20140427

お花見Hike

そしていよいよご対面。
可憐ですねえ。
いや今年のは花自体も大きいです。
凄く見栄えがします。

20140427

前回からまた一月が過ぎてしまいました。GWも何かと雑用が入っています。じゃあ行ける時に行っておきましょ。私自身の健康管理とメタボ治療もしておかなければ、家族の面倒を見ることが出来なくなってしまいます。
この前は水を忘れたので今日は念入りにチェック。それでも何かを忘れているような気がします。
夕べの内に握っておいたオニギリも忘れないように。ヘヘッ、最近はお昼の弁当も自分で用意しています。慣れればさほど苦痛でもありません。もう少しまともな料理ができるようになれば、もう一人前の主夫です。

昔はGWというと各山岳会は合宿の為、鈴鹿とりわけ藤内なんて閑古鳥が鳴いていました。しかし今の山ブーム、大挙して北アに出かける訳ではなく鈴鹿日帰りが多いようです。きっと御在所の駐車場も早朝から満杯になっている事でしょう。そんな訳で今日もぶつけられても気にならない鈍足アクアちゃんでお出かけです。それに燃費が良いのも魅力のひとつ。車両価格の差を燃費で取り返すのは至難の業には違いありませんが、買っちゃった訳だしあるものを使わない手はありません。
う～、しかしこの車、フラストレーションが溜まるなあ。

7：00 a.m. 中道駐車場着。
途中の道端にも駐車している車がかなり目立ちましたが、やはりここは既に満杯のようです。その手前にＴ尾さんが居ます。手招きして誘導してくれます。掟破りの駐車ですが道路交通法違反をやっている訳ではないので、まあ大目に見て頂きましょう。
Ｔ尾さんから今年の花情報を教えてもらいます。特にコブシ（タムシバ？）が尋常ではない花数の多さだとか。そしてこの季節の目玉商品、○サクラも多いそうです。一時期絶滅かと思われるほど減っていたのがかなり盛り返しているそうです。そうと聞いたら今日は長石から。早仕舞いなので鎌だけにしておきます。後2週間もすれば○芍の季節、その頃は来れそうにないなあ。石楠花も鈴鹿のは見えませんが、家の庭で既に鑑賞しちゃいましたから充分です。
長石谷に入り最奥の堰堤から振り返ると鮮やかな新緑。まだ山桜も残っています。良い時期に来れました。

沢沿いに行くとＴ尾さんが対岸の崖を指差します。○サクラちゃん、かなり下流域まで生息地を拡大しているようです。わざわざ対岸のそれもかなりヤバイ所を攀じなくても今日はそこらじゅう桜子ちゃんが居るそうなので後の楽しみにしておきます。
そしていよいよご対面。

可憐ですねえ。いや今年のは花自体も大きいです。凄く見栄えがします。
もう暫く行くといつもの自生地。若干株の数も増えているように思います。ここも花自体が大きいです。そしてその傍にはヤマルリソウ。見るたびにワスレナグサを連想しそのメロディーが頭に浮かびます。

そしてその上でもあちらこちらで○サクラ。希少性がなくなり見飽きてしまいます。（なんちゅう贅沢な！）

○サクラの他にもいろいろな花が季節を告げています。流れに新緑の鮮やかさが映えます。

流れが尽き岳峠が近付いてくるとアカヤシオが目の高さで見られるようになってきます。岩を乗り越した瞬間目の前にいろんな花が現れます。この軽い驚きが登高の苦しさを紛らさせてくれます。

9：25 a.m. 鎌ヶ岳山頂着。
さすがＧＷ、さすが鎌ヶ岳、凄い人出です。
長い間のご無沙汰を鎌の神様に詫びるかのように祠に拍手。
山頂のアカヤシオは蕾が今にもはちきれそうに膨らんでいます。
周りを見下ろすと白い点々がそこらじゅうに見えます。紛れも無くコブシです。それにしても凄い凄い。こんなに咲いたのは未だかつてありません。ただ花数が多い所為か花ひとつひとつはかなり小さそう。

休憩場所を求めて山頂北側へ移動。岩の上に腰を下ろし朝御飯です。Ｔ尾さんがドリップコーヒーを淹れてくれます。さすがに本物のコーヒー、香りも味も格別です。
久々の山のてっぺんでのティータイム、世間話に華が咲きます。

9：45 a.m. でっぱつ。
山頂では肌寒いくらいだったので、降りは馬の背から。風も無く日当たり最高、ポカポカの日溜まりを下ります。
鎌から見下ろすとピンクと白に染まっていましたが、こうやって尾根を歩くと手近にその花が見えます。
足元にはタテリン、イワウチワがところ狭しと咲き乱れています。