摩利支天岩チェック


朝陽台から降って行くとトラ紐で仕切ってあるのが見えます。
そして確かに摩利支天像の台となっていた大きな丸い岩が無くなっているのが解ります。
その左下、冬場富士見岩尾根から上がって来る所辺りにその岩が居座っています。
近付いて周りを偵察。
ふむふむこれじゃあ何時中道側に転がり落ちていくか解りません。


20160814

富士見岩の摩利支天像の台になっていた岩が転げ落ちたそうです。
かろうじて傍に留まっていますが支えとなっているのは下草のみ。いずれ中道上部の方へ落ちるであろう事は明白。それで今は中道が通行禁止となっているそうです。
野次馬根性丸出しのtanuoさん、これを見ない手はありません。という訳で今日のメインイベントは摩利支天岩の状況確認です。
盆休みは鈴鹿は閑古鳥。というのは遥か大昔の事。最近は大挙して本番に出かけるって事も無いようでお盆でも大混雑が予想されます。従って今日も早出。天気が悪い所為かそれとも日の出が遅くなった所為か家を出ると薄暗いです。住宅街を通り抜け高台から鈴鹿方面を見ると暗い雲に覆われています。
そして四日市市内では小雨。「久しぶりに傘でも差して歩くか。」

6:25 a.m. 中道駐車場着。
雨だと思っていたのにこの晴天、山頂付近だけ雲がかかっています。「暑くなりそう。」

温泉街から上がってきたのですが、スカイライン側もガラガラです。中道通行止めの情報から皆さん他へ向かわれたのかもしれません。
こちら側駐車場の奥にはT尾さんの車。3n+0日ではありませんが盆休みかな?
摩利支天岩チェックをメインとして最短コースの本谷から。Iお母さん情報からウメバチソウの蕾と崩れた場所の確認もついでに。

6:35 a.m. でっぱつ。
先ずはミヤマウズラの確認から。葉っぱはありますがまだ軸が全然伸びていません。それに株も少なくなっているような。
湿度の高い樹林帯を行きます。沢に出てもあまり涼しくありません。もう全身汗みどろ。

7:05 a.m. 不動滝着。

今日の不動滝は本来の姿。(水が落ちていません。)名古屋では夕べお湿りがあったそうです。四日市でも多少降ったようですが、こちらは殆ど降ってないようです。
小休止の後、巻道を行きます。急な階段状の道を登ると一歩毎に汗が絞り出されるようです。最近飲物の摂取過多で体重も若干増え気味。これでダイエットできるかな?
大岩の手前、前回見たイワタバコの群落は既に花はなし。まあ2週間も経ってますから当然でしょう。

7:20 a.m. 大岩着。
冷たい岩の上に座り大休止。既にシャツもパンツもべったべた。ハンカチを絞ると汗がジュ〜っとこぼれます。シャツも絞りたい気分ですが、さすがに本谷の水でシャツを洗う気にはなりませんね。(ウンコ水、ウンコ水。)
辺りには薄いガスが立ち込めています。天気が良かったのは駐車場に着いた時だけ? でも陽射しが無い方が暑くなくて宜しいようで。
でっぱつ前に傍らのクサギの花でも撮っておきましょ。

小滝連続帯も濡れている程度で殆ど流れはありません。どこを攀じようが選り取り見取り。
あちこちにススキが穂を出し秋の気配。


7:40 a.m. 大黒滝着。

水がありませんねえ。
ヒーヒー言いながら巻道を行きます。潜り岩を越えてやっと小休止。
シュロソウがまだ咲いています。その横にはアキノキリンソウ。こちらももう草臥れています。ちょっと早くねえ?

その後は崩れたという所を探しながら行きます。
大きな崩れは無いようですが岩屑が増えた所や、大きな石が当たって岩角が白く削られた跡が残っていたりします。
この程度なら概ね問題なさそうです。こちらまで通行止めにされたら行けるとこあらへんやん。
そしてその後はウメバチ地帯。
Iお母さんのページに貼られていたウメバチソウの蕾を探します。前回と同程度の小さな蕾はチラホラと見られますが、ページに貼られていたような少し大きめのものが見当たりません。あちこち探し回って足元にあるのをやっと発見。こんなとこに居たら踏み潰されてしまいそう。

シモツケソウの残骸もチラホラと現れ始めました。中にはまだ綺麗のもありますが殆どは花が落ち赤黒いものばかり。

この残骸がドンツキまで続きます。
ドンツキから朝陽台の方へ上がろうとするとT尾さんが「下草がベタベタ。」と言います。【露払い】を務めるのはお互いパス。(といっても既にズボンまで汗でベタベタですが。)一旦大黒岩で休憩し遊歩道経由で富士見岩へ行くこととします。

8:30 a.m. 大黒岩展望台着。

朝の青空、どこへ行っちゃったんでしょ。日に焼かれるのは嫌だけど景色が見えないのは寂しいですね。
ここでコーヒーブレイク。T尾さんのドリップコーヒーを頂きながら朝ご飯にコンビニオニギリ。朝食前にここまで上がって来れるってやはり備蓄が有り余っているって事なんですね。普段備蓄に努めているからなあ。(単に口が卑しいだけですが。)
大休止の後はいよいよ本日のメインイベント、まずはアゼリア前の広場へ向かいます。
アゼリア前では【メルヘンDoライブ】なるものの準備中。そのスタッフ以外にも休憩中の登山者も大勢みられます。皆さんどこからわいてきた(登ってきた)のでしょう。とりあえず本谷は我々の他に後続の数名のみ。ここは中道の二の舞(渋滞)になることは無さそうです。
自然学校前には寄らず富士見岩に直行します。
朝陽台から降って行くとトラ紐で仕切ってあるのが見えます。そして確かに摩利支天像の台となっていた大きな丸い岩が無くなっているのが解ります。その左下、冬場富士見岩尾根から上がって来る所辺りにその岩が居座っています。

近付いて周りを偵察。ふむふむこれじゃあ何時中道側に転がり落ちていくか解りません。
T尾さんはこの岩の下の笹薮の中に落ちていた摩利支天像を上まで担ぎ上げたそうです。こりゃさぞかし重かった事でしょう。こんなに善行を積めばきっと極楽浄土行きは間違いありませんな。
回り込んで裏側を見ると急な笹薮の崖。今は辛うじて留まっていますが雨でも降ればいつ転がり落ちても不思議ではありません。T尾さんがその後警察に連絡しそれからやっと中道通行止めとなったようです。

偵察後はワームホールを見つけ駐車場までワープ。御在所には神様の悪戯で出来た秘密の抜け穴がいっぱいあり、私も時々使わせて頂いています。
ワープの最中でもコモノギクやアキノキリンソウを見る事ができます。御在所の神様は万能の神様です。


10:30 a.m. 駐車場着。
ワープの最中にtanuoさん御用達のキジ場も通る事になりまして少々臭いです。
朝はガラガラだった駐車場もこの時刻ではやはり満車に。空いていたのは天気が悪そうだったからかな?

さあ早く温泉で汗を流しましょ。一度シャツを脱いで汗を絞りましたが、直ぐにまたビチョビチョ。スッキリするのは温泉しかありません。

2016年07月31日22時15分00秒 記



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