8月11日、巷ではお盆休みに突入。
イワタバコの花があちこちのHPを賑わせています。もうそんな季節なんですね。「それでは私も。」と言う事で今回は抜け駆けではございません。
Iお母さんも長い骨折療養期間を終えリハビリハイクを始めたそうなのでご一緒に。（私も長の無精からリハビリペースです。）
Ｔ尾さん情報ではこの頃は6時過ぎには中道駐車場が満車だと言う事なので今日は4時起きです。順調に流れていた23号線が桑名辺りから急に混み始めました。四日市に近付くと止まっている時間がどんどん長くなります。痺れを切らせて1号線に抜けるとこちらも渋滞。皆さん考える事は同じですか。結局駐車場着は6時10分過ぎ。またＩさん達を待たせてしまいました。いつも済みませんねえ。
6：10 a.m. 中道駐車場着。
温泉街からの駐車場にはＩさんの車がデンと停まっています。こちらの駐車率は50％ほどですがスカイライン側は数台分空いている程度。こちらにして正解でした。せっかくの連休なんだから皆さんもっと遠出しなさいよ！
Ｉさん達とは本当に久しぶりです。もしかして「あけましておめでとうございます。」の挨拶が必要なのでは？
6：25 a.m. でっぱつ。
無茶苦茶いい天気。こんなに日に中道なんて歩いたら死んじゃいます。我々は日陰と水の流れに癒されながらの谷歩き。ああ良かった〜。
Ｉお父さんの劔の土産話を聞きながら行きます。御年73才で長次郎雪渓から山頂、平蔵谷下降なんてスーパーマンです。さすがに平蔵谷は部分的にダブルアックスでクライムダウンしたそうですが。
ダムを過ぎ巻道を過ぎ谷沿いに行くようになるといきなり紫の花が現われます。幸先いいぞと近付くと悉く草臥れています。そんななか良さそうなのをえりすぐってパチリ。しかしなああこんな下流でこの程度だと上の方はもう終わっているかもしれません。とは言え長石谷は高低差の小さな長い谷、そう見捨てたもんではないと信じて先へ進みます。
流れ沿いの岩壁には必ずと言って良いほど花は付いていますが大抵傷んでおりそんな中一輪二輪あまり傷んでいないのが残っていると言う状態。Ｉお父さんの話では今年は大抵の花が例年より早かったとか。イワタバコも例に漏れず早仕舞いかもしれません。鑑賞には今日が最後でそれに間に合ったと思えば満足できます。ものは考え様、ものは考え様。
   
その後もずっと花が見られますが花弁が落ち切った子房のみのものが目立ってきます。やはり開花は相当早かったようです。ただ同じ株でも次から次と咲くので最後に咲いたものがその姿をとどめているといった感じです。
     
滑滝を過ぎると谷も広く明るくなり良い光線のおかげでイワタバコの花特有のガラス細工のような輝きが見られるようになります。綺麗綺麗。
 
稜線への登り近くまで来た時後ろから後続二人組がやってきました。道を譲った時その一人の顔に見覚えがあります。つい「Ｋさん？」と声をかけるとやはりその人でした。かれこれ40年近く前まで行動を共にしていた人です。山とはぷっつりと縁が切れてしまう人が多い中こうやってまだ登っていたんですね。先週は白山へ行って来たとか。同年代でも私のように鈴鹿でお茶を濁している者としては少々気が引けるというか申し訳ないというか、うしろめたい気になってしまいます。若い頃無償で与えられた知識経験をこうやって同行の若い人に引き継いで貰っているんですね。
9：25 a.m. 稜線着（岳峠）。
  
陽を遮るものが無く熱いです。露出している肌を焼かれ、暑いではなく本当に熱いです。
長石谷の長大な日陰の中を歩いてこられて感謝。
この先山頂まではカンカン照りの中を歩く事になりますがもう後少しだけ。これくらいは我慢しなくっちゃ。それに吹く風は爽やかです。ツクツクボウシの声が聞こえます。そう、お盆に入れば山はもう秋。
ヒーヒー言いながらも山頂着。丁度薄雲で直射日光が遮られたところで小休止。
10：00 a.m. しゅっぱつ。
リハビリ中なので降り口の急な三ツ口谷は避け武平峠から。と言いながらもっと急な北面の急なガレ場（今は通行禁止）を降って行くってどういう事？
武平峠からはスカイラインを通らず忠実に登山道を辿ります。これってけっこうしんどいです。リハビリじゃないの？
11：30 a.m. 駐車場着。
軟弱者のリハビリハイクに付き合っていただき有難うございました。Ｉお母さんの足はもうすっかり良いみたいです。このペースでまた毎週歩き続ければ心肺機能もすぐ元に戻るでしょう。そうなるとtanuoさん、もう付合ってもらえません。
靴を脱ぎながら蛭チェック。幸い被害なし。珍しい事もあるものです。蛭、減ったのかな？
さあ今日も又アクイグで朝を流すとしましょう。
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