ヤマシャク求めて抜け駆けHike


遠目にも白い蕾が見て取れます。
中には咲いているようなものも。
早速道を外し近付くと、
あるわあるわ今年も大豊作。

20160430

先日のT尾さんのFaceBookに早々と山芍薬の蕾がアップされていました。
その時はまだイワザクラも見に行ってなかったので、まずは先週イワザクラ、そして本日4月30日はヤマシャク見物となりました。
予定が立ったのが前日夕方であったのとT尾さんの休みと合わない事もあり、連絡を端折り抜け駆けHike。

巷ではGWに入っている為(tanuoさんは1年365日、毎日が日曜日です。)中道駐車場は混雑が予想されます。その為今日も早めに家を出ます。
順調に走りスカイラインに入ると早くも下の方の駐車スペースに車が停まっています。登るに従いどこもかしこも埋まっています。降ってきて停めようとしている車もいます。てことは中道の大駐車場は満杯って事です。

6:30 a.m. 中道駐車場通過。
道路から見ても空きスペースが無い事は解ります。枠線外に駐車しているくらいですから。
迷う事無く片側交互の信号待ち車線に並びます。
武平まで行ってしまうとあまりにも歩く距離が短くなってしまいます。メタボ治療が必要なtanuoさんは表道から登る事とし修行場上の駐車地まで。
6:50 a.m. 支度を済ませでっぱつ。
ダム横から登りますがいきなりの急登、さすがに表道は息が上がります。しかし高度はグングン稼ぎ暫くで百闡齠W望台。まずはお不動様にご挨拶。
左側前方には武平峠の駐車場。ほぼ同じ高さに達しています。右側には朝日の射さない東多古地谷に百闡黷ェ大量の水を落としています。一昨日は大雨だったようです。

ここからは若干傾斜も落ち息を整えながら行きます。
山頂付近の斜面はあちこちアカヤシオのピンクに染まっています。かなり花数も多そうですが、表道周辺のアカヤシオは疎らにしか花を付けていません。やはり武平に停めて峠道を登った方がアカヤシオを満喫できたかもしれません。
足元に咲くタテリンも少なめで少し物足りない表道です。

登り始めから1時間くらいで水源ダム下の渡渉点。やはり表道は早いです。砂ザレを過ぎ掘割から飛び出すと日本庭園。稜線上には色濃いアカヤシオが望めます。
ここは日当たり展望ともに満点で、足元にはタテリン目の高さにシロモジが咲き誇っています。

水源ダムへの降り口を過ぎると木が切り払われダムが望めます。ダム湖の周りのアカヤシオが綺麗です。


7:55 a.m. 山頂遊歩道に飛び出します。
さすが山頂一帯はアカヤシオが綺麗です。アシビの花が鈴生りに生っています。まるで雪を被ったようです。


8:10 a.m. 望湖台着。

今日はここから地獄谷へ。久しぶりの道、踏み跡が薄くなっています。その所為かいつものルートを外してしまいとんでもなく急な所に出てしまいました。どこから降りようとこの下が地獄谷に繋がっている事は確かなのですが、ヒモ無しではチト不安です。おまけにこの靴だし。この靴、山靴とスニーカーの欠点を兼ね備えていまして、要するに良い所無しの靴って事です。安全そうなところを選びながら降りて行き、やっと大岩の下に出ました。あ〜、恐かった。
ここからは谷に沿って降ります。雪の無い季節ではもうかなり長い事来ていないような。様子も大分変っています。そして枯葉の溜まった所に足を置いた瞬間ズブッ。やっちまったぜ。下は泥水。途中で引き抜きましたが、足入れがくるぶしより浅いこの靴、すでに上から泥水が靴の中に浸入していました。
まあその内乾くでしょうからそのまま行きます。靴の所為だけでなくtanuoさん自身バランスが悪くなっている事は否めません。

8:45 a.m. 地獄谷唯一のF1着。
巻き道を降ります。ここってこんなに怖かったっけ。雪が無いとあちこち恐い所だらけですなあ。

滝下に降りると出合はすぐ。

上水晶谷に沿って降ります。やはり今日はいつもより水量が多いです。


9:15 a.m. 分岐の二つ岩着。

本日のメインイベント会場に向かいます。
チラホラとそれらしい葉っぱは見えますが蕾はまだのようです。あれじゃあ近付いて確認するまでもありません。
次に昨年大豊作だった場所、遠目にも白い蕾が見て取れます。中には咲いているようなものも。早速道を外し近付くと、あるわあるわ今年も大豊作。
既に開花し傷まみれの株もありますが殆どが今にも咲きそうなものばかり。綻びかけの蕾の上から息を吹きかけるとその風圧で花弁が少し開きます。そして中の雄蕊雌蕊が少し覗きます。

可憐なヤマシャクを堪能したところで次の群生地に向かいます。途中で色の濃いタテリン発見。通常鈴鹿で見るハルリンドウとは少し種類が違うようです。

ちらほらと疎らに生えているヤマシャクの株は見かけますがやはりまだ早いようです。
そして最後の群生地、以前はここが最も多く自生していたところですが最近は疎らにしか生えていません。日当たりも良いのですが先程の場所より蕾がまだまだ固いです。
傍にはトリカブトの大群落。ニリンソウと似ている為、トリカブトの新芽を食べてしまい命を落とす人がいると聞きます。トリカブトの新芽もパチリ。


9:50 a.m. コクイ谷出合着。

チョット早いですが朝食兼昼食とします。
時間もたっぷりあるし久しぶりにお湯を沸かしカップ麺を頂きます。
休んでいると何組かの人を見かけました。GWでこの好天、朝の駐車場の混み具合、さもありなん。

10:20 a.m. でっぱつ。
コクイ谷を遡上します。やはり水量が多く靴を濡らさないように渡渉が大変です。
谷に落ちているルンゼにはことごとく滝がかかっており、まるで雪融け時のようです。


11:05 a.m. 沢谷分岐着。

沢谷の滝上から沢谷を遡上します。
途中でいっぷく峠へ。最近はいつもこのコース。時間的にはやはり早いです。

11:40 a.m. スカイラインに出ます。ここから武平峠は目と鼻の先。
滋賀県側の駐車場もいっぱい。路駐も目立ちます。武平トンネルを潜り三重県側に出ても駐車場から溢れた路駐車がいっぱい。白線から走行車線にはみ出した車には警告書が張られています。
山頂を見上げればアカヤシオのピンク。春ですねえ。
東多古地の滝もかなりの水量。ズームアップしてパチリ。


12:20 駐車地着。
人出は多いですがこの時刻なら温泉もまだ混んでいないでしょう。さあて今日はどこにするかな。


2016年05月01日16時15分00秒 記



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