お花見散歩


疎林帯から砂ザレが近付くと木全体がpinkに見えます。
山頂付近のシロヤシオが蕾ばかりだったので心配していましたがしっかり咲いています。
いやこれは満開に違いありません。



20210509

GWはパス。GW明けなら空いてるかな? 甘い甘い侮るなかれ中高年、今日も今日とて大混雑。混雑を避け御在所外して鎌詣で。
T尾さん曰く、「長石尾根でもpinkヤシオ見た。」とか。じゃあ三ツ口谷から長石尾根、ぐるっと回って日陰尾根へ。


6:40 a.m. でっぱつ。

スカイラインから三ツ口谷へ。
朝寒かったのに少し歩いただけで大汗。天気予報とは裏腹に空はどんより、湿気ムンムン。早速上着を脱ぎます。
いつもと違う三ツ口谷の登り、平坦だと思っていた所が意外に急で青息吐息。
イワカガミ、スミレがそこら中に咲いています。

やっと第二堰堤。対岸の御在所の山肌の新緑が綺麗。

辺り一面シロヤシオの落花、白の絨毯の上を行きます。見上げればそこら中に咲いています。今年は早いですね。

途中から長石尾根へ。この先に例のpinkヤシオが咲いているそうです。尾根に出てからすぐサラサドウダン発見。もう咲いているなんて、これも早いです。

そのすぐ上、長石尾根のpinkヤシオ! 微妙な色が写真で判るかな?

尾根沿いのあちらこちらに純白のシロヤシオ、足元にはイワカガミ、日射しが無いのでハルリンドウ(タテリン)は目立ちませんが、よく見るとあちこちに筆先のような蕾が見つけられます。そして両脇のアシビの木には赤い新芽が鮮やかです。


8:10 a.m. 樹林帯からいきなり日本庭園に飛び出します。鎌山頂は雲を被っていますが新緑が綺麗です。この辺りまで来るとシロヤシオはまだ殆どが蕾、それでも木が白く見えます。満開になるとさぞかし壮観でしょう。そしてアカヤシオもチラホラと残っています。シャクナゲが気になりますが後の楽しみに。

岩場混じりの尾根筋を登ります。ぼちぼちシャクナゲが現れ始めました。あちこち道草を喰いながら行きます。

三ツ口左股源頭部が近付くとまだまだアカヤシオの世界、シロヤシオはまだ小さな蕾です。そのアカヤシオとシャクナゲが競い合うかのように咲いています。

山頂肩から東の岩塔に寄り道。お〜恐い恐い。


8:50 a.m. 鎌山頂着。御在所は雲の中、雨乞岳方面五里霧中。
強風が吹き荒れており、祠に柏手の後すぐに日陰尾根目指して一目散。
疎林帯から砂ザレが近付くと木全体がpinkに見えます。山頂付近のシロヤシオが蕾ばかりだったので心配していましたがしっかり咲いています。いやこれは満開に違いありません。

これがかの有名なpinkヤシオ。シロヤシオとアカヤシオの交配種ですかねえ。

風が強くて写真がブレブレ。燃料補給しながら風が収まるのを待ちます。薄日が射し始め光線が良くなればシャッタースピードが上がりブレも緩和出来るかもしれません。
一瞬風が緩みいざ撮影しようとするとまたビュービュー。まるでおちょくられているようです。

pinkの斑入りが写真で判りますか? 純白シロヤシオの写真と見比べて下さい。長石尾根のものより明らかにpinkが濃いです。
待っていてもちっとも風が治まらないので諦めてでっぱつ。日陰尾根を降ります。

最後の急な降り膝が笑っています。こんなとこ立木が無ければとても降れません。それに登りにも取りたくありませんね。
アシビの新芽やイワカガミに気を紛らわせながら降って行きます。

散々嫌気がさし尽くした頃やっと三ツ口ダムの砂場が見えてきました。あそこまで降ればこの降りも終わりです。
堰堤上に出ると空はすっかり晴れています。風の陰でもあり急にポカポカ春の陽気。でも空を見上げれば雲足が速く上空は相変わらず強風である事が解ります。
ここからはいつもの道。木漏れ日の中降って行きます。爽やか爽やか。


10:45 a.m. 駐車場着。
T尾さんが前日採っておいてくれたコシアブラの新芽をお土産に頂きました。
さあ、今夜はコシアブラの天ぷらで一杯。春の恵みにカンパ〜イ。


2021年05月09日19時50分00秒 記



大きなサイズの写真はtanuo's fotolifeでご覧下さい。

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