早春Hike


ピーカン青空、雲殆どなし。
しかし春霞がかかり富士はおろか御岳も北アも見えません。
まるっきり春です。鶯も鳴かんし早春賦でも歌うか?


20140201

とうとう2月になってしまいました。Ah never the less. 今日も早仕舞いでスキーに行けません。このままでは今シーズンは一度も行けなかったりして…。
仕方が無いので今日もメタボ治療に御在所へ。
さすがに今朝は車の窓が真っ白に凍っていました。テルモスにお茶を入れた残り湯をかけて溶かします。ちょっとお湯が足りなかったかな?ワイパーでかきとるのが遅かったのか部分的にお湯が凍ってしまいました。まあ走り出せば融けるでしょう。外気温表示は−2.5℃、やっと冬らしくなったかな?
23号線は相変わらず混んでいます。景気が良くなっているのでしょうから、なんのこれしき我慢我慢。
湯ノ山に入っても先週と打って変わって道路はカラカラ。お山も真っ黒、夏衣装。

6:55 a.m. 中道駐車場着。
外気温は+1℃、家より暖かいじゃないですか。そりゃ雪も融けてしまいますわ。
仕度をしていると見覚えのある車が。やはりIお母さんでした今日はお父さんはお仕事かな? 2駆ですがこの道路状況ならNo problem.

7:15 a.m. 頃? でっぱつ。
お父さんは肩を傷めたとかで休養だそうです。年を取ると直りが遅くなるとお嘆きだとか。それでお母さんはザバスを勧めているそうです。生体の構成物はたんぱく質、アミノ酸ですから。ついでにSTAP細胞も。近い将来怪我などの治療に驚異的な成果を発揮するようになるんでしょうねえ。週末は巷で小保方旋風が吹き荒れていましたねえ。
「後一日だけ頑張ってみよう。」なんてほんと身につまされます。割烹着、にわかブームになりそうです。

今日は暑いです。そりゃそうでしょ、駐車場で+1℃でしたから。日が昇るともっと暑くなるでしょう。
雲ひとつない晴天、陽射しはもう春。時々鳥の囀りも聞こえます。

尾根筋に出る手前から融け残った雪が見られるようになりましたが、ほとんど氷です。岩の出ている所を選びながら行きます。
暑いので手袋も外し手に持って行きます。
雪渓滑りて岩場を登りゃ、触れる岩肌の冷たさよ〜♪ なんて歌がありましたが手袋無しで冷たい岩に触れるほどの暖かさです。こりゃあもう早春ですな。
キレットで風に吹かれるのが爽やかなほどの陽気です。

キレットからの登り返し、また風が途絶えてしまいます。
暫く前にあれほどあった雪がほとんど消えてしまいました。滑り降りてきた枝道もカラカラでブッシュだらけ。
凹角を越えると急に雪が現れます。北谷テラスから上の掘割も固い雪が詰まっています。しっかりしたステップが残っている為滑る事はありません。またトレースを外すとグサグサで潜る事はあっても滑る事はありません。そのままドンツキから岩稜帯へ。
さすがにここまで来ると風が冷たいです。

北側に回りこんだところで踏み固められた雪が一旦融けそれが氷になっています。お母さんはここでアイゼンを着けます。同じ着けるならもっと平坦な所で着ければ良いのに。いやそう促さなかったtanuoさんが悪い。日が射すと一気に腐る事が解っているだけについアイゼンを着けずに済ませようという不精さが丸見えです。
日陰のいやらしい降りを過ぎるとすぐ日が射し出しもう既に雪が腐り始めています。だから着けたくないんだよなあ。

9:05 a.m. 上のテラス着。

ここから先の固く締まった雪、お母さんは風のように通り抜けて行きます。ノーアイゼンのままのtanuoさんは四苦八苦。とうとうつるはしを出します。
直下のガレは先週の我々の踏み跡を辿ります。深いステップが出来ているので楽チン楽チン。
ところがお母さん、解け出した水が棚田のように凍った所へ行きます。模様がとても綺麗なんだとか。tanuoさんも後に続きます。なるほどなるほどこりゃお見事。

自然の芸術、いとおかし。

9:20 a.m. 富士見岩着。

ピーカン青空、雲殆どなし。しかし春霞がかかり富士はおろか御岳も北アも見えません。まるっきり春です。鶯も鳴かんし早春賦でも歌うか。
富士見岩の看板に落書きして「富士見えな岩」にしちゃおか?
お喋りしていたら大黒岩展望台に人影。すわM先生? いやいや別人でした。

朝陽台からはまた先週同様疎林帯の中のどこでも歩き。ん?先週よりズボズボ嵌ります。締りが悪いですなあ。
遊歩道に抜けて自然学校前へ向かいます。好天に誘われてそり広場は大賑わい。
人工氷瀑も綺麗です。

自然学校前で小休止。早速朝御飯を頂きます。この陽気、暖かな日溜まりの中、テルモスのお茶のありがたみが薄れてしまいます。
スキー客もいつもとは比較にならないほどの多さです。今日はロープウェイも儲かってますな。
そして自然学校のスノーシュー貸し出しも大盛況。儲かることは良い事だ。
食後は望湖台へ。側溝が雪に覆われ遊歩道が広くなっています。広々とした遊歩道、良いもんです。
三角点と記念碑広場への分岐、疎林帯の中へ直登を試みますがギブアップ。雪が緩んでいます。気温の所為かまだ締まっていないのか?この分だと望湖台からもズボズボ行きそうです。

三角点から望湖台へ。スノーシューのトレースを辿り雪原を行きます。スノーシューで踏んだだけではやはり締りが甘いです。ズボズボズボ。


10:15 a.m. 望湖台着。

やっぱり天気が良いと山が綺麗です。暖かすぎて岩に張り付いていたエビの尻尾は綺麗に消えていました。
さあ次は記念碑広場を目指して雪原に突入!

あちこち雪を求めて道を外しながら峠道へ。
峠道もすっかり雪が減っています。なんだかここ数年雪が少なくなっているようです。
暫く降るとすっかり消えています。面白くねえなあ。
手前の青々とした樹林と白い雨乞岳のコントラストが殊の外綺麗です。


10:50 a.m. 武平峠着。
今日も早仕舞いの為ここからエスケープです。
急遽先週M先生が落としたテルモスを探すべくテルモス捜索隊を結成します。といってもメンバーは二人だけですが。
先ずは今日は崖落ちは止めて正規の道を辿ります。

スカイラインへの道の南側の沢、三滝川の源流をM先生だけが降って行ったのでそこを辿ればどこかに落ちている筈。
M先生が沢に下りた所から谷を見下ろすと降り口からの沢と本流の出合の直ぐ下にはっきりと見えています。先週は雪に覆われていたので探し難かったでしょうが今日はすっかり雪が融けモロに見えています。これならそのまま谷通しに降るよりテルモスを回収しここまで戻った方が楽です。
という訳で難なく回収。テルモス捜索はここで解除。いやにあっけなかったです。
これでまたレモネードのお相伴に与る事ができます。ウッシッシ。
めっきり雪の少なくなったスカイラインを降ります。陽射しも暖かくもうすっかり春です。


2014年02月02日00時50分00秒 記



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