紅葉狩りHike


岩稜帯から回り込み上部テラスへ。
見下ろした途端「ワ〜ォ!」
丁度雲間からのスポットライトを浴び、
雨後で濡れた紅葉が光り輝いています。
埃などが洗い流されその鮮やかさは一入です。


20201024

かみさんに買ってもらったワークマンの99円の手袋。今日はその評価試験です。
金曜夜遅くに雨があがり土日ともに好天予想。放射冷却で寒く、いや冷たくなるかも。それで本日は若干暖かモードのウエアです。
四日市に入り暫く行くと急に渋滞。ちっとも動く気配が無いので急遽右折して1号線へ。若干遅くなりましたがなんとか間に合いそう。
今日は温泉街から車道を歩いている人が多いです。予報とは裏腹に小雨がバラついています。こんな天気なのにご苦労さんです。
駐車場入口に早々とT尾さん。なんとスカイライン側は既に満車だとか。こんな天気なのにねえ。


6:30 a.m. でっぱつ。

中道を行きます。T尾さんは山頂から地獄谷下降、愛知川からコクイ谷へ回る予定だそうです。雨上がりで水量多そうだし私はパスかな?
出だしから人が多いです。ロートルtanuoさんは道を譲りながら行きます。
先日TVで御在所山頂の紅葉が放送されたとか。どうせ色調加工した画像でも流したのでしょう。それに乗せられて来た人達、がっかりしても知りませんよ〜。
微かにパラついた小雨は殆ど感じない程度。雲も薄く直ぐ止むかと思ったのも束の間、夕暮れみたいに暗くなってきました。まだ日が昇ってないのかな?いやいやちゃんと昇ってます。意外と下の方からガスが掛かっているようです。
振り返って鎌を見ると結構黄葉しています。そうかもう直ぐ11月ですね。

尾根筋に出るとかなり明るくなり伊勢平野が見渡せます。下界の天気は良さそうです。そしてこちら御在所も結構良い色に染まっています。


7:30 a.m. キレット手前の岩峰。
正面の山肌が綺麗に色付いています。雨上がりの所為か鮮やかに見えます。

キレットからの登り返し、時々薄日が射し黄葉しかけの木の葉が輝いています。


7:45 a.m. 北谷テラス。
岩陰から顔を出した瞬間、目に飛び込んできた景色、岩陵帯末端の岩峰の下斜面の紅葉が圧巻です。思わず「ワ〜ォ!」と感嘆の声。
そして北谷を挟んで隣の国見尾根に雲の間からスポットライトが当たっています。まさに光と翳の領域がはっきり際立って見えます。

雲の流れと共にスポットライトも流れ、目まぐるしく光の領域が移り変わって行きます。明るくなったり暗くなったりしながら。


8:00 a.m. 岩陵帯。下界は快晴のようで光り輝いています。

岩の上に顔を出した途端思わず息を飲みます。上部テラスの下斜面、近年稀に見る色付きです。スポットライトが弱く、また動きも早いのでシャッターチャンスが空振りばかり。最悪ライティングで我慢我慢。

岩稜帯から回り込み上部テラスへ。見下ろした途端「ワ〜ォ!」
丁度雲間からのスポットライトを浴び、雨後で濡れた紅葉が光り輝いています。埃などが洗い流されその鮮やかさは一入です。


8:20 a.m. 富士見岩着。

ロープウェイのゴンドラが数珠繋ぎ。たしか土曜日は9時から営業だった筈。お客さんが多くて営業開始を早めているのでしょう。稼げる内に稼いで頂戴。未だロープウェイに乗った事の無いtanuoさんですが死ぬまでに一度は乗ってみたいです。

T尾さんが朝陽台に行かず下の遊歩道へ周ります。この道は本当に久しぶりです。この先は3ルンゼから上がって来る道と合流しています。案の定T尾さん、3ルンゼドンツキの斜面の紅葉が目当てでした。少しガスが掛かっていますが雨に濡れた鮮やかさは秀逸です。直射日光でなく雲のフィルターを透した柔らかなライティングが軟調画面に仕上げてくれています。
ノコギリ岩から伸びるリッジが荒々しさを添えています。あの上が遊歩道から繋がる展望台になっているのですが、前々回来た時に閉鎖になっていましたからもう行けないんですね。

遊歩道へ戻り自然学校へ。山頂一帯の紅葉はもう終わったようで枯葉が目立ちます。そんな中常緑樹のアシビには来年の花芽が赤く目立ちます。この姿で雪や霧氷を纏いながら来春まで耐え忍ぶんですね。逞しいですね。


8:30 a.m. 自然学校前で朝ご飯。
こんな天気でもまだそんなに寒くはありません。まだ10月ですもんね。現在Weekly復活中ですがそろそろ〇ん〇も再開しそうだし、雪の頃には月一回来れるかどうか?

8:50 a.m. 望湖台着。
滋賀県側は五里霧中。やはり軟弱tanuoさんはここから引き返します。T尾さんお気を付けて〜。収穫が多い事を祈ってます。
と言う事でお決まりの峠道へ。
山頂一帯も人が多かったですが峠道も多いです。こんな天気でも登って来るんですね。

降るにつれて滋賀県側も見通しが効くようになりました。相変わらず雨乞いは雲の中ですが。

武平峠が近付いて来ると雲間からのスポットライトが当たる様になります。
日が射すのを待ち狙いを定め〜、パシャパシャ。


9:30 a.m. 武平峠通過、スカイラインへ。
相変わらずすれ違う人が多いです。この辺りまで来ると時折日が射すので山頂も同様と期待しているのかもしれませんが、こちらから見える御在所南面の紅葉はもう遅いようであまり鮮やかではありません。
西多古地の滝はかなりの水量です。コクイ谷も推して知るべし。行かなくて良かったな。←ホント軟弱者。


10:00 a.m. 三ツ口ダム通過。
ダム下のススキが綺麗です。「山蔭の 裾に輝く 枯れ尾花」なんちゃって。

すっかり良い天気になっちゃいました。木漏れ日の下を歩いていると樹間越しに透過光に輝く紅葉。今日は最後まで紅葉狩りが堪能できました。


10:20 a.m. 駐車場着。

山頂付近はまだ薄曇り。それでも今年は近年稀に見る色付き。TVの画像も嘘じゃなかったかもしれません。
そうそう、99円手袋の評価を。
手の保護にはピッタリ。木の枝に掴まったり、バランスの為に岩に触れたり、そして転んだ時に手で支えたり、こんな時にはウレタンコーティングがしっかりと皮膚を守ってくれます。それにこのコーティングのフリクションの良さ! 吸い付くように岩などに張り付きます。昔岩登りやってた時は手の保護の為にいつも軍手を着けていましたが、直ぐ指先に穴が開きそこだけはいつも岩にじかに触れていました。当然フリクションなんて全く効かなく、無理矢理平らな岩面にホールドを求めると脱げてしまう事もよくありました。あの当時こんな手袋があったならグレードが一級くらい上がっていた事でしょう。いや、それぐらいこの手袋は凄いです。まあ冬はダメですが。おまけにこの丈夫さ、コスパ最高ワークマン!!!

帰り、温泉に向かって降って行くとロープウェイへ向かう車が長蛇の列を為しています。こりゃカモシカ大橋は無理! と下へ向かいますが上りの車列は延々と下まで続いています。こりゃ地元の人、動きが取れませんね。有難いとは言え迷惑な話です。ロープウェイが営業開始を繰り上げていたのも納得です。


2020年10月25日12時50分00秒 記



大きなサイズの写真はtanuo's fotolifeでご覧下さい。

Top Page へ