冬枯れHike


そしてT尾さんのザックからは…、おで〜んでんでん。
なんとこの日の為に仕込んでくれたのでした。
さぞかし重かった事でしょう。
T尾さん、作る人。運ぶ人。
私食べる人。


20141124

またもや三連休。かみさんの容体が落ち着いているので久しぶりのメタボ治療。
T尾さんのお誘いで今日は野登山。例年どおり野登からグルッと右回りで宮指路までとの事でしたが、運動不足が顕著で付いて行けるかどうか。仙鶏尾根鞍部からエスケープするかそれとも小社峠からエスケープするか? でも小社峠からの道ってムチャクチャ長かったんだよな〜。かと言ってここを逃したら後は宮指路まで行っちゃうしかありません。そうだ、小社峠で11時を過ぎていたらエスケープと決めておきましょ。
待たせちゃ悪いので目覚ましを4:30 にセットしておきます。なんやかやと雑務に追われ就寝が結局12時過ぎ。起きれるかなあ。
案の定目覚ましを止めた後起きられずうたた寝。暫くして我に返り布団を跳ね除けます。大慌てで仕度を始めますがズボンの不具合発見。え〜いままよ!と梱包用粘着テープで仮止めします。今日一日持てば良いや。
そうそう月曜日は生ゴミの日。夕べ玄関に用意しておいたゴミを車に積み出かけるついでに集積場へ。
遅れを取り戻すべく鈍足アクアのアクセルに力が入ります。が、あんまり変わんねえなあ。

なんとか 6:55 a.m.に小岐須キャンプ場の駐車場に滑り込みます。セーフ!
駐車と同時にお向かいのトイレへ。なんだか出が渋るなあ。睡眠不足の所為かな?
仕度を済ませた後は石大神をパチリ。朝陽に輝く紅葉眺め、早く行こうよあの頂へ〜♪(愛しのクレメンタインのメロディーで。)


7:25 a.m. でっぱつ。
世間話に花を咲かせながら一の谷新道から。
相変わらず滝横は恐いです。恐いもの見たさで立ち止まってパチリ。石灰質の岩が削られ真っ白です。あ〜、滑り易そう。

カサコソと枯葉を踏みながら行きます。この乾いた音、足裏に感じるこの感触、秋から初冬にかけての風物詩ですねえ。
マドが近付いて来たら大岩へトラバース。枝道だらけで大岩に寄らず道が続いていますが、一昔前に戻って大岩経由とします。昔は必ずここを通ってマドに出たもんです。

8:20 a.m. マド着。
振り返ると雲母峰、鎌がド〜ン。その間に御在所がチョコン。

さすがにここまで来ると紅葉はもう殆ど終わっています。小岐須の紅葉はキャンプ場辺りから下に移っていました。
紅葉が終わり、葉を落とした木々が陽光に白く輝くこの時期、雪が降るまでのほんの一時、この冬枯れの季節も趣きがあって良いものです。
稜線を行きます。ゼーハーゼーハー青息吐息。運動不足が堪えます。傾斜が落ちると食害防止ネット。今ではそのネットも支柱が倒れ残骸が残っているだけです。ジネグで笹も疎らになり、嘗ての身の丈を越す猛烈な笹薮は見る影もありません。

8:55 a.m. 国見の広場着。
東端の物見台から鳩ヶ峰を見下ろします。その向こうには伊勢平野、伊勢湾。名古屋から伊勢の方までズ〜っと続いています。ええ天気やなあ。

野登寺に向かいます。またまたショートカットして山門前へ。枯葉カサコソお日様ポカポカ。日溜まりHikeは愉しき哉。

杉並木の参道を行きます。石段を登ると鶏足山野登寺。またまたお参りにお願い事のてんこ盛り。
そうそうここはお寺ですから努々拍手など打たないように。

NTTの中継塔まで登り返し舗装路を行きます。グルッと西に回り込み仙鶏尾根に入ります。
昼なお暗き杉並木の激降り、そこを過ぎれば尾根への急登、ヒーハー。
痩せ尾根に入ると日当たりも良く見通しも利きます。しかしそろそろ燃料切れ。お腹に力が入りません。早いお昼とします。チョット広めの所に陣取ります。
そしてT尾さんのザックからは…、おで〜んでんでん。なんとこの日の為に仕込んでくれたのでした。さぞかし重かった事でしょう。T尾さん、作る人。運ぶ人。私食べる人。

熱々をハフハフ言いながら頂きます。空きっ腹にキク〜。旨めえ旨めえ、暖ったまる〜。
初冬におでんは相性抜群です。
お腹が膨れたところででっぱつです。暫く行くと最低鞍部。仙ヶ谷への分岐です。さすがにここからこの時間でエスケープは気が引けます。未だ嘗て通った事がないので向学の為に行ってみたい気もしますが。
誘惑を振り切り仙ヶ岳へ。

11:10 a.m. 山頂手前の展望台着。


11:25 a.m. 山頂着。振り返ると野登山。

仙の石に向かいます。

一休みした後は西峰へ。降りは良い良い、登りはキッツ〜。足が攣りそう。いよいよ限界のようです。運動不足が祟りメタボ治療に専念できません。

11:45 a.m. 西峰着。

小休止の後は小社峠へ。急な降りで膝が笑っています。ケケッ、ケケッ

12:00 a.m. 小社峠着。
既に11時を1時間も過ぎています。途中早飯を食ったのも一因ですが、こりゃもう間違いなくここからエスケープ。この足で犬返しまでの三つほどのアップダウンは到底耐え切れません。
T尾さんには少々物足り負かったかもしれませんが、偶にはこんなだらだらな林道の延々歩きも話の種になるでしょう。
暗い樹林帯の中の激降り、スニーカーじゃあズルズル滑って仕方の無い道ですが今日は山靴。山靴大正解。
永遠に続くかと思うような道もお喋りしながらだと気分的に楽です。時々覗く仙ヶ谷の渓谷美を楽しみながら行きます。狭い谷から抜けると明るく広い川沿いを行きます。時折紅葉に出くわします。愉しき哉愉しき哉。

やっと大石橋。着いたと思いきや、車はこの下のキャンプ場駐車場。ゲゲッ、まだあるやん。

13:40 駐車場着。
久しぶりに草臥れました。
湯ノ山で温泉でも。と思っていましたがもう14時、今日は温泉パスで我家の水道水温泉にします。早く帰って残務整理。


2014年11月25日23時20分00秒 記



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