明けましておめでとうございます。と言うにはもう時が経ち過ぎていますね。
今週もアクイグ沈殿におさえておこうか? なんて思っていたらまたまたお誘い。自発的にと言うと抵抗がありますが、お誘いとなると駄目とは言い難いようで一応稟議は承認されたようです。
てな訳で遅れ馳せながら今年お初の御在所の神様への初詣。皆様に感謝。
前回渋滞の所為で到着がギリギリになってしまったので、今回は4時半起きです。それでも倉庫でモタモタしていたら結局出発は5時。大急ぎでA5発進。
屋根があるおかげで窓が凍っている訳でもなく、車内も冷え切っている訳でもありません。車庫って最高!
おまけにシートヒーターを入れると直ぐにおケツも背中もポッカポカ。顔だけ涼しくまるで露天風呂に入っているような心地良さ。あかん、寝ちまいそう。
思ったより交通量が少ないようで快調に走ります。が、十一屋を過ぎ庄内新川橋から急にノロノロ。またかいな。やはり以前よりは景気が良くなっているようです。いや暫く行き団子を抜けると暫くは空いています。また団子かいな。ノロノロ、スイスイを何度か繰り返すと四日市市内。湯ノ山街道に折れ市内を抜けるとまた遵法闘争車。まったくええかげんにして欲しいわ。四日市IC手前の二車線区間でごぼう抜き。後はまたまたガラスキです。ふ〜草臥れる。
菰野町に入った辺りで6時半ですから今日は余裕で朝のお勤めが出来ます。久しぶりに湯ノ山バスターミナル手前のトイレへ。あれ〜、様子が変わってるやん。入り口が以前はアッパッパーだったのに扉が出来ています。観光客誘致の為トイレも改修したようです。
お勤めを終え外に出ようとした所で人と遭遇、よく見るとT尾さん。やることは皆同じ、あなたと私はクサイ仲。
Iお母さんとここで待ち合わせ、ピックアップして行くそうで、tanuoさんはお先に。どうせ仕度の遅いtanuoさんの事と見透かされています。
6:55 a.m. 中道入り口駐車場着。早速仕度にかかります。外は寒いので助手席に移り靴を履きます。モタモタやっていたら直ぐにT尾さんIお母さん到着。それからスパッツを付けてパッキングして・・・。人様を待たせる事はあっても自分が待った事は未だ嘗てないtanuoさんです。
でっぱつの頃には御在所に紅が射しています。今日はイマイチかな〜。
7:20 a.m. でっぱつ。
今年の正月は天候が悪く本番へは出かけなかった事、代わりに御在所で思いも寄らぬ大雪のプレゼントに大はしゃぎした事など楽しいお話を聞きながら登ります。
今年のように連続して融ける前に積もってくれるとそれが根雪になり嵌り込むことも無く歩くのが楽になります。また春遅くまで雪が残りその分長く楽しめます。
気になった天気もそこそこ良さそうです。滋賀県側は雪だそうで山頂辺りもその影響を受けるでしょうが。
なんたって朝家を出る時は雨が降っており、道中も名古屋市内では断続的に強くなったり弱くなったり。着いた時に雨だったら即アクイグ沈殿と決めていたのですが、幸い良くなり初詣Hikeとなりました。御在所の神様に感謝!
キレットを過ぎてからだんだん雪も増えてきますが、相変わらず硬く締まった雪で潜る事無く軽快に登って行きます。かといってペースは遅いです。メタボ治療が滞っており+5kgのtanuoさんです。余分な荷を5kg担いでいるようなものです。
代わりに口の運動は通常の2倍。ペチャクチャ、ペチャクチャ話は尽きません。
喋っている内掘割ドンツキ。目地もくっきりエルガーフェイス。
回り込んで岩稜帯へ。凹凸が雪で均されホント歩き易いです。
この辺りまで来ると視界が悪くなってきました。見えているのは入道、野登まで。それより高い所は雲の中。釈迦も全く見えません。
北側へ回り込むと透明氷でちゅ〜るちゅる。それでもノーアイゼンの不精者軍団。困った中高年です。
そこを過ぎると急に雪が深くなりますがこれも硬くしまった雪。ステップ踏み踏み階段歩き。
9:00 a.m. 上のテラス着。
暗い岩肌を背景に、まるで生き物のように降雪が流されて行きます。綺麗ですねえ。全く気にはなりませんが雪降ってますね。
そこから上のルンゼ状もしっかり雪が詰まり1mほど身長が伸びたようです。普段引っかからない木の枝にあちこち引っ掛けながら行きます。こんな低山でお手軽に雪山気分が味わえるのですから、本日も御在所の神様、新春出血大バーゲン?
