先週は○サクラを見逃してしまったので今日はリトライ。
もう遅いかもしれませんが微かな期待を胸に長石谷から。体調次第で鎌山頂は断念することも念頭にいれておきます。ですから御在所まで足を延ばすなんて事はありえません。
6:40 a.m. 中道駐車場着。
車を停めてからスカイライン側駐車場へ。先週同様こちらは既に満車です。常連さん達を探しますがいないようです。そうか、巷では今日からGW。皆さん遠出しているのでしょう。
7:00 a.m. でっぱつ。
車道を降り長石谷へ。
三滝川を越え樹林帯の道を行きます。
堰堤を越えてから河原に出ます。春の陽射しに新緑が輝いています。あ〜、春ですねえ。
河原を歩き始めて流れが変わっているのに気付きます。長のご無沙汰ですから当然ですね。毎週のように通っていると殆ど変化がないように感じますが、久しぶりに来ると変化がよくわかります。
巻道に入り快調に進みます。御在所中道に比べ傾斜が緩やかだからしんどくないのか、2週連続で体力がついたのか? 当然前者でしょう。
沢筋に入るとかなり荒れています。側面枝沢からの押し出しでことごとく流れが変わっています。やはり自然は生き物ですね。そう、長の退役から復帰後の驚きと言ったら、そりゃ半端じゃなかったですから。
暖かな春の陽射しに輝く沢水を愛でながら行きます。
7:40 a.m. 目的地到着。
ぱっと見それらしいのがありますがチョット高い所にひとつ他には見当たりません。目の前にヤマルリソウが並んで咲いているのでまずはこちらから鑑賞します。
少し攀じて本命に近付くと、キャ〜憐れな姿。
右側のルンゼの上の方は? と登って行くと残っていたのはこのひとつ。
こんな姿でも残っていただけマシと思う事にします。
でも先週だったらまだ少しはマシだったかもしれませんね。或いは、こんなことなら愛知川のヤマシャクヤクにすれば良かったかな? と思ったり。今年は花が早いからもう咲いているかもしれません。
折角登ったのにまた恐いところを用心しながら降りて行きます。もう一枚ヤマルリソウでも撮っておきましょ。
ん? その傍には小さなスミレ。かなりの数咲いています。こんなところまでスミレに侵食されるようではいずれはイワザクラもヤマルリソウもここから消えてしまうのでしょう。
ガッカリの腹いせにこのまま鎌まで行っちゃいますか。幸いまだ疲れも感じていませんし。
また沢の流れを楽しみながら行きます。
本当に荒れてますね。時々どこにいるのか解らなくなります。うっかり道を外し遠回りしてしまったり・・・。
8:15 a.m. 犬星滝前通過。
バイカオウレンまだ残っているかな? と右岸側を少し登りバイカオウレンの群落帯へ。
やっぱり遅かった。結実した残骸ばかりです。当然と言えば当然の事なのですが。
この辺りから上は谷が広がり空が大きく見えるようになります。源流らしい風景とでも言えばよいのでしょうか。そんな中遠くの斜面にミツバツツジの赤い色が目立ちます。その中に真っ白の花、シロヤシオです。やはり今年は早いです。
あちこち崩れたところを攀じながら行くようになるといよいよ岳峠が近付いてきます。
9:25 a.m. 岳峠通過。
いよいよ最後の登りです。
呼吸を整えながらパチリ。鎌尾根P2のアカヤシオが綺麗です。
頂上直下のアシビの木に雪が被っています。
9:35 a.m. 鎌山頂着。
先週のように足が上がらないとか攣りそうになる事もなくなんとか登ってこれました。さすがに2週連続となると少しは体力も戻るようです。しかしこの次来るのが冬だったりしたらまた先週の二の舞でしょう。
山頂北側は風が強く寒いので、南側で日向ぼっこしながら朝御飯にコンビニオニギリを齧ります。
野登、仙ヶ岳も永らく行ってないなあ。入道も行ってないなあ。年1-2回のペースになっちゃったからなあ。
9:55 a.m. 出発。
石楠花はどうかな? と三ツ口谷へ。
左股降口の石楠花の大木、蕾の付きはまずまずです。が、開花にはまだ暫くかかりそうです。いくら家の庭のが咲いたからって、こちらは山ですよ。標高も家より高いですよ。
そこで思い出しました。日陰尾根のピンクシロヤシオにすれば良かったかな。長石谷上部では咲いていたんだし日陰尾根も咲いているかもしれません。と言っても後の祭り。
ここから下、三ツ口谷尾根コースもかなり荒れています。荒れたというよりオーバーユースで人為的に崩れたと言う方が正しいでしょう。
「コワイコワイ。」と口にしながら降りて行きます。皆さん恐くないのかなあ。
尾根道から谷沿いの道に出た頃からまた左足裏に痛みを感じるようになりました。先週ほどの痛みではありませんが。やはりこれは加齢の所為かもしれません。良かった、御在所まで足を延ばさなくって。
三ツ口谷もかなり荒れています。三ツ口大滝へ直接降りるコースは以前からかなり荒れていたので敬遠したのですが、それで採ったトラバースコース、最後の枝沢が深いV字型に浸食されてしまい歩き難い事って言ったらありません。本流との出合から三ツ口大滝へ戻る道も大変です。あった筈の淵が無くなり無かった所に大きな淵が出来ていたり。
大堰堤の河原にでたところで本日は昔の道を辿ります。ここは三つの沢が合流する地点で三ツ口谷の名称の元になった地点です。今は広い砂礫に覆われているので河原を直接ダムの横まで歩いていますが、昔は大きなダム湖が出来ておりそれを避けて小尾根を二つ乗り越えてダム横に出ていました。今日はその道を辿るという訳です。
今は使われていない所為かロープが張ってありますがそれを乗り越えて行きます。日陰尾根はこの道の途中から入るのでここは通せんぼしていません。
その道で発見。長い花のイワカガミと短い花のイワカガミ。もしかして短い方がコイワカガミ?
ダム横からは峠道、表道からの道に合流。通い慣れた道を降りて行きます。あかん、また足が痛くなってきた。それにやっぱり足が攣りそう。もう長時間歩けない身体になっちゃったのかなあ。
11:40 a.m. 駐車場着。
やはり先週よりは疲れが少ないようです。さっ、早く湯治に行きましょ。
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