日曜の夜、急に翌月曜の予定が空き、急遽メタボ治療に出かける事に。
またまた抜け駆けHikeとなりました。
6:30 a.m. 中道入口駐車場着。
当然駐車場はガラガラです。知ってる車がないかと見まわしますがある訳ありません。
平日は道路は混んでいますが皆お仕事。駐車場はガンラガラ。こりゃ癖になっちゃいます。
念の為どなたか来ないかと時間を潰しながら朝ご飯のパンを齧ります。
7:00 a.m. でっぱつ。
この時間まだ薄暗いです。後一月で冬至。日の出も遅い筈です。
数日前から急に冷え込んだので今日は完全に冬着です。歩きだすと汗が噴き出します。やっぱり暑かったか〜。
冬道具はさすがに置いてきましたが、靴だけは冬用。久しぶりに履くと懐かしい感触です。岩に足を置いた時にネチッと食い付く感触。やっぱりビブラムは良いなあ。
先回(と言っても11月7日なので一ヶ月近く前になってしまいましたが)トレッキングシューズもどきを履いたのですが、ビブラム風のブロックパターンのソールですがどうもゴムではなくプラスチックのように硬くてズルズル滑ってばかり。そのくせソール自体はフニャフニャで岩角になんて痛くて立てません。昔の靴はクレッターでもビブラムでした。アプローチ用にスニーカーやズックを履く事もありましたが基本はやはりビブラム。靴に合わせて色んな歩き方、登り方はありますが、やはりビブラムが一番馴染みます。
そう言えばかみさんはEBシューズも持っていましたが、あれは岩場専用でしたね。そのEBでもソールは固くアブミに乗ってもつちふまずが痛くなる事はなかったようです。あのトレッキングシューズもどき、失敗だったかなあ。また安物買いの銭失いになっちゃったような・・・。
な〜んて変な事ばかり考えていたら樹林帯を抜けたようです。雲一つない青空に消え残った月が朧げに浮かんでいます。
ん? リサイズした写真では月が見えませんね。じゃあ岩棚から撮った写真も貼り付けます。
風もあまり無く穏やかな天気です。無いと行っても樹林帯と違い多少は通るので暑さも和らぎます。それより手が蒸れてしまい暫く手袋を外して歩きます。ん? 手袋の中、汗で濡れてます。
7:55 a.m. キレット着。
所々霜柱や凍ったところが出てきました。やはり冷えているのでしょうが、風も穏やかで終始日が当たっているおかげでポカポカです。中道全体が大きなひだまり? そういや冬の槍穂稜線でもこんなポカポカの時ってありました。雪の照り返しで暑いくらいなんですね。
8:10 a.m. 北谷テラス。
富士見尾根末端の岩峰が青空を背景に白く輝いています。ホントええ天気ですなあ。マンサクの蕾がいっぱいです。来年の春は大当たりですね。
暖かいと言ってもやはり長く休んでいると冷えてくるので先を急ぎます。
オーバーユースで深く抉れた掘割を行きます。ドンツキ手前のチェーン梯子、あれっ、足が届かん! 誤魔化し誤魔化し這い上がりましたが、皆さんこんなとこ難儀な事で。
その上で正面フェイスに向かって、はいポーズ。
岩陵帯を回り込み上のテラスへ。
そしてまた一段と崩れの進んだ頂上直下のガレを騙し騙し登って富士見岩へ。
8:50 a.m. 富士見岩着。
そのまま朝陽台に抜け遊歩道を降ります。スキー場ゲレンデに雪。人工雪の製造中のようですが、今日は動いていません。作っても融ける方が早いのでしょう。でも折角だから雪の上を歩かせて頂きます。ええ感触ですなあ。
9:00 a.m. 自然学校前のひだまりで小休止。夕べかみさんが握ってくれた山菜おこわのオニギリを頂きます。S司の弁当の余りで作ったので一個だけですが。
風の陰でお日様は真正面から照り付けホントぽっかぽかです。ベンチに置いた帽子や手袋から湯気が上がっています。
ふと正面の氷瀑用の骨組みを見ると一部だけ氷が付いています。早速近付いてパチリ。これも気温が高過ぎて作りかけのまま中止したのでしょう。
9:25 a.m. 望湖台着。
穏やかな冬枯れ色の世界。冷たい北風もなく極楽気分です。
武平に向けてでっぱつ。峠道も終始ひだまりの中。
10:00 a.m. 武平峠通過。
今日もここからエスケープしちゃおうかと思っていたのですが、まだこんな時刻だし、メタボ治療もしなくちゃならないし、で頑張っちゃいます。
10:25 a.m. 展望岩通過。
ここで一息入れようかと思っていましたが、メタボ治療メタボ治療! で、写真撮影のみで息を整えそのままGo Go!
10:30 a.m. 三ツ口谷ドンツキ。
ここも休まず写真のみ。Go Go。ヒ〜、しぬ〜。
10:50 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
祠に柏手。ホントご無沙汰でした。
祠の横に例のコンクリブロックがあります。これは使わない訳にはまいりません。今日は腰掛けとして使わせていただきます。
久しぶりのカップ麺。冬枯れひだまりぽっかぽか。
カップ麺の旨い季節になりました。
お腹が膨れたところで、今日の降りは?
そうだ白ハゲ! こんな日はあの尾根は無茶苦茶暖かいんだよな〜。
という事で、11:25 a.m. でっぱつ。
降り始めると、ん? 膝がガクガク。おいおいここまでガタが来たんかい。騙し騙し岳峠へ降ります。まあ年と共に騙しのテクニックも身に付けましたから。
宮妻分岐辺りまで来るとなんとか膝のガクブルも治まったようです。還暦過ぎて早や5年、年と共にガタが来るのは仕方ありませんねえ。ましてメタボの体重増が悪さして尚の事です。
11:50 a.m. サンノダケから白ハゲ裏側を一気に下降。
サラサラの砂ザレ、やはり山靴はええですなあ。スパッツ無しでも砂も入らず適度に制動をかけながら言わばスナセード?
降り過ぎると後が大変なので途中で左へトラバり登山道に戻ります。
暫く行くと草付きの傾斜地。ん? ラピュータの木が見えません。手前の松の木が大きく育ち過ぎて覆い隠しています。この松の木、枝が張り横の登山道さえも覆っています。それを越えると、ジャジャ〜ン、ありました。根元の土が洗い流されても逞しく生きています。そして来年の為の新芽も赤く膨らんでいます。
そこから鞍部へ降ると犬星滝への分岐。ここを降り長石谷へ。
谷沿いの道を辿ります。
三滝川を渡り林道へ。思ったより遅くなってしまいました。早く温泉に入って帰らないとかみさんが不機嫌になってしまいます。
名残の紅葉を愛でながら駐車場へ最後の登り。
13:00 駐車場着。
御在所は午後の陽光を受けて明るく聳えています。
明日から12月だというのにこの暖かさは何なんでしょ。暖かいのは良いのですが雪が無いのは寂しいですね。早く降れ降れ白い雪。
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