そしていよいよ直下のガレ。前回同様T尾さんが「右、右。」仰せに従い進路を右に。あれっ、誰か滑り降りた気配が残ってるぜ。誰とは言いませんが、そんなことするの他にはいません。
途中でつるはしを出し、それを支点にぐいぐい登ります。ええもんですなあ。
その上も凹角部分にしっかり雪が詰まり平坦な斜面登りです。硬く締まった雪は快適です。
遊歩道への出口の梯子も最後の一段だけを残し殆ど埋まっています。ひょいと跨いで遊歩道へ。
9:15 a.m. 富士見岩着。
今日はさすがに【富士見えな岩】
締まった雪を踏みしめながら朝陽台へ。
朝陽台で風の陰でカッパを羽織りレーダードーム横から下の遊歩道へ。出だしの吹き溜まりの高さが障害物を隠し、ただの雪斜面になっています。柵の遥か上を降って行きます。時々ズボズボ嵌り込みながら下の遊歩道へ。
そり広場を抜けて自然学校へ。今日もここでストーブにあたりながら大休止。
T尾さんのお嬢さんお手製の【天むす】、Iお母さんの【どらえもんのポッケ】(お母さんのザック)からは餅と【ぜんざい】、栗、生八橋、etc.etc.
こんなところで天むすなんて贅沢〜。パリパリの白子のりに包んで頂きます。「んま〜。」
焼きたての餅を熱々のぜんざいに放り込み栗も入れると栗ぜんざい。あっま〜、旨ま〜、暖まる〜。
最後にはデザートワインならぬホット気付け薬。うっま〜。こんなとこで宴会やっててええんかい。
すっかり暖まりお腹も満腹。今日もメタボ治療ならぬメタボ促進山行です。
意を決して外に出ます。う〜、さぶっ。天国から地獄とはまさにこの事です。それに今日は風が強いです。雪を踏み締めながら行くとだんだん身体が温まってきます。
記念碑広場からブッシュ帯をどこでも歩き。
T尾さんは100円ショップで買ったと言う尻ボードを持参していました。それのお試し滑り。
あれ〜! 雪面が硬く締まり過ぎていてメチャクチャ滑ります。あわや立ち木に激突? いや辛うじて停まりました。もう少し軟らかい雪で無いと滑り過ぎて制動が効きません。
吹き溜まりではかなりの深さで積もっています。ズボズボやりながらどこでも歩き。愉しいなあ、嬉しいなあ。
峠道に出ると綺麗に雪に覆われ凹凸が無くなっています。久々の景色です。適当にルートを選びながら半ば転げ落ちるように降りて行きます。
正面の鎌は相変わらず山頂付近を閉ざしたまま。雲母峰への稜線の向こうが赤く染まって見えます。障害物(雪)の所為で低波長の赤い色だけがこちらまで届いているのでしょう。
降るに従い雪温が上がりズボズボが酷くなってゆきます。出す足、出す足、悉く踏み抜きます。ゼーハーゼーハー、足が抜けず勢い余って前のめりに突っ込みます。ヨレヨレになりながら転げ落ちて行きます。
武平峠で一息入れた後、最後のお楽しみの崖落ち。降り口の雪庇が崩れ落ち、一番美味しい所が埋まっています。それでもその上から崖落ち。ウゲゲゲゲ、刺さった足が抜けずまたまた前のめりにでんぐり返り。腹の底から大笑い。身体にも心にも良い。山は百薬の長。
スカイラインに出るとかなり降っていたのに気付きます。雪の降る中スカイラインを降りて行きます。酷使した足は悲鳴を上げ既に筋肉痛が始まっています。早く温泉でアンヨの湯治をしなくっちゃ。
駐車場に着いてもまだ降っています。車の窓の雪を払い片付け物。やってる間にもまた積もって行きます。
今日も鹿の湯。その前に涙橋下の温泉協会で温泉チケットを調達して。
三峰園の前まで降りてくるとワゴン車が滑って停まっています。モタモタやりながら結局諦めて降りて行きます。その間こちらは待ちぼうけ。ちゃんと足回りを固めてから来て下さいな。おかげでこちらはエライ時間ロス。早く温泉入りたいのに〜。
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