台風一過 秋晴れHike


木漏れ日の中の急な降り、
吹く風も爽やかです。
もうこの辺りは木の根も岩も乾いており快適に降れます。


20201011

金曜夜にお誘いメール。
鈍足台風14号の影響が日曜まで残るかと思っていましたが、途中で足を速め日曜は晴れるそうです。
じゃあほんのり肌寒い秋の日を満喫して来ましょうかねえ。
菰野町に入ると「スカイライン通行止め」の案内。台風の雨、酷かったのかな?
温泉街から奥へと進みます。駐車場が近付くと、この細い道に路上駐車している車が目立ちます。鹿庵の前にはここに駐車しようかと躊躇っている車も。
てことは奥の駐車場は満杯か? と思いながら行ってみるとやっぱり。P入口で仕度している人が下へ行くように手招きしています。なんだかOさんに似ているなあ。ん?やっぱりOさんじゃん。指示に従いT尾さんの小屋まで降ります。丁度外に出てきており小屋下の駐車場へ誘導してくれました。Thank you!
仕度を済ませT尾さんにOさんが来てる旨話している所にOさんもやってきました。じゃあ久しぶりにご一緒しましょう。

6:25 a.m. でっぱつ。
昨日はかなり長い事雨が降り続いたそうです。スカイラインが閉鎖ということからも解ります。T尾さん、ウメバチ鑑賞はまだなので観たいのでしょうが斜面の緩みが気になるようで本谷はパス。安全な中道とします。山頂からウメバチ地帯まで降りるかどうかは都合を見て。
こちらは晴れており日が射していますが山頂付近は真っ白なガスに覆われています。まあガスの中を歩いてきても良いかな?

久しぶりに中道を行きます。Oさんハイペース。あんまり早いので後ろに回って貰います。久しぶりの近況報告、世間話もまた楽しからずや。

7:10 a.m. 岩棚通過。

健脚者に混じって行くのはしんどいです。青息吐息ヒーハーヒーハー。
キレットからの登り返し、眼前にシロモジの黄葉。朝日に輝き綺麗です。あ〜もう秋ですねえ。

写真休憩も無くひたすら追い立てられます。それでも凹角上のコブシや北谷テラスのマンサクの蕾を確認しながら。(いずれもショボイです。来春は裏年ですね。)
いつしか岩陵帯を過ぎ上のテラスに来ていました。もうこの辺りはガスの中。鮮やかさには欠けますが一応鈴鹿らしい紅葉は始まっています。


8:15 a.m. 富士見岩着。
辺り一面ガスの中。さほど濃くはありませんが何もかもがモノトーンの世界。


8:20 a.m. 朝陽台着。風を避け売店跡で小休止。
ウメバチソウを観に行く事になりロープウェイ取付き道へ。
涼しいとは言え気温も結構上がっているし、一応献血の覚悟を決めて。
出だしからビチャビチャ。足も滑るし転倒だけは気を付けて周りの笹を掴みながら降りて行きます。

ドンツキまで来れば一安心、でも無かったな。ルンゼがもう川。裾の濡れなんて気にしていられません。所々ヌルヌルもあり騙し騙し降りて行きます。
暫く降るとウメバチ地帯。
ああ、有りました。先週咲いていた2輪もまだ綺麗です。蕾だったのも今日は咲いています。ただ場所が高過ぎて足場も悪く上がるのがしんどそう。それにも負けずT尾さんはチャレンジ。ちゃんと撮りました。tanuoさんは、止めときます。

うん? ウメバチソウの花弁も濡れると透き通るみたい。サンカヨウほどではありませんが。
そう言えばこの辺り日が射していますね。ほんの少し降るだけで日が射す。ガスは山頂付近だけのようです。

めぼしいものをゲットしたらまた登り返します。ついでにもう過ぐ旬が終わりそうなダイモンジソウを鑑賞しながら。


9:10 a.m. 大黒岩展望台着。
強風を避けて特等席に陣取り小休止。周りのガスが濃くなったり薄くなったり。一向にカラッと晴れるまでには至りません。

休憩後は尾根を詰めて一の谷新道へ。Oさんは動き足りないらしく山頂方面へ。我々はこのまま降ります。
久しぶりの一の谷新道、ここって怖い所なんですね。おまけに今日は濡れているし。
暫く降ると鷹見岩。今日のように風が強いと天辺には立てませんね。なんて考えながら素通り。その代り見晴台で休憩しましょ。
木漏れ日の中の急な降り、吹く風も爽やかです。もうこの辺りは木の根も岩も乾いており快適に降れます。

9:45 a.m. 見晴台着。

山頂付近には相変わらずガスが纏わりついていますがこちらは青空が広がっています。柔らかな秋の陽射しで日向ぼっこしながら朝ご飯。

急斜面をまた降ります。膝がガクガクしてきます。そしてチンコ岩。もうここからは山の家は目と鼻の先。
ところがT尾さんその先で道を外れます。ナントカというキノコの探索です。結局ナントカは見つかりませんでしたがムラサキシメジを発見。薄紫色で綺麗なキノコです。これ食べられるそうですが、この色はさすがに食べられるとは誰も思わないでしょう。
この辺りスカイラインの法面を覆っているフェンスの固定用ワイヤが何本も地面に固定されています。言い換えればスカイラインはすぐ傍って事です。案の定降って行くとひょっこりとスカイラインへ降り立ちました。後はスカイラインを駐車場へ。

10:45 a.m. 駐車場着。

相変わらず山頂付近はガスの中。それでもこの空の高さ、青さ。秋ですねえ。


2020年10月11日17時50分00秒 記



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