花しているのは少ないです。まだ咲き始め、これから下流域へ開花前線は降りて行きます。って事は、岳峠から直ぐ長石谷に入ったのが正解でした。 それにしても長石谷の荒れが目立ちます。一瞬ここはどこだ?と迷う程様子が変わっています。自然の力は凄まじいですね。 10:00 a.m. 犬星滝で小休止。 いつになく凄い水量です。倒木も多く景色が違って見えます。その下の淵は水量は多いもののいつもと同じような景観。 荒れた谷を行きます。いつもと様子が違うのでルートファインディングしながら。返ってこの方が楽しいですね。 左岸側山腹道を降っていたらいきなり道が無い! いや1m程下にあります。丁度そこに綺麗なホトトギス。これが本日一番かな? そして最後の左岸側の狭いバンド、そこへ乗り移る所が結構崩れています。ここが今日の核心部。なんだか楽しくなっちゃいます。 左岸側の道から広い川原に出ると後は堰堤を越えて安定した山道。ここまで来ればもう帰って来たようなもの。 後は三滝川本流を渡渉したところで靴を洗い車道へ。 11:10 a.m. 駐車場着。 今日は早く帰り着きました。 後は温泉で汗を流して帰るだけ。 |
2022年08月28日19時30分00秒 記
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