炎天下の本谷Hike


大黒岩展望台に出ると下から涼風が吹き上げ火照った身体を急速冷却してくれます。
日射しは強いですがそれが気にならないほどの爽やかさ。
テラスに座り前に足を放り出しプラプラさせながらの大休止。



20220702

またまた2週空けてしまい、今日はもう7月。Weeklyとは名ばかりの実態です。
事前にT尾さんからアサリのおすそ分けがあるとのことでクーラーボックス持参で出かけます。普段やらない事をやると必ず忘れ物。実は帽子を忘れてしまいました。熱中症警戒が叫ばれていると言うのに、よりによって帽子とは。

6:20 a.m. 中道駐車場着。
スカイライン側は既に満車。こちら側駐車場に入ったところでスカイライン側から出て行く車を見ましたから。
仕度をしていると電話。「保冷剤を冷凍庫に入れといてあげる。」との有難いお言葉。お言葉に甘え小屋まで降りて行きます。そこでIお父さんから替えの帽子を拝借することに。助かりました。これで熱中症は避けられます。
6月中に梅雨明け、7月に入り本日2日は朝からドピーカンの晴天。光に満ち溢れ青空が紺色に近いです。まるでアルプス並み。

言わずもがな蛭日和でもあります。警戒していつものショートカットは避けて山の家の階段から。ついでに夏椿の様子でも。
咲いていました。ちょっと花数が少ないのはまだ蕾ばかりだから?

樹林帯に入ります。日陰に入っても相変わらずの暑さ。辺りが湿っていないだけ蛭の気配は少なそうです。
沢に出た所で蛭チェック。身体には着いていませんが、Iお父さんが道端に居た蛭を発見。T尾さんが塩をまぶします。蛭のまぶし定食一丁上り。
再度入念に蛭チェックしてでっぱつ。
沢沿いを行くと早速イワギボウシのお出迎え。夏ですねえ。我家の庭のアバカンサスが満開だった事を思い出します。花の形、色が似ているだけで全く別物ですが。

大汗かきながら沢を詰めます。

7:15 a.m. 不動滝着。

全くの涸滝、ミストも何もありません。「あ〜、暑っつ〜。」
急な巻道をヨタヨタと登ります。腕力で身体を引き揚げた所で眼前にツルアリドウシ。小さな花に一瞬癒されます。

再び谷に降り大汗かきながら大岩へ。ここで大休止。これも熱中症予防。
ムラサキシキブの花を確認しながら行きます。まだ色も付いていない小さな粒々の蕾です。もう直ぐ可憐な花を付け10月には紫の実が付きます。
大黒滝の谷に入り暫く行くと滝が見えます。不動滝は全くの枯滝だったのにこちらは少量ですが水を落としています。
最近立て続けに大黒滝で滑落があったとか。中高年の事故が目立つ昨今、我々老人はより一層注意しなくては。
滝を巻きその上も巻き上がり潜り岩横のクラック。乾いた岩にフリクションがよく効き軽快に登ります。
登り終えた所にはキンコウカ畑。当然とは言えその季節なんですね。

日陰を探し右岸壁側の石の上に張り付いて休憩。帽子が無ければどうなっていた事でしょ?

真後ろからの日差しに後頭部を焙られながら行きます。
ウメバチ地帯を偵察。まだ小さなハート型の葉っぱしか出ていません。傍のモウセンゴケの触手が大きくなっています。花は?長く伸ばした花径の先にくるんと垂れ下がった蕾。中には開きかけているのもありますが、カメラの調子が悪く上手く撮れません。

隣の岩屋手前には蕾がピンクになりかけのシモツケソウ。
ここから先はあちこちにシモツケソウの蕾。大抵はまだ小さすぎてピンク色も殆ど覗いていません。

そしていよいよドンツキ。先に着いたT尾さん達が岩の上に登って物色しています。どうやらカキランが咲いているようです。
我々も登り付きお相伴に与ります。

そして少し離れた所にはササユリ。ちょっと年増ですが花弁の輝きなどは「まだまだ若い子には負けていないぞ。」とでも主張しているようです。

大黒岩に上がる前に下の段にあるカキランも。ちょっと撮り難くて四苦八苦。

大黒岩展望台に出ると下から涼風が吹き上げ火照った身体を急速冷却してくれます。日射しは強いですがそれが気にならないほどの爽やかさ。
テラスに座り前に足を放り出しプラプラさせながらの大休止。

対岸、屏風岩の下部にシモツケソウが咲いているとT尾さんが言います。下から2m程の所に確かにピンク色のものが数株。

カメラのデジタルズームで目一杯引っ張って確認。確かにシモツケソウです。
それではあそこまで行って撮影、その後朝陽台へ回り中道で降りる事とします。
ロープにつかまりながら本谷ドンツキまで降り、そこからロープウェイ取付道へ。

取付道を少し降り目的地へ。真下から仰ぎ見ると暗い日陰を背景にシモツケソウのピンクのフワフワが陽に輝いています。

その手前には岩の隙間に張り付くようにイワキンバイ。


9:45 a.m. 朝陽台着。
売店跡の軒下の日陰で休憩。ベンチに座るとおケツが熱い。どうやら先に着いたT尾さんがひなたにあったベンチを日陰に移動してくれたようです。
折角のご厚意ながらケツの熱さに耐えかねて横の日陰の岩に腰をかけます。「あ〜冷たくて良い気持ち。」それでもまだ火照りが治まらず少し離れた日陰の石のベンチに寝転びます。「あ〜、冷え冷え最高〜。」
火照りが治まったところで軒下に戻り燃料補給。
身体を冷えたし燃料も満タン、ぼちぼち降る事にします。気になるのは「中道渋滞してないかな?」
今日は本谷も人が少なかったし皆さん本番にお出かけかもしれません。じゃあ左程渋滞する事も無いでしょう。でも駐車場はいっぱいだったしなあ。

10:15 a.m. 富士見岩通過。

ここから降り始めて早速登りの行列に鉢合わせ。やっぱ多いかな?
ガレ場に出た所で道を外しガレを降ります。そこからはあまり登りの行列とぶつかる事なくわりかしスムーズに。
北谷テラスまで降りてきたところでヘリの爆音。ヤシオ尾根、ハライドの鞍部辺りでホバリング。それがだんだんとこちらへ近付いてきます。そして真上を通過。一旦本谷の方へ抜けたかと思いましたがまた旋回してこちらへ来るようです。まだ要救の捜索中って事ですか。
しかし事故が多いですね。明日は我が身、明日は我が身。より一層注意して〜。
キレットは相変わらず渋滞しているようです。我々は渋滞の無いフェイス側から。おかげで渋滞も無くスムーズに降りて来られました。

11:30 a.m. 駐車場着。
小屋に寄ってお土産を頂きます。T尾さんのアサリだけでなくIさんから梅酒、梅ジャム、茨餅まで。
いつも有難うございます。皆様に感謝。
仕上げは温泉。こんなに良い天気なのでロープウェイのお客さんで渋滞し、かもしか大橋へは回れないかと心配でしたが、全くの渋滞無し。スムーズに温泉へ。
帰宅後孫達が来るのでプールをセットするように言われていましたが・・・。


2022年07月03日18時10分00秒 記



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