紅葉狩りHike PartU


えっ? 何? 宮指路まで行くって?
犬返しの険までの間に大きな登り返しが3ヶ所あります。
それに犬返しの登りと宮指路の登りを加えると計5ヶ所の登り返しがあります。
tanuoさんそんな体力残ってません。
しかし皆さんが行くと言うのであれば行くしかありませんね。
きついと言っても所詮鈴鹿の山、一歩一歩進んでいればいずれは着きます。
と言う事で11:35 a.m. でっぱつ。



20211114

今回は久しぶりの小岐須。前回イワクラ尾根を通っているので今回は右回り。一ノ谷から野登さん、体力がなければ仙ノ谷でエスケープ。なんとか仙鶏尾根を登りきれれば小社峠から降りると言う事で、石大神駐車場に集合。
6時20分頃に到着すると既に5台ほど停まっています。小岐須峡もメジャーになったものです。
なんたってここは駐車場真向かいにトイレがあるのが良いですね。宮妻峡なんて駐車場から下まで降りないといけません。早速朝のお勤めに。丁度トイレの前でT尾さんと鉢合わせ。挨拶もそこそこにお勤めにGO!
仕度を始めると丁度Iさん達もやってきました。出発前に石大神をパチリ。


6:40 a.m. でっぱつ。
久しぶりのフルメンバー、ピーチクパーチクおしゃべりに余念がありません。
川原へ降り異変に気付きます。「えっ、橋が無い!」
橋へ登るためのコンクリート製の台だけ残し鉄製の橋、手摺が片側にしか付いていない懐かしの橋がありません。きっと流されてしまったのでしょう。
石飛びで渡れるところを探し渡ります。しかし残念ですねえ。過去ログを調べると2014年11月24日以来ですから今回は7年ぶり。そりゃあ変わっていて当然ですよねえ。16年11月にも来ていますがこの時は大石橋から左回り、従って橋は渡っていません。
昔を偲びながら行きます。滝横が崩れたようで若干高巻いていましたが概ね昔通りの道です。

その先も沢沿いに行きます。おしゃべりしている内に窓が近付いてきました。大岩への枝道が不明で大岩は離れた所から拝むだけ。

7:45 a.m. 窓着。灌木が伸び視界が悪くなっています。邪魔な木の枝越しに背面の入道をパチリ。

ここからは尾根伝いに登ります。結構傾斜も有りきついですが、見上げると陽の光を受けた紅葉黄葉が燃え上がるように輝き、一服の清涼剤となっています。

きつい登りに耐えながら暫く行くと傾斜も落ち平頂部に出ます。2mを超える丈の笹薮の海も鹿の食害防止の柵も今はありません。見通しも良く下草も殆ど無いので好き勝手に歩き【国見の広場】に出ます。こりゃ楽ちん。

8:20 a.m. 国見の広場着。
無茶苦茶良い天気。日射しが暖かくポカポカですが、さすがにシャツ一枚だけでは冷えるので上着を着ます。そして小休止。

小休止の後は野登寺へ。東側中継所から昔ながらの道を辿ります。その途中にあった山頂標識がなくなっています。まあ三角点でもないし何の意味も無かったからどうでも良いか?
湿地帯を抜け細い山腹道を伝って行くと野登寺参道入口。杉の巨木が並んでいます。

参拝の後は裏の中継局に向けて登ります。

登り終えると、あれっ、中継所が無い、アンテナ塔も無い。
そりゃそうでしょうよ、今は携帯電話の時代。あちこちに数えきれないほどの小さな基地局が出来、それらは光回線で繋がっています。マイクロウエーブで多重無線による中継なんて必要なくなってしまったのでしょう。

舗装路を歩いて仙鶏尾根入口へ向かいます。ちょっと雲が広がり肌寒いです。紅葉の発色もイマイチ。


9:10 a.m. 仙鶏尾根へ。いきなりの大下り、それに続く大登り。ここはアップダウンが激しいんですね。これで消耗してしまったら? って事で仙ノ谷エスケープを予定に入れておいたのです。
しかしそこは鈴鹿の山、そう長く続く訳ではありません。焦らずボチボチ登っているといずれは着きます。

そしていよいよ運命の分かれ道。仙ノ谷に降って楽するか、仙ヶ岳に登って地獄を見るか?
皆さん迷う事無く仙ヶ岳に登り返します。あっ、そう?

暫く急斜面を登っていたら、先頭のIお父さんが「蜂や!」見上げると黒い地蜂がブンブン飛び回っています。二番手の私は姿勢を低くし動きを止めます。
お父さんは3ヶ所と言っていましたが5-6ヶ所刺されていたようです。かなり下にいたお母さんも1ヶ所刺されたそうですが、私は被害なし。余程日頃の行いが良いのかくじ運が悪いのか?
騒ぎが落ち着いてからその上で暫く休憩。アナフィラキシーショックが起こらない事を願って暫く待機です。

15分以上経過し異常なしを確認してから再度登り返します。


10:45 a.m. 仙ヶ岳東峰着。
仙の岩の横で展望を楽しみながらお食事タイム。

西峰に向けてでっぱつ。ここも最低鞍部からの登り返しがしんどいんですね。その前に証拠写真でも。

西峰から東峰をパチリ。

小社峠に向けてでっぱつ。後は降るだけと思うと気が楽ですわ。

11:30 a.m. 小社峠着。小用の為小休止。
えっ? 何? 宮指路まで行くって?
犬返しの険までの間に大きな登り返しが3ヶ所あります。それに犬返しの登りと宮指路の登りを加えると計5ヶ所の登り返しがあります。tanuoさんそんな体力残ってません。しかし皆さんが行くと言うのであれば行くしかありませんね。きついと言っても所詮鈴鹿の山、一歩一歩進んでいればいずれは着きます。
と言う事で11:35 a.m. でっぱつ。

一つ目のピーク? なんとか超えました。 二つ目のピーク? う〜んいっぱいいっぱい。三つ目? ・・・。
あっ、犬返しが目の前に立ちはだかっています。無理かも?って言ったってここからじゃ進むしかないし・・・。
あっ、三体仏と東海展望が真横に見えています。あそこまで頑張るど〜。

死ぬ思いで犬返しまで這い上がりました。そしてその裏の険、お〜恐い恐い。ちびりそうな思いでなんとか降り切り最後の登り。あ〜、もうダメ。足が上がりません。と言いながらも写真を撮る余裕は残してあります。


12:35 a.m. 宮指路山頂着。
結局小社峠から1時間で来はしましたがその間に5回の登り返し。精神的に萎えますわなあ。
その後は馬乗り岩でお遊び。

山頂に戻り最後の燃料補給。そして東海展望へ。途中の緩やかな登りがまた堪えます。ヒ〜、ハ〜。


後はヤケギ谷をひたすら降るのみ。この九十九折り、同じような所を行ったり来たりそれも一歩踏み外せば奈落の底。あ〜、恐い恐い。

14:15 やっと最後の滝。


14:20 大石橋。まだまだ石大神駐車場まで歩きが残っています。


途中に倒木、その下で道路閉鎖。道理で大石橋に車が停まって無かった訳です。
紅葉を愛でながら駐車場へ。


14:45 駐車場着。
ヒエ〜、草臥れました。今日はどこも凄い人出のようです。湯の山の温泉も大混雑でしょう。時間も遅いし今日も我家の水道水温泉田圃の湯に浸かる事として、我家目指して出発。


2021年11月14日23時50分00秒 記



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