暑いですね〜。皆さま熱中症にはくれぐれもご注意ください。
久しぶりにポッカリ空いた休日、家にいてもエアコン代がかさむだけ。それでは避暑に出掛けましょうか。
思い立ったが吉日、夕べ急遽許可を取り付け出かける事に。必然的にまた抜け駆けHikeとなりました。ジジは山へ柴刈りに、ババは一人でリハビリの為にプールへ行きます。
朝、無情の目覚ましの音。最近グータラと8時頃まで惰眠を貪っているものですから早起きは辛いです〜。
6:45 a.m. 中道駐車場着。
前回来た時はロープウェイの工事の影響か駐車場はガラガラでしたが、今日は既に満杯です。温泉街から来て正解でした。こちらはまだ半分くらい。と言ってる間に満杯になっちゃいました。ほんの10分くらいの差で天国と地獄。
本日のご予定は? 言わずと知れたシモツケとカキラン狙い。ゲッ、また汚水垂れ流しの本谷やん。やんやんいや〜ん、でも渋滞カンカラカンの中道よりましか。
6:55 a.m. でっぱつ。
ええ天気や〜。こんな日に中道歩く人の気が知れませんな。避暑に来て熱中症にならんといてや〜。
山の家に寄り夏椿をチェック。蕾みたいなのがいっぱい付いてますが先っぽにヒゲが。これって結実した跡じゃないの?
疎林帯を行きます。早朝のおかげか幾分涼しいです。でも気温が上がるのは自明の理、蛭さん来んといて頂戴ね〜。そうそう蛭が動き出す前に大汗かいてしょっぱくなっちゃえばいいんです。前回大岩の登りで蛭に出くわした事を思い出します。
7:25 a.m. 不動滝着。
ふ〜、汗が止まりません。涼しい風が吹いているんですがねえ。でもこれが蛭バリア。もう恐くねえぞ。
それでも足元が気になり蛭チェック。うんいないいない。
巻道の急な登りがきついです。もう帰っちゃおうかなんて軟弱の虫が騒ぎます。が、これをこらえて一歩一歩。こんなとこで引き揚げたらなんて言われるかわかりません。いやその前に稟議が通らなくなっちゃいます。
河原のあちこちにギボウシの骸が残っています。この辺り花らしいものはありませんが赤ちゃんの掌のようなダイモンジソウの葉っぱがあちこちに生えています。
7:50 a.m. 大岩着。
半分日が当たり半分は日陰。当然日陰に腰を下ろします。汗をいっぱい含んだハンカチを広げ日向に広げます。休憩中に乾くかな?
大岩の少し上にムラサキシキブがあった筈。花はどうかと探します。う〜ん、クサギの花ばっかし。
その奥に目を遣るとそれらしいのがありましたがことごとく枯れ落ちています。そんな中にもほんの少し蕾と咲いている花を発見。悪運強いtanuoさんです。
この辺りからシモツケソウがチラホラ咲いています。まだ小さく見栄えしないので後に取っておきます。谷上部の蕾は一月前に確認済みですから。
8:10 a.m. 大黒滝下着。
真下から見上げると青空が綺麗です。そして目の前にシモツケソウ。花の部分だけ日が当たり浮き上がって見えます。こりゃ撮るしかあるまいて。
滝を巻き潜り岩の上に出ます。あらら、日陰が無いのでもう少し上で休憩。
この辺りからキンコウカが目立ち始めますが悉く終わっています。そんな中見栄えのしないノギラン。
8:40 a.m. ウメバチ地帯。
ウメバチソウのハート形の葉っぱのみ確認。秋の開花を待つ事にします。
その横にはモウセンゴケ。しっかりとここに居付いてしまいました。小さな白い花が可憐です。
奥の岩屋の中にはシモツケソウ。
ここからドンツキまでがシモツケ地帯。暫しの間鑑賞しながら辿ります。
日陰もないカンカン照りの涸れ沢を辿ります。見上げればピーカンの青空と白く輝く夏雲。
陽射しの強さの割りに吹く風は爽やかです。聞こえて来るのは・・・、てっきりエゾハルゼミかと思っていましたが、耳をすませばなんとヒグラシでした。まだ7月だというのに山ではもう秋の予感がしています。
足元にはシモツケソウ。所々フジバカマ? 色が着いていますからヒヨドリバナではないようです。アサギマダラの渡りの時期なんですね。
9:00 a.m. ドンツキ着。
カキラン畑へ向かいます。咲いてました。でもちょっと少ないです。どうやら株自体が減っています。もしかして盗掘?「世に盗人の種は尽きまじ。」憐れですね。
本日のメインイベントはこれまで。この後は久しぶりに大黒岩展望台へ。
陽射しはモロに受けますが正面から爽やかな涼風。
特等席を占拠して朝ご飯のオニギリを頂きます。さすがに朝から何も食べていないのでコンビニオニギリの旨い事、旨い事。
9:30 a.m. でっぱつ。山上公園へ向かいます。
公園に出てビックリ。アゼリアが取り壊されています。現役の頃は山上ホテルと呼ばれており、一度だけ入った事があります。あれは厳冬期真っ盛りの頃でした。会の大先輩のS子さんに連れられコーヒーを奢って貰い、冷え切った身体が融けて行くのってこういう事なのかと初めて知りました。
ロープウェイ山頂駅のレストランも建て替えられたようですし、こういった施設は設備の刷新を進めないと集客力が落ちるのでしょうね。40年、50年前を懐かしむのはジジイの哀愁なのでしょう。
10:05 a.m. 望湖台着。凄い人です。それを押し分け掻き分け西端の岩へ。ここも良い風。なんて爽やか!
早々に引き揚げます。降りは定番の峠道。
10:55 a.m. 武平峠通過。スカイラインへ。
さすがにここまで降りて来ると暑いですね。早く温泉、早く温泉。呪文を唱えながら駐車場を目指します。
11:30 a.m. 駐車場着。靴を履き替えようと地べたに座るとアスファルトが焼けていて熱くて座っていられません。
ギャー、灼熱地獄に帰ってきたか。熱中症に気を付けなくっちゃ。
エアコン全開、アクイグ目指してレッツラゴン。
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