11月3週目。いまのところWeekly復活です。このまま続けられるかな?
紅葉ももう温泉街まで降りています。中腹より上は冬枯れの景色。こう言った淡い褐色の世界も良いものです。
指先に触れる岩の冷たさが季節の移ろいを感じさせる、そんな感傷に耽り易い季節でもあります。
今日も混雑を想定し軽太郎クンで出動。道中はトラックに煽られ湯の山の登りもヒーハーヒーハー。ノンターボ軽太郎は大変です。でもリッター30km近くの燃費、昨今の円安原油高にはこれで対抗すべきかな?
小屋に着くと既にIさんの車が。なんでもお母さんが体調不良でお休みなのだそうです。従って本日のメンバーは3人で。
6:30 a.m. でっぱつ。
今日は本谷から登りコクイ谷回りで帰って来るそうです。ほんと久しぶりです。
駐車場まで上がって来ると、スカイライン側は満車ですがこちら側はまだガラガラです。11月も半ばを過ぎたしお客さんも減っているようです。これなら来週あたりからは大きい車で来ても良さそう。WTIの原油価格も少し下がったようですし。(話がコロコロ変わりますなあ。ボケの進行しているtanuoさんには困ったものです。)
もう蛭の心配も無いし安心して下草の多い所も歩けます。落ち葉が積り、歩を進めるごとにカサコソ音を立てます。ふと遥か昔の記憶が頭に過ぎります。こんな気分になるのも秋ならでは。
お母さんが居ないとお父さんのペースが速いです。ついて行くのが大変。とるルートも微妙なバランスを要する所ばかり。楽しんでますねえ。
7:00 a.m. 不動滝着。
全くの涸滝、暫く好天続きでしたからねえ。
一息入れるでもなくお父さんはもう巻道へ。ヒエ〜、着いて行けません。
周りの様子や景色に見惚れる余裕もなくひたすらついて行きます。ペースの速い事速い事。
大岩の上でやっと小休止。11月も半ばが過ぎたと言うのに大汗かいてしまいました。それも上はシャツ一枚です。いや、風邪も無く暖かい事は暖かいです。
今日は本谷も人が多いです。前後しながら登って行きます。要所要所にロープがかけられています。冬に備えているのでしょうか?
小滝連続帯の上にはムラサキシキブ。かなり干乾びてきて部分的に褐色に変色しています。雪が積もる頃には皆枯れ落ちてしまうのでしょう。小春日和の一時の風情、この季節独特の侘び寂びの世界ですね。
7:45 a.m. 潜り岩の上で小休止。
陽が当たり暖かいです。見上げると真っ青の空の下、屹立した岩が白く輝き綺麗です。本当に良い天気。
8:10 a.m. 大黒岩展望台着。
お日様燦々、ポカポカ陽気。遠望は効きますがある程度の高さは霞んでいます。春のような小春日和、あれは春霞でなく小春霞ですね。
朝ご飯にパンを齧りながら穏やかな景色を楽しみます。先週同様紀伊半島中部の山並みが山水画のように霞んで広がっています。
山頂広場へ抜け望湖台へ向かいます。
8:55 a.m. 望湖台着。
すっかり冬枯れの景色です。
地獄谷へは降らず、今日は久しぶりに西尾根から。西峰へのあの登りがしんどそうですが、先週のアップダウンに比べれば屁でもありません。
という訳で一旦記念碑広場へ。
西尾根の降りはまだ陽が射し込んでおらず下草が濡れています。それでも蛭が出る季節ではないので安心して通れます。
西峰を過ぎる頃には下草も乾き快適な山歩き。
踏み跡が疎らになる頃には右手に雰囲気の良い疎林帯が広がります。誰かが下草を刈った訳でもないのに、落ち葉が敷き詰められたなだらかな斜面に、ポツリポツリと疎らな木立が広がっています。
滑り易い斜面を木立に掴まりながら降って行きます。いい加減嫌気がさし始めたころ微かに水音が聞こえてきます。それが大きく聞こえ始めるのを楽しみにもう暫くの辛抱。
やがて上水晶谷の二ツ岩近くに降り立ちます。「ふ〜、やっと着いた。」
9:50 a.m. 二ツ岩着。
本当に久しぶりです。今年の春はヤマシャク詣も来てないし。過去ログを調べてみると2019年の5月以来でした。なんと2年半ぶり。
小休止して燃料補給。
愛知川沿いに遡上します。すっかり葉を落とした樹間越しに青空が広がっています。明るい疎林帯を進む内にもうコクイ谷出合。
10:20 a.m. コクイ谷出会い着。
相変わらずここの看板は【出合】ではなく【出会い】のまんまです。
コクイ谷遡行開始。水量も少なく穏やかな谷です。見上げると名残の紅葉が陽に輝いています。春のシャクナゲの時期も良いですが、秋も良いなあ。
石飛び、へつりを楽しみながら行くともう黒谷出合。やはり今日はハイペースです。
休んでいるとお二人が副業。不作ながらも目ざとく獲物をGet。そう言えば巷では6月の雨不足の所為でタマネギが品不足だとか。山の恵みも同様って事ですか。
ここまで来ればサワ谷はすぐ。出合の滝の手前の小沢から巻上がります。滝上からはなだらかな登り。
11:15 a.m. 雨乞分岐の窯跡着。
最後の燃料補給の後、一服峠に向けでっぱつ。山の恵みを物色しながら。
一服峠への最後の登りを終えると激下り。御在所西尾根と言い、今日は激下りが多かったですね。
スカイラインに降り立つと緩やかな登りもあっという間。武平トンネルからは毎度お馴染みの道。表道に合流してからはまた名残の紅葉を愛でながら行きます。
駐車場付近も綺麗です。来週はきっと温泉街が上限でしょうか。
13:00 車に帰着。
Iさんからは自家製自然薯を沢山いただき、T尾さんからは採れたてのナメコを沢山いただき、tanuoさんはいつもいただいてばかりです。皆様有難うございます。
時刻はまだ13時を少し回ったばかり。久しぶりに温泉目指してGo!
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