やっとかめ雪景色


そしていよいよ左股下降点。
雪が少ないとここはかなり傾斜が強く核心部となる所ですが、
雪もさほど締まっておらず傾斜もかなりなだらかになっています。
相当な積雪だった事を窺わせます



20220109

明けましておめでとうございます。
昨年12月はボ〜っとしている間に過ぎてしまいました。やっとWeekly復活かと思っていたのに、まる一ヶ月が過ぎてしまい復活は前途多難です。
実は先週2日の日曜日、中道駐車場まで来はしたものの大雪で駐車も出来ずすごすごと引き返したのでした。昼から用事も有った為、あれはあれで正しい判断だったと言う事にしておきましょう。
言い換えれば、今シーズンは雪に恵まれていますねえ。本日も中道駐車場は完全に除雪されておらず、結構半端な停め方になっていました。
降った雪が融けきらない内にまた降り、これが繰り返されると根雪となります。早い内に根雪が出来るかどうかでその年の積雪の多寡が決まります。今年は期待出来そうです。

6:30 a.m. 小屋前通過。既にIさんの車も停まっています。起床を30分遅らせたおかげで丁度良い時間に到着です。
駐車してからLINE電話。(最近はこればかりです。年金生活者は通話料節約に余念がありません。)
準備を仕掛けたところで皆さん上がって来ました。あかん、急がなくっちゃ。冬装備に時間がかかります。誰が見てもスパッツ無しで済むとは思えません。
今日は鎌だとか。左股滑り台がメインディッシュのようです。降ったばかりで締まってるかな?

7:00 a.m. 明け始めた御在所にお暇してでっぱつ。

スカイラインから三滝川に入ろうとするとトレース無し。じゃあ三ツ口ダムからと、もう少しスカイラインを進みます。
こちらには踏み跡有り。楽させて頂きます。

第二堰堤を這い上がったところで【ふわく山岳会】のおじさんと遭遇。長年に亘りこの辺りの登山道整備をしてくれている方です。このトレースもこの方が付けてくれたもので、長石尾根への分岐まで付けてあるとか。それだけでも助かります。感謝!
トレースが有るだけで進行速度は全く違います。トレースが切れるまではあっという間に過ぎ、ここからは交代しながらラッセル開始。ヒーハー、ヒーハー!
雪が深いので大滝横の巻道はパス、手前の枝沢からの大巻を取ります。深く抉られた狭い谷にまだ軟らかい雪が被っているので悪戦苦闘の連続です。ヒーハー!
谷の右岸へ這い上がるのも大変。そこから山腹道らしきところに目星を付けてトラバース。腰までのラッセルでヒーハー!
なんとか尾根に出てそこから三ツ口谷沿いの登山道沿いに。丁度木漏れ日が射しているのでここで小休止。

ここからは木漏れ日を浴びながらの雪中散歩。尾根上部の日向を眺めながら。


9:40 a.m. 最奥の滝着。

きれいに凍っています。大滝を見に行く余裕が無かったので、小滝をその代わりとして愛でて行きます。
さてここから左岸巻道へ這い上がるのに手古摺ります。ゼーハーゼーハーなんとか這い上がり滝を超します。
尾根コースとの分岐手前で小休止。ここから尾根コースへ。尾根コースにはトレース有り。ああ助かった〜。


10:40 a.m. 日本庭園着。

さていよいよ傾斜も強くなり本格的な山登り。尾根上に上がると展望も開け周りの山も良く見えるようになります。惜しむらくはラッセルでの疲弊と冷えで足が攣りそう。まだ攣ってはいませんがその予兆がしています。ペースを落としてエッチラオッチラ。

いよいよ肩への最後の登り、僅かなステップを拾いながら急な北面を這い上がります。なかなか足が上がらないのが難点。


11:10 a.m. 山頂肩の広場着。

う〜、後もう少し。

11:20 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
う〜、もうヘロヘロ。救いは暖かな日射しと無風に近いそよ風。初春を寿ぐとはまさにこの事。
雪に埋もれた祠に二礼二拝一礼。手前の鳥居が目より下ですから既にかなりの積雪です。

あ〜腹減った。普段は立ち入れない笹の斜面、この時期だけは東ダレのなだらかな雪の斜面に腰を降ろし大休止とします。ホント天国ですなあ。


お腹も満たせた事だし、そろそろでっぱつ。本日のメインイベント、三ツ口左股滑り台へ。
山頂から肩へ少し戻り途中から雪原へ。まだ雪が軟らかく滑りが悪いので適度にスピードが抑えられます。ちょっと傾斜が緩むと直ぐに止まってしまうのが難点ですが。
そしていよいよ左股下降点。雪が少ないとここはかなり傾斜が強く核心部となる所ですが、雪もさほど締まっておらず傾斜もかなりなだらかになっています。相当な積雪だった事を窺わせます。
最初の降り口だけ踵を効かせ注意して少し降り、屈曲点を過ぎてから一気にGo!
楽しさにかまけて写真を忘れていました。かなり降ってからカメラ、カメラ。

あっという間に左股出合。三ツ口谷本流に出るとまたラッセルが待っています。しかし尾根コース分岐まではほんの少し。そこまで行けば我々の付けたトレースが待っています。
心に余裕が出てきたので登りで撮り忘れた小滝を近付いてパチパチ。

しまったトレースへの戻りを間違えて、ほんの少しですがまた急斜面のラッセル。またまたヘロヘロ。
その後は自前のトレースを辿り順調に降りて行きます。大滝巻道の降り、山腹トラバース道から枝沢底部に向かい最後の尻滑り。あ〜オモロかった。
降って来ると気温も上がり固めた筈のトレースが緩み、ズボズボと足を取られます。なかなか楽はさせて貰えんわい。


13:40 駐車地着。
いやあホント草臥れました。一ヶ月半も空いてしまってたんだから当然です。心機一転今年はもっと頑張って遊ぶぞ〜。
久しぶりに帰りの定番希望荘。ゆっくり汗を流し寛いでいたらいつもに比べかなり遅くなっている事に気付きます。あかんやん。帰ったらもう夕方やん。
現実に引き戻され家路を急ぐtanuoさんなのでした。


2022年01月10日13時50分00秒 記



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