今日は田立。お久の全員集合。
7時頃なら5時くらいに出れば良いか。待たせちゃ悪いので4時半でっぱつのつもりで4時に目覚ましセット。
ところがグズグズしている内に時間は過ぎて行き結局でっぱつは4時50分頃。毎度お愚図なtanuoさんです。
スキーシーズンのような渋滞も無く車は順調に19号線を北進して行きます。今日もA5、なんとか2年目の点検前に6,000kmは走っておきたいです。このA5、早朝などのまだ充分明るくない時ランプ消灯するとインパネの照明が消えなんとも見辛いです。AUTO或いは点灯すると照明が点きメーター目盛が見えます。また昼間などの充分明るい時も照明が点きちゃんと見えます。一体どうなってるの? 設定がおかしいんとちゃう? そう思いながらAUTOにして走ります。まあこの方がトンネルに入ると自動点灯してくれて便利には便利なのですが。
帰りに長久手を通るのならディーラーに寄って聞いてみるか? そんな事を考えながら走ります。しかし軽快ですなあ。A4TQの時のような発進時の息継ぎも無く、普通に発進すると1速で直ぐ3,000r.p.m.を越えてしまいます。そうならないようにじんわりとアクセルを踏むように心掛けながら走ります。以前代車で借りたQuattroじゃないやつはA4TQの時のように息継ぎします。回転数もジワジワとしか上がらずかなり踏み込まないと2,000r.p.m.まで上がりません。同じ2.0でもこんなところでセッティングが変えてあるんですね。
前が空いているとついついスピードが出てしまいます。あかんあかんもっとゆっくり!
元越のドライブインにあるコンビニでエサを調達。のんびりしていたらチョット遅れ気味に。あかんあかん待たせちゃ申し訳ありません。ちょっと焦り気味に走ります。
6:50 a.m. 粒栗駐車場着。
なんとかセーフ。でも皆さんお待ちかねです。早速仕度をして7:00 a.m. でっぱつ。
Iさんご夫妻、ホントお久しぶり。もう1年以上ですかね。
さすがに鈴鹿とは違い涼しいです。爽やかな風に吹かれながら進みます。道端にはホトトギスの葉っぱが目立ちます。もう蕾を付けています。「もっと上へ行けば咲いているでしょう。」なんて言いながら進みます。
そしてとうとう発見。そこで気付きます。「あっ、カメラ忘れた。車の中だ。」ここまで来ちゃったらもうカメラ無し。以降T尾さんから頂いた写真を貼り付けます。
そう言えば頂いた写真、私が到着するまでに撮ったものがありました。閏滝の写真、5:37 a.m. 、コアジサイの写真、6:45 a.m. 、ネジバナ、6:48 a.m. これら全て私が到着前に写したもの。T尾さん、1時間半も前に来てたのか。
7:50 a.m. 不動岩展望台着。
小休止の後螺旋滝目指しエッチラオッチラ。螺旋滝にあったタマガワホトトギスが話題に上ります。きっと今日も咲いているに違いありません。
そうこうしている内にまたもや道路脇にホトトギス。今度は開きかけの蕾も。
8:00 a.m. 螺旋滝分岐到着
暫く降ると早速発見。Iさん、T尾さん共に撮影にご執心。
カメラを忘れたtanuoさんは手持ち無沙汰で降りて行きます。
そしてご対面。台風11号の置き土産かかなりの水量です。こんなに多いのはこの私も初めてのような。
その足元にはあちこちにタマちゃん。ここまで来ればよりどりみどり。
元の道に戻り尚も行くと眼下に洗心滝。以前は木の葉に隠れてよく見えなかったのですが、今日ははっきりと見えます。邪魔な枝を払ってくれたのか、それとも倒れたか。
そして上に目をやれば霧ヶ滝の堂々たる姿。この滝は幅の割りに水量が少なく飛沫が霧のように広がる事から名が付けられたのだと思っていました。しかし今日の霧ヶ滝は半端な水量ではありません。天河滝に匹敵するくらいの堂々たる姿です。
そしてその上には主瀑天河滝が覗いています。
霧ヶ滝の巻き道が鉄製に架け替えられていました。足場用のパイプにメッシュの金属板が付けられたものです。これなら冬に来ても安心して登れます。ここは霧ヶ滝の飛沫が凍りつき蒼氷がべっとりと付きますから。
その梯子はまだまだ続きます。最大傾斜は50度くらいあるでしょうか。昔はこんな所、それも蒼氷の付いた半ば朽ちかけの梯子を登っていたのですねえ。訪れる人が増え安全の為にこうやって手入れしてくれているのです。駐車場設置の協力費ポストはまだ200円だそうです。しまった、今朝は急いでいて入れるの忘れてました。小銭が出来るようにコンビニでお釣りを貰ったのでした。
8:30 a.m. 天河滝に到着。
さすがに堂々たる姿です。やはり水量が多いと圧巻です。流されてくる天然のミストに肌寒いくらいです。これじゃあ寒くて大休止するには防寒具が必要です。という訳でそのまま上へ。
8:40 a.m. 滝上着。
暖かな陽射しの下、平らな岩の上で小休止。足元には天河滝の河床が見え、覗くと○○が縮み上がります。
目の前には田立の村落から木曽川、坂下の町並み、その辺りから徐々に地形が競り上がり、遠く恵那山へと続いています。この雄大な景色、彫刻的ですなあ。
感慨に耽っているとT尾さんのザックから大きな箱が出てきます。その中身は? な、なんとフルーツ入りのロールケーキ!
