コクイ谷ソーメンパーティ


さすが高級ブランド揖保の糸。
プッツンプッツン弾けるように噛み切れるこの食感、
うどん食感の冷麦とは全く別物です。
ササユリといい素麺と言い、
tanuoさんはお細いのがお好き。


20140615

Weekly復活と宣言したばかりなのに早速一週抜けてしまいました。
6/15(日)はT尾さんからお誘いのあった【コクイ谷で素麺パーティー】。どうすべきか迷っていたらかみさんが行け行けと言います。それに甘えて一週抜けてのメタボ治療です。いや減った分以上に食っていてはメタボは進行するばかり。

6:55 a.m. 中道駐車場着。
満車であろう事は解っていますが、一応中に入り空きを探します。ムムッ、T尾さんおらへんやん。
幸い一台分空いていますがこの混みようでは中道はパス。それじゃあ表道入り口まで行っちゃいましょ。
三ツ口ダムのカーブの空き地に特徴的な車が停まっています。この車一目で誰のものか解ってしまいます。丁度これから出かけようかってところです。減速して近付きます。
我家の状況から今日は私がパスるものと思いこちらに移動したそうです。中道駐車場の1台分の空きはT尾さんが停めていた所だったそうです。どうりであの混み具合の中、あんな所が空いていた訳です。
予定決行、表道入り口の駐車スペースに移動します。

7:10 a.m. でっぱつ。
東多古地のダム横からのこの登り、いきなりの急登で息が上がります。ほんの十数分でもう百間滝展望台。武平峠とほぼ同じ高さです。

息を整えながらお不動さんに拍手。
スカイラインの法面工事ですっかり南側の展望が開けました。覗くとキンキンが縮み上がります。う〜快感。
反対に滝側の展望が以前よりどんどん悪くなって行きます。樹木の伸びが年に数十cm。10年経てば数mです。滝の下の方は木に遮られて覗けません。
T尾さんが百間滝の高さってどれくらいかな?っと言います。名前通りなら180mですが百間と謳うのは高さを強調する為に使っているのが一般的。実際にはそんなにないでしょう。あらためて目測してみますが下の方が見えません。見えている範囲だけで1ピッチ強ってところでしょうか。隠れている所も同じくらいあるとしても、せいぜい80m程度。名前の半分くらいでしょうか。
今は50mザイルが一般的ですが昔は40mが一般的でした。セルフビレイ分を含めると1ピッチは30m〜35mがいっぱいいっぱい。もう少し余裕が欲しいって事で50mが一般的になったのかもしれません。1ピッチがどれくらいか目測で解るなんて、変な事ばかり覚えているものです。

ここを過ぎれば幾分傾斜が緩みます。爽やかな初夏の風が吹き抜け、前回に続き絶好の天候です。
今日はカメラを忘れずに持ってきましたがシロヤシオは既に散り果て高い所にサラサが咲いているのが見えるだけ。撮るようなところはありません。
季節はヤマツツジの朱色に移り艶やかさに欠けます。朱色と周りの緑って十二色環で補色の関係ですからあまり馴染まないんですね。
くっちゃべりながら単調なそして急なツヅラ折れを登って行くとやがて渡渉点。
その上のザレにはおびただしいサラサの落花。溝を埋め尽くすように赤茶けたむくろを曝しています。先週ならこれもまだ綺麗な更紗織の色を留めていたでしょうに。
水源ダム湖を横目に崩れかけた階段を登り詰めるとアゼリア裏手の遊歩道に飛び出します。(8:25 a.m.)