そう言えば2年前の丁度私の誕生日、皆でここに来た時もケーキで誕生祝いをして頂いたのでした。
今日は私の退職祝い【お疲れ様会】だそうです。Iさんからもフルーツ尽くし。心遣いに胸がいっぱいです。持ち難いもの、重いものをわざわざ運び上げていただき本当にありがたいことです。
いただいていて途中で気付きます。「あっ、写真写真。」
この後、お昼にも色々ご馳走が控えているようです。そして帰りにはスイカが丸ごと1個クーラーボックスの中で待っているそうです。これって2年前と同じやん。皆様の心尽くし、本当に有り難い事です。感謝感謝。
パーティ第一ラウンド終了後奥へと進みます。
ちらほらとシモツケソウも咲き始めています。
不動滝を【ちどり桟橋】で越えると眼前には大きな滑の【龍が瀬】。今までの豪壮な滝から一転しなだらかな景色が広がります。
水量が多いですが沢の中を進みます。
鶴翼滝から上はまた落差の小さいソウメン滝、箱渕を経て丸渕へ。
田立の良さは下部の豪壮な滝とその上部源流域の箱庭のような景色の対比が味わえる点かと思います。そして間延びのするような林道歩きの後、天然公園から望む御嶽と中央の景色の雄大さ。冬でも比較的積雪量が少なく歩き易いです。冬場に見る中央の山並みは雪線がはっきり際立ち、大気が澄んでいる為尚のこと綺麗に見えます。
丸渕から林道への登りは廃道寸前に荒れています。ここで約30分の藪との格闘。半袖シャツでは腕が傷だらけ、ヒリヒリ痒い痒いこんな事も久しぶり。
10:00 a.m. 林道に合流。今日はここが最終地点。昼食場所を求め林道を不動岩側へ戻ります。
素掘りトンネルの中なら日陰だし風も通るだろうと思いましたが台風11号の置き土産で天井から雨が降っています。地面もジメジメ。
谷まで降りて日当たりの良い川原でお昼とします。
10:20 a.m. 不動岩着。
足元はスパッと切れ落ち覗くと○○が縮み上がります。「ヒエ〜、快感!」
眼前には遮るもの無く正面遥か向こうに恵那山が巨体を横たえています。そして夏の日差しを和らげるように涼風が吹き抜けて行きます。
ここの降りも階段が補修されています。自然保護を謳い文句に駐車料金を人手で徴収している所が数多とある中、無人で寄付を募りそれでこれだけの成果物を否が応でも見せ付けられれば寄付しない人は居ますまい。
ひょいひょいと降りきれば鶴翼滝。この下の龍ヶ瀬の岩盤の上で昼食です。
涼しいので日向が恋しくなります。谷に射し込む陽に当たりながら豪華な昼食。ノンアルコールビールをグビグビ、同じくノンアルコールのスパークリングワインをチュバチュバ。おつまみどっさり。さすがIさんのドラエモンポッケ。
デザートはフルーツ尽くしに小豆餅。小豆でまた加藤文太郎の話。実際小豆って行動食には最適です。いや、これは行動食ではなくれっきとしたディナーですな。
こんなに食ってたら山に太りに来ているようだ。などと贅沢な悩みを漏らしながら、それでも口を動かすことは止みません。
あ〜、食った食った。でも降りたらまた冷え冷えのスイカが待っているんですね。
昼の陽射しに輝く滝を眺めながら降って行きます。
昼過ぎに駐車場に帰着。さあスイカが待っている。その前に顔を洗って、靴を脱いで。
落ち着いたところでナイフを入れます。よく熟れていてナイフを入れるとビンッという音を立てひびが入ります。こりゃ切り易くて良い。ワイルドな切り目のスイカを皆で頂きます。あれだけ食っておきながらよく入るものですねえ。体重計に乗るのが恐い。
T尾さんはこの後夜勤だそうで、ここでお別れ。Iさん達と私は【あららぎ温泉】へ。
温泉に入る前におそるおそる体重計に乗ると・・・、「ギョエ〜!」やっちまったぜい。
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