遊歩道を望湖台へ向かいます。この辺りは今がサラサ、ベニの最盛期。青空にサラサの艶やかさが映えます。木全体に鈴生りに垂れ下がったベニが赤黒く自己主張しています。

今年は本当に花の当たり年だったようです。但しT尾さん曰く「百合子ちゃんは少ない。」
中道沿いのめぼしい所は解っていてもあの混雑を思うとつい足を背けたくなります。
そこで三角点への途中で先々週見つけた株を思い出します。蕾は付いていませんでしたが来年に期待して…、「ギャン!」あらへんねん、あらへんねん。こりゃ鹿にでも食われたかな?
御在所のササユリは減る一方です。昔はイブキザサの藪の中にポツリポツリとよく見かけたものですが。
ササユリはやはりこのような厳しい環境の中で育ったものがよりササユリらしくて綺麗です。昨年豊田の里山でよく見かけたササユリ、あれは見るからに豪傑のような躯体に必ず花が二輪付いており、ちっともササユリらしくありません。直径10mmもあるようなぶっとい茎では風に揺れる姿に繊細さがありません。
2-3mmしかない華奢な茎に不釣合いなほどの大きな花を付けそれが微かな風に個体全体で揺れる、その弱々しさ健気さこそがササユリの真骨頂です。
豊田のササユリ? あれはもう全くの別品種と言って良いのではないでしょうかね。あくまでも私の個人的な感じ方ですが。
あれ? 前回も同じような事を書いたような…。tanuoさん、認知症が結構進んでますな。

8:40 a.m. 望湖台着。

山肌があちこち白くなっています。まとまって白くなっているのはヤマボウシ。白い個体がポツポツと見えるのは朴の花。
どこかで軽飛行機が墜落したのと見間違えたなんてニューズもありましたなあ。いずれも例年にない花付きです。
コクイ谷へは地獄谷から回っても良いのですが、今日もまた早仕舞いなので西尾根からショートカット。記念碑広場へ回ります。
三角点からの降り階段、頭上のサラサが綺麗です。右手草叢のタニウツギが艶やかです。

T尾さんがなにやら見つめています。なにこれ? タテリンの種のようです。ソフトクリームのように捻って閉じた花びらの先にまた別の花が咲いているように見えます。

記念碑から西尾根を降ります。急な降り、よく滑ります。山靴でこうですからスニーカーではどうなることやら。って前はスニーカーだったやん。
最短距離で上水晶の二つ岩へ。ズルズル、スッテンコロリン。

9:40 a.m. 二つ岩着。

流れの様子が変わり撮影に良いアングルがとれません。まっいいか。
コクイ谷出合へ向かいます。
山芍薬の時期はとうに過ぎ今は葉っぱのみ。傍にはトリカブトの葉が目立ちます。ヒトリシズカの地味な花が咲いていますが、ほんとパッとしませんね。

10:00 a.m. コクイ谷出合着。
早速素麺パーティーです。なにもかも用意していただき有難うございます。
さすが高級ブランド揖保の糸。プッツンプッツン弾けるように噛み切れるこの食感、うどん食感の冷麦とは全く別物です。ササユリといい素麺と言い、tanuoさんはお細いのがお好き。
ウオ〜、食った食った。爽やか爽やか。やっぱ夏はこれだね。素麺やっぱり揖保の糸〜♪
爽やかな風の通る木漏れ日の下、清涼感たっぷりの素麺パーティ、あっちゅうまにおしまいです。
その後はドリップコーヒーまで頂いちゃって、あ〜、極楽極楽コクイ谷。

お腹が膨れたらでっぱつです。爽やかな初夏の水辺を行きます。こんなに爽やかなら帰りの沢谷峠からの道もお蛭様におめにかかることは無さそうです。

案の定、蛭に遭遇することもなく武平峠に降り立ちました。そして車は表道入り口。こりゃ早くていいや。
武平の手前からヘリの爆音が聞こえていました。スカイラインから山頂付近を見ると一箇所でホバリングしています。事故なのか訓練なのか、かなり長い時間です。車に着く頃には燃料切れか終わったのか引揚げて行きました。間近で見る航空ショー、しっかり楽しませて頂きました。
〆は希望荘のオオヤマレンゲ。グリーンホテル常連さんのT尾さんも写真撮影の為に希望荘へ。
パチパチ、パチパチ俄か撮影会です。



2014年06月19日14時30分00秒 記